この時期、外出する人々は必ずと言ってよいほど、清涼飲料水や水筒を持っています。いや、外出しなくてもオフィスでも学校でもペットボトルが当たり前になってきています。それほど日本の夏も亜熱帯性に変化しているのでしょう。
いつも塾に見慣れない清涼飲料水を持参してくる生徒がいます。どれも目新しいものばかりで思わず目を奪われます。わが子のためにお母さんが入手してくるらしいのです。さすがです。
ところで、これほどまで浸透している清涼飲料水はいったいどれぐらい世に出ているのでしょうか。
平成14年に国内で生産された清涼飲料水は1500万キロリットルに及ぶそうです。あまりに膨大な数値なので、もうちょっとわかりやすい基準に置き換えると、国民1人が年間12.5リットル、さらにわかりやすく言い換えると1本180ミリリットルの容器で年間700本ほどを消費した計算になるそうです。つまり、1日2本平均ですから、これは結構凄い消費だと思います。
2001年には600社、1800のブランドがあり、約4000種類も存在したようです。さらに年間600種類以上が新発売され、そのうち翌年まで残るものはわずか2割程度だそうです。と言っても120種類以上ですからこれもまたものすごい種類です。
ちなみに、実際に生産されるシェアを見ると、茶系が30%、コーヒー系18%、炭酸系14%、果実系13%、スポーツ系10%と圧倒的に茶系が多いのも日本の特徴のようです。
もちろん、自分も常に茶系を飲料している一人ですが。
さて、わが国初の清涼飲料水の製造はと言えば、やはりラムネのようです。一説によると1853年のペリー来航の際に国内に入ってきたという説が残っているそうです。
当時は選ぶ余地もなかったのですが、今は、店頭で悩んでしまうほどの種類を見ると、本当に豊かな国だと実感してしまいます。
ラッコ横山
日本の家屋は、暑い夏をいかに快適に過すかの工夫をすることを中心に造られてきたそうです。寒い冬にはあまり気を遣ってないようです。火を使うことで寒さは何とかしのげたのでしょう。きっとこのような工夫がされ始めた奈良時代、平安時代の夏は、とても暑い今年の夏よりもさらに暑かったのかも知れません。
私が大学生の頃には、地球はどちらかと言うと氷河期に向かっているという説が主流でした。私の所属した研究室の教授は、自分の専門以外に太陽エネルギーの利用の研究にも取り組み、“もし氷河期が近づいてきたら、砂漠だったアフリカの土地にも雨が降り、今よりも地球全体で耕地面積が増えるはずだから、むしろ望ましいことだ。”という持論を良く話してくれました。その頃は、少しずつ地球が冷えていくことを心配していたのです。
そう言えば、子供の頃の夏には暑かったという印象はなく、うちわ1本で過せたという記憶しかありません。そして8月のお盆を過ぎた頃になるとこたつを準備していたのですから。そう考えるとやはり、日本人が住居に住むようになった頃の夏は、今よりもずっと暑かったのかも知れません。
ところが今は二酸化炭素の排出による地球の温暖化がこれだけ問題になっています。人の作り出すエネルギーがそれだけ巨大なものになってしまい、気候の歴史をも逆戻りさせてしまっているのでしょうか。
それなら、これにブレーキをかけるために、打ち水や風鈴、すだれや吹き抜けの家造りなど、日本古来の風流を楽しむ気持ちが今こそ必要なのかも知れません。
カーネル笠井
暑さの続く中での夏期講習。
何コマか授業が続くとどうしても集中力が鈍ってきます。
そんな時はしきり直しの「漢字しりとり」
今日も上野毛でやってきました。
K先生・Y先生・W君の男性チーム対
Tさん・Wさん・私の女性チーム。
ルールはいたって簡単で制限時間内に二字熟語を
しりとりの要領で作っていきます。
今日の対戦は男性チームの勝利。
俄然負けず嫌いの虫がむずむずしてきた私は
これからの対戦に闘志を燃やしています。
勉強の能率が落ちてきたら、軽い体操や指相撲なども取り入れます。
家での勉強でも、だらだら時間をかけるのではなく
うまくリフレッシュして質の高い勉強をしていきましょう。
福井
夏バテをしたことのない私ですが、これだけ暑さが続くと少し心配になってきます。今まで夏バテをしなかったのは、きっと夏になっても食欲が落ちることがなかったからだと思います。冷やし中華よりは暖かいあんかけ中華そばを、生野菜よりは野菜炒めをと、暖かいものを食べないと食事をした気にならず、冷たい物をあまり口にしなかったからだと思います。しかし今年は、ざるそばやそうめん、それに生野菜といったものを良く口にします。やはりそれだけ暑いのではないでしょうか。
私の周りには夏バテをし始めた大人たちが目立つようになってきました。しかし子供達はまだまだ元気いっぱいです。暑くても寒くても本当に元気でうらやましくなってきます。
今日は北京オリンピックの開会式があり、明日からは本格的に競技が始まります。しかしこの誘惑に負けると今年の夏は乗り切れそうにありません。せいぜい睡眠不足にならないように、無理の効かない大人らしくセーブをしながら楽しみたいと思います。
みなさんも十分に気をつけて下さい。まだまだ厳しい暑さの夏が続きそうですから。
カーネル笠井
猛暑が続く毎日ですが、今朝は朝から激しく鳴くセミのそばをトンボが飛んでいきました。
天を見上げると空高くまで澄みわたり、まるで秋空のようです。
トンボの歴史は古く弥生時代の銅鐸に刻まれています。
