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posted 2010-09-17 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
前作の 『京都「龍馬逍遥」憂愁の殺人』 に次ぐ、<名探偵・星井裕の事件簿>シリーズとして本書が第9作目です。 今回写真家の<星井裕>は、雑誌『ラ・ポンテ』の和菓子特集で、京都の老舗和菓子屋「若狭屋源月」を訪問、先代の<島尾源衛門>が亡くなったばかりで息子の<源太>が跡を継ぎ、その嫁<加代>が「和スイ...
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posted 2010-09-12 05:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
1990年、著者38歳の時に発病した「パニック障害」で総合病院の病棟責任者の職を解かれ、その後「うつ病」と診断された内科医の自伝的小説が『トラや』です。 主人公は「わたし」や「僕」といった主語を使うことなく、切々とした文章で心の動きを表現するという文体が印象的でした。 病院の近くの社宅に住んでいた時...
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posted 2010-09-11 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
冒頭には、<この小説は実際の事件を発想の発端にしているが、フィクションであり事実とは異なる>と書かれています。 本書には6編の短篇が収められていますが、タイトル通り身近な事件や出来事が掲載されている新聞の三面記事をもとに、著者は自分の事件として大胆な想像力でそれぞれのストーリーを独自の目線で組み立て...
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アナログ世界をデジタルで分析して解明するには限界があると思います。また分析できても敢えて踏み入れないほうが良い領域もあるのは確かでしょう。 特に精神世界を科学で切り込むのはタブーな部分を感じざるをえないものがありました。 しかし、この1ヶ月でたまたま手にした下記の三冊の本はいろいろな面を示唆している...
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posted 2010-09-04 23:41
日々是勉学
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らっち
8月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:1759ページ思わず使ってしまうおバカな日本語 (祥伝社新書 91)気づき:我を振り直すための本 気になる一文:全肯定ではなく、許せないところをどう許していくか。ダメなところとどう折り合いを付けていくか。それが大人の知恵ではないだろうか。読了日:0...
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posted 2010-09-01 19:30
四季織々〜景望綴
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keimi
夏休みに読んだ唯一の本です。 先日、妙見神社に一緒に行った友人が「今読んでいる本に出てきそうな神社だわ。読み終わったら貸してあげるね」と先日貸してくれました。 九つの短編集です。 『ミラクル・ファミリー』柏葉 幸子・著 講談社文庫 たぬき親父 春に会う ミミズク図書館 木積み村 ザクロの木の下で ...
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わかっているようで一番わかっていないのが自分のことですね。 半年前に買った本をもう一度手にして読んで、自分自身は?を振り返ってみました。 半年前とは違うグループを選んでしまった自分。もう一度向き合ってみると、今回選んだのが自分なのでは?と感じています。 髭を育てている場合ではなく、内面ともっと向き合...
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posted 2010-08-30 05:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
10年前の未解決の事件に使われた同じナイフで、殺す手段は絞殺・刺殺・銃殺と違えども、最終的に首に刺す形の3人目の死体が公園で発見されます。 捜査一課の<沢村慶司>は、事件の所轄の中出署の生活安全課の<長沢初美>と組みながら、事件の捜査を進めていきますが、自分の意見を持たない風見鶏的な<西浦>管理官と...
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posted 2010-08-29 23:06
ギター余話
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Toshiaki Nomura
秋季講座のテキストが届いた。 なかなか奥が深い・・・。...
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posted 2010-08-22 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
子供の頃から「始祖鳥」をなぜか嫌っている主人公<ナオミ>は33歳です。 一度結婚していますがすぐに離婚、風俗業やキャバクラの水商売で生計を立て、ここ最近は貯えていた貯金で世捨て人の生活をしています。 <ナオミ>は霊感が強いのか幽霊が付きまとい、「始祖鳥」ならぬ「死相鳥」に恐怖を覚え、「キッチンガーデ...