ローター
Feb
11
クラシカルな雰囲気を残す、17インチホイール。そのホイール内に収まる限界サイズだ。
悪魔のパワーを日本の鬼が止める。
ガラスを持たない車体は少々大げさだが、この形には魅力を感じる。
ヤレた味付けがいいバランス感覚だ。
ここまで考えているから、映画を観る人の目にも違和感なく映るのだ。
ベースになった車両は、1世代前のJEEP(YJ)であろう。
こんなの作ってくれる人いないかな。
実は僕にはアートに見える。
素晴らしいギターの音色。
泣かせるストーリー。
香り高いコーヒー。
心臓を止めかねない絵画。
それらと何も変わりはない。
他人が到達しようとしても、到達し得ないもの。
それは、やはりアートではないのだろうか?
これは、担当メカが作り出したアート。
1969年生まれの彼女。
今度は、君を確実に止めてみせる。
現在の、フロント8POT、リア6POTに比べると大げさではないが、実力重視の選択だ。
下は、ディスカバリー・チャンネルでおなじみの、世界中で人気を誇るチョッパービルダー「オレンジ・カウンティ・チョッパーズ(OCC)」の作品。
OCCの作品は、顧客の職業、趣味、嗜好を取り入れ、全くのワンオフで作成される。
顧客は、有名スポーツ選手、芸能人・・・etc。
日本では、「改造車=ろくでもない連中」という図式だが、こちらは成功者の証。
OCCの作品はチャリティーの景品になったりもする人気ぶりなのだ。
その気になれば、もちろん日本でも合法的に乗ることができる。
本物の不良になるためには、まず成功というハードルを超えなくてはならない。
僕はまだまだ「ぬるい」な。
がんばらねば・・・。
信号待ちで並んだ、大型トラックを見た時、そんな映画を思い出した。