古代、秋津島と呼んだのはトンボの国という意味です。
日本書紀にもその由来が記されています。
また、ひじについたアブをトンボがくわえて飛び去ったことから、「勝虫」とも呼ばれ、戦国時代には武将の武具や衣装にトンボの絵柄が用いられたそうです。
この夏、セミの鳴き声は例年よりも少ないように感じましたが、トンボの活動はいかがでしょうか。
昆虫の世界にも異常気象の影響があるのでしょう。
ラッコ横山
「わからせようとするのではなく、わかろうとする」
大人からみると子どもたちは
知らないことも多く
つい教えてわからせようとしがちです。
この言葉に出会い、
一生懸命説明して納得してもらおうとするより、
わからない子ども達の気持ちを
わかろうとしてみました。
すると、一方通行だった言葉を
あーそうなんだねと笑顔で
聞いてもらえました。
コミュニケーションとは相手の立場にたつこと。
勉強も子どもの目線にたつことが
大事だと痛感しました。
また、出会った時ドキッとした言葉
「子どもは親の言う通りにそだつのではなく
親のしている通りにそだっていく」
如何ですか。
福井
PCの不調で2週お休みをいただいてました。
逃げ場のないような暑さが続いています。
この蒸し暑さにベランダの植物さえも閉口しているように見えます。
今夜は本門寺で盆踊りが行われています。
家にいても東京音頭のメロディが微かに聞こえてきます。
それに混じって雷の音も。
ザーと降るのはもう一時間待ってもらって
浴衣姿の小さい子たちが満足するまで
踊らせてあげてほしいと思います。
季節に即した昔ながらの行事を堪能出来るこの町を
ありがたく感じています。
福井
暑い毎日が続いています。恐らく今年の7月は、記録的に暑く、記録的に降水量が少なかったのではないでしょうか。しかし、良い事が1つありました。それは、私の一番嫌いな蚊がほとんど姿を見せなかったことです。例年でしたら、血液型がO型であることもあり、人一倍蚊にさされる確率が高いのですが、今年は6月に一度わが家のどこかで冬越しをしていた蚊にさされましたが、それを退治して以来7月にも一度も蚊にさされなかったのです。こんなことはきっと生まれて初めてかも知れません。その意味では今年は快適な夏を送っています。
この蚊の少ない理由は、雨が少なく蚊の生育に必要な水たまりができなかったからだと思います。蚊は水たまりがあるとそこに卵を産みます。卵は間もなくふ化して幼虫の“ボウフラ”、よう化してさなぎの“オニボウフラ”と育ちます。そして、夏だと7日前後で羽化して成虫になるのです。この習性を利用して、マラリヤなどの伝染病を運ぶ蚊を減らそうとする運動も数年前から行なわれています。それには、蚊の集まりそうな藪や木陰に水の入ったバケツを置き、そこに卵を産ませます。そして、このバケツの水を1週間以内に庭にまいてしまうのです。すると、水中で生活していたボウフラもオニボウフラも死んでしまうのです。これを繰り返すことにより蚊を減らせることができるという仕組みなのです。このまま蚊が減ることに大きな期待をしてしまいます。
しかし、蚊がこれだけ少ないのは少し異常な気もします。逆に、その他の何かが大発生するのではないかなどと心配してしまうほどです。自然界の持っている本来のバランスがくずれなければいいですね。
カーネル笠井
週末になるとどこかで夏祭りが開かれる時期になりました。
浴衣姿をよく見かけます。
仕事帰りに花火や夏祭り帰りの人たちを見かけると、「やられた〜」というお思いで一杯になります。
それぐらい本当は夏祭りも花火も大好きです。
今でも思い出すと恥かしい思い出があります。
田舎の盆踊りは8月14日〜16日までの3日間行われます。そして最終日16日には恒例の仮装大会です。毎年大勢の有志が志向を凝らし盛り上げます。中には素人とは思えないほど、マニアックな人もいたものです。当時最もポピュラーなキャラクターはドラキュラとフランケンシュタイン、そしてロボットの三大キャラでした。
そしてとりあえず、そんなプロ集団に混じって小さな小僧も修行をさせていただいていたのです。
ある年、友達数人と満を持して参加した時のできごとです。
当時流行っていた漫画、「もーれア太郎」軍団に扮して登場したのです。
占いを道楽にしてるグータラ親父、×五郎に代わって、八百屋の八百×を切り盛りしているのは息子のア太郎。その×五郎が死んで天国に行ってしまい、ア太郎は一人で八百屋を続ける決意をする。ひょんなことから自分を慕うようになった弟分のデコっぱちを店員に、今日も忙しく働いているというストーリーでした。
当然、他に被るキャラの出場者はいない模様で、オリジナリティは十分だったのです。
しかし、事件は間もなくやってきたのです。
盆踊りが始まって30分もたたないうちに、八百屋をイメージして持っていたかぼちゃを、なんと落としてしまったのです。かぼちゃはここぞとばかりゴロゴロと回り続け、しまいにはどぶの中にポチャっと落っこちてしまったのでした。これには集まった大勢の人たちの大爆笑の渦でした。それはもう穴があったら入りたかったほどでした。
それ以来、うわさが消えるまでの間、町中の人たちに、「でこっぱち」と呼ばれた不屈の時代を迎えたのでした。
今年はせめて多摩川の花火大会のおこぼれにでもあずかりたいものです。
ラッコ横山
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