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posted 2017-06-15 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<堂場瞬一>は好きな作家のひとりで、<高城賢吾>を主人公とする 『蝕罪』 で始まる「警視庁失踪課」シリーズも第10作目の 『献身』 で終わり、いまは<大友鉄>を主人公とする 「アナザフェイス」シリーズと、新米刑事として登場した<一之瀬拓真>の成長ぶりが楽しみな 『ルーキー』 にはじまり 『奪還の日』...
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posted 2017-06-11 05:31
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ファルコン
芝浦のマンションで銀座の高級クラブのホステス<石本真由>の死体が発見される。現場を見た東京地検検事の<江木秀哉>は、殺人現場として奇妙な違和感を覚えます。 司法解剖の結果、被害者は妊娠3か月だったことが判明。マンションの防犯カメラから不審な男の存在が明らかになり、やがて東京地検の公金不正流用疑惑を追...
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posted 2017-06-06 05:28
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ファルコン
著者の作品は、『ジウ』シリーズ (Ⅰ) ・ (Ⅱ) ・ (Ⅲ) をはじめ、テレビドラマ化や映画化された 『ストロベリーナイト』 に始まる<姫川玲子>シリーズが好きでした。 また、農業の世界で頑張る女性を描いた 『幸せの条件』 も異色な作品で楽しめました。 今回の本書は、いやはやなんともグロテクスな描...
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posted 2017-05-30 05:30
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ファルコン
重たい「刑事物」が続いていますので、息抜きに時代小説を手にしてみました。 主人公は関東八洲を取り締まる役人<藤掛右京>ですが、小料理屋を構える料理人という裏の貌を持っており、店を預かっているのは、強盗の一味から抜け出した<佐吉>です。 今回の取り締まりは、「鬼瓦の喜三郎」の残党を捕まえる役目に相方の...
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posted 2017-05-25 05:35
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本<隠蔽捜査>シリーズの主人公<竜崎伸也>は、第1作目の 『隠蔽捜査』 では警察庁長官官房総務課課長。階級は警視長。第2作目の 『果断』 からは警視庁大森警察署署長へ異動後も降級せず警視長。私利私欲とは無縁で、国家公務員としてあるべき姿を、そして、原理原則に忠実な官僚。周囲からは「組織の犬」「...
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posted 2017-05-18 05:35
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ファルコン
<隠蔽捜査シリーズ>として、第1作目の 『隠蔽捜査』 にはじまり、前作 『転迷』 に次ぐ6作目が本書です。 衆議院銀の<牛丸>が、行方不明との連絡が、<伊丹>刑事部長から連絡を受けた大森署長の<竜崎>は、空港から事務所への通り道となる大森管内ということもあり厳戒態勢を引きますが、議員の運転手の他殺死...
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posted 2017-05-13 17:35
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ファルコン
昨日土曜日、18:15から<NHK土用時代ドラマ>として『みおつくし料理帖』がスタートしています。 <高田郁>の原作で、ハルキ文庫から 『八朔の雪』(2009年5月)から始まり 『天の梯』(2014年8月)まで全10巻の物語のドラマ化です。 大坂で発生した大水害で孤児となった少女<澪>が、料理の腕だ...
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posted 2017-05-13 05:31
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ファルコン
第一作目の 『ルーキー』 で登場した千代田署勤務の新米刑事<一之瀬拓真>は、巡査長試験に受かり、本庁の捜査一課に移動して一年が過ぎ、後輩の<春山>とコンビを組んでいます。 また長年の恋人<深雪>とも結婚しましたが、彼女が1年間のドイツ留学のため、新婚でありながら、別居生活状態です。 新橋で発声した強...
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posted 2017-05-05 05:25
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<笹本稜平>といえば、骨太の山岳小説がたのしめますが、『越境捜査』 シリーズをはじめ 『駐在刑事』 シリーズの刑事物も面白く目が離せない作家の一人です。 警視庁捜査一課といえば、ノンキャリアの警察官の誰もが憧れる地位です。しかし、<葛木邦彦>は日々殺人事件を追いかけたあげく妻の死に目にあえなかった悔...
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posted 2017-04-29 05:04
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ファルコン
タイトルからでは、本書の内容は把握するのは難しいですが、<松尾芭蕉>の晩年を描いています。 <芭蕉>は、郷里の伊賀上野でもなく、江戸でもなく、近江の義仲寺に祀られているのかがよくわかる内容でした。 その義仲寺境内で、一人の尼<智(智月)>に声を掛けた旅の途中の芭蕉は、年上の<智>に恋心を抱きます。 ...