クルー
Jun
13
初めて乗った時は、予想してきたことではあるが、とても不安定で驚いた。
練習は「バランスを取ること」を中心に行ってきた。
そのうち、みんなの意識が合いはじめ、ついに船は安定して走るようになってきた。
特に、うねりの中では、強い2次安定性を感じることができた。
そして、やっと「力を入れて漕ぐ」事が出来るレベルに達した。
後は、帆を使った時のヒールと浸水の対策が必要だった。
その解決策の一つが、船体の横にぶら下げた「巨竹」のポンツーンだ。
船体は大幅に重量を増したが、同時に凄まじい浮力を手に入れた。
しかし、安定と同時に、一漕ぎに要するパワーは増大した。
個人的にはこの数ヶ月間、筋量が増大するトレーニングを中止し、バランスを中心とした厳しいトレーニングに耐えてきた。
しかし、どうやら今年はパワー勝負だ。
チームにとって、どのような解決策が最善であるのか?
先人の知恵に追い付いていない僕らには、そんな答えは分からない。
何かを試し、何かを見つける。
だから、このサバニは面白いのだ。
沖縄在住社だけのチームとは違い、揃って練習する機会の少ない僕らは、練習不足を補うためのいろいろな方法を考える。
毎年・毎年、激論と試行錯誤を繰り返し、前へと進む。
それがニヌハチームなのだ。
過去2年間、僕はこのチームのスキッパーを務めた。
チームを一つにする難しさ、判断する難しさ、決定事項を浸透させる難しさは、痛いほど知っている。
今年は我がチームリーダーの忠さんが、3年ぶりにレースに参加し、スキッパーを務める。
僕は1クルーとしての仕事をするのだ。
漕げ!と言われれば、何時間でも全力で漕ぐ。
帆を持てと言われれば、正確に操作する。
舵を取れと言われれば、進路に集中する。
意見はするが、決定には従う。
それがクルーの仕事だ。
今年もレースの日程が近付いてきた。
表現方法は違っても、僕が疑問に思う事は、忠さんも必ず疑問を感じている。
それを信じて、クルーとしての良い仕事をしたいと思う。
あと2週間。
パワー勝負の身体に変更だ!
Posted at 2008-06-13 16:56
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Posted at 2008-06-15 00:25
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Posted at 2008-06-13 17:09
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Posted at 2008-06-15 00:26
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Posted at 2008-06-13 17:32
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Posted at 2008-06-15 00:30
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