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posted 2011-01-10 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書には表題作の『おちゃっぴい』を含め、江戸の下町を舞台とした6篇の物語が納められています。 「おちゃっぴい」とはおてんば娘を指す言い方で、札差業の「駿河屋」の16歳の娘<お吉>のことで、父から薦めらえた21歳の手代<惣助>との縁談に逆らって家を飛び出したものの、偶然出会った絵師の<菊川英泉>の諭し...
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posted 2011-01-01 02:00
日々是勉学
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らっち
2010年も良い本に巡り会えました。 2011年もそうありたいです。 12月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:2827ページ会社を辞めてフリーで・個人で事業を始める前に読む本 (アスカビジネス)気づき:WINDOWS98時代の本。経理に1章割り当てられていた。弥生会計とか経理ソフトが...
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posted 2010-12-23 04:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は、副題に<警視庁捜査一課・貴島柊志>とあるように、殺人事件を捜査するミステリーものです。 冒頭は5歳の少女<里見悦子>の身の回りに起こった姪<アイ>の池での水死事件や、その母親である叔母も同じ池で水死する回想から導入部分は始まります。 忌まわしい事件から17年経った<悦子>は、「日本ミステリー...
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posted 2010-12-21 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は江戸の歌舞伎小屋「森田座」の大部屋女形<梅村濱次>で、幽霊や物の怪などの怨霊事が好きで、のんびりとした性格です。 ある日<濱次>は、見知らぬ娘から朝顔の植木鉢を預かってくれと頼まれ、小屋に持って帰る羽目になってしまいましたが、それは「変化朝顔」という種類でした。 <濱次>の奥役(付け人)<清...
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posted 2010-12-20 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者自身の自伝的な行動録の(今のところ唯一の)「エッセイ」ながら、三人称で綴られているので、読み手は「これは小説か」と間違えそうな構成でした。 <登美彦>は勤め先(註:国立国会図書館)の同僚<鍵屋>家の所持する荒れ放題の竹林をきれいにしようと思い立ち、大学の友人<明石>氏と二人で果敢に「竹」の伐採に...
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posted 2010-12-18 04:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
21世紀後半、アメリカ合衆国で起きた暴動をきっかけとして多くの核弾頭が飛び交い放射能で汚染された<大災禍(ザ・メイルストロム)>が起こり、従来の「国」は崩壊、新たな統治組織として「正府(ヴァイガメント)」が誕生、人間は健康と幸福の福利厚生社会を築き上げていました。 そこでは、<個人用医療薬精製システ...
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posted 2010-12-16 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公<夏目栞>が、10年ぶりに故郷の小学校を訪れ、自分が4年2組で過ごした一年を振り返る物語で、「第18回椋鳥十児児童文学賞」の受賞作品です。 <栞>は、「ち」と「き」の発音がうまくできずに特別授業として『ことば教室』に通い、定年間近の<佐山先生>に指導を受けていますが、日常生活の出来事を通じて、...
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posted 2010-12-14 13:42
ゆきおのブログ
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yukio
あの関根勤さんの新書。 ブックオフで105円。 題名が気に入らないが、なかみは、極まじめで そのまじめさにうたれました。 本書でで気に入った言葉 〜自分を肯定する以上に他人を肯定することは難しい。〜...
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posted 2010-12-12 13:00
日々是勉学
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らっち
11月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:2744ページ おとな二人の午後―異邦人対談 気になる一文:本来、洋服の個性を着るんですよね/異国では相手の土俵に立ってみることに加えて、もうひとつ、けっして恐縮しないことが大切なんですね/日本のように、あるものが真実であって、言葉という手...
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posted 2010-12-07 20:38
四季織々〜景望綴
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keimi
先日気になる本で紹介した 『小さいおうち』を読みました。 第143回直木賞受賞作!『小さいおうち』 中島京子 著 / 文藝春秋 刊 昭和モダンの記憶を綴るノートに隠されたひそやかな恋愛事件 ・・・本文より・・・ わたしには一軒だけ、ここがわたしの終の棲家と思い定めた家があった。 赤い屋根が目に映える...