今年10月 国土交通省内に「観光庁」が
発足します。
観光立国を目指す大プロジェクトが
進行中です。
急激な少子化と経済活動の停滞に歯止めを
かけるべく、ターゲットは外国人旅行者です。
2003年の出国旅行者ランキングでは
1位ドイツ、2位イギリス、3位アメリカ
以下、9位中国で、15位が日本です。
2004年の外国人旅行者受け入れランキング
では、1位フランス、2位スペイン、
3位アメリカ、4位中国で、なんと日本は
30位という低い位置です。つまり、出国
に対して外国人の旅行者の入国が少ないと
いうことです。
これを、国全体が観光に力を注ぐことで、
訪日外国人を2006年の733万人から
2010年には1000万人の目標を掲げて
います。
この動きは教育機関にも及んでいます。
国内の大学においても「観光学部」
あるいは「観光学科」と名が付く学校は
首都圏だけでも約70学部・学科にも
なります。
日本の文化や伝統を再確認する時期なのかも
知れません。
東南アジア各国だけでなく、欧米諸国
さらに世界中からの旅行者がこの 【黄金の国】
へやってくることを期待します。
ラッコ横山
ここにきて秋雨前線の影響で雨降りの毎日が続き、天気予報も連日当たるようになりました。ところが、そこまでの天気予報は7月の初めから外れっ放しだったのです。気象庁の出す天気予報も連日変更されっ放しで、ある気象予報士によると、過去に例がないほど当たらなかったようです。
偏西風による西から東への天気の変化は規則正しいために良く当ります。しかし、南北の変化に関しては全く当たらない気がします。それは北から流れ込んでくる冷たい空気は温度差が大きく、大きな天気の変化をもたらします。そのために余計に当りずらくなるようです。
日本各地に、その地方で良く当たることで有名な“お天気おじさん”が存在します。そんなおじさんに、以前こんなインタビューがされていました。
「おじさん、あなたの天気予報はどのくらいの確率で当たるのですか。」
その返答はだいたいこんな感じでした。
「そうだねえ。だいたい6割くらいかな。」
これを聞いていて、はてな?と思いました。日本の天気の7割は晴れのはずです。ですから、1年中「晴れ」といっておけばそれだけで最低7割は当たるはずです。それに、傘の必要のない真夜中に1mm以上の雨が降れば、その日の天気は「雨」になります。ですから昼間は晴れて傘の必要にない日は8割以上になるはずです。
どうやらこれは、天気のあやしい日の前日に限り予想をするので、6割当たることで「良く当たる」となるのかも知れません。それを考えると、やはり気象庁の天気予報はあまり当たらないと言わざるを得ません。
暖かい国になると多少の雨が降ってもめったに傘をささない所もあります。ですから、日本人は少し天気を気にしすぎるのかも知れません。しかし私が子供の頃には雨が降ると、「雨にぬれると放射能が含まれているから頭がはげるよ。」と広島の原爆の影響をまだ真剣に心配していたのです。だから天気を気にすることは戦後の日本の文化の一つとも思えるのです。でも、原爆の影響もなくなった現在ですから、もう少し違った天気の考え方ができると面白いですね。
カーネル笠井
オリンピックが閉会し、涼しさが続く毎日に
季節が移っていく寂しさを感じています。
北京オリンピックも興奮しましたが、
オリンピックと言えば、東京オリンピック。
東洋の魔女にアベベ選手。
その姿が子どもだった私の脳裏にも
色濃く焼きついています。
そして、数年後の大阪万博。
日本がどんどん世界に認められていく時代を体感しました。
選手の頑張りに一体となった2週間の思いを
それぞれの目標に向かう原動力に出来たらと思います。
福井
昨夜の金メダルをかけた日本女子ソフトボールチームの決勝戦での試合を見て、私も思わず感動してしまいました。3連投の上野投手を盛り上げよう、助けようという気持ちがプレーに表れていました。いくたびか訪れるピンチの場面にも、観ているこちらが何かミスをするのではとハラハラしているのとは裏腹に、むしろ普段以上に落ち着いた、そして集中したプレーができていたのです。それに反してアメリカチームの選手は固くなり、細かいミスや大きなミスを連発していました。人間というものは気持ちの持ち方次第でこんなにもプレーに大きな差が出るものだと、つくづく感心させられました。特にこのように他人を守ろうとするときには、コンスタントに普段以上の力が出せるものなんだと思います。
中学受験の勉強でも同じようなことがあります。それは良くある学習動機の1つで、「成績が上がるとお母さんが喜ぶから。」というけなげなものです。このような動機で勉強ができている場合には、親にも子にも負担が少なく成績が上がるとても効果的なものになっています。そしてこれができるのは小学生の間ぐらいですので、大切にして欲しいと思います。
しかし忘れてはならないのは、成績は単に一過性のものであり、努力は一生を左右する大切なものであることです。ですから成績が上がらなくても、努力していることを心底喜んであげなくてはなりません。でないと、この努力の本当の価値が失われてしまうからです。
夏休みも残り少なくなってきました。この間の勉強を“誰かのために”と思って勉強するのも悪くはないかも知れません。気分が変わって、夏の疲れも飛んでしまうかも知れませんね。
カーネル笠井
悲願の金メダルに輝いた日本女子
ソフトボールチームの活躍は
素晴らしいと思います。
特に、連投で3試合分を一人で
投げ続けた上野選手のひたむきな
投球には、ただただ脱帽です。
多くの人々にたくさんの勇気を
与えたことでしょう。
今回の北京オリンピックを観ていると
世界のトップに立つアスリート達の
予想を遥かにこえた重圧を感じます。
常に追われる立場で世界中の挑戦者を
迎えることは、並大抵のプレッシャー
ではないと思います。
きっと、ソフトボールの決勝では、
今度こそ勝ちたいという思いが
アメリカより日本の方が相当上だった
のだと思います。
このことは、これから中学受験を
目指す子ども達にも知っておいてほしい
事実だと思います。
あきらめないこと、夢を追い続けること。
ラッコ横山
夏休みの一番の楽しみは
「ラジオ体操」でした。
まだ、家族が寝静まる早朝から
スタンプ台帳を首から提げて
そそくさと出かけて行ったことを
今でも鮮明に覚えています。
夏の早朝は日中のムシムシ感は
ないものの、校庭には夏の朝日が差し込み、
イチョウの木の長い影が校庭全体を
包み込む光景が特別でした。
しかもあの広い校庭に一番乗りで
一人ぽつんと立っていることが、
なんとも言えない特別な感覚だったのです。
スズメや小鳥がさえずりはじめ、
朝の空気が少しずつ動きはじめていく
様子が伝わってきました。
この特別な15分間に毎日引き寄せられて
いたのです。何か、【動いている地球】
を体感しているような感覚でした。
そのうちに三々五々あちらこちらから
老若男女が集まってくると、もう辺りは
特別なものではなくなり、記憶も途絶えて
しまいます。それはまるで空想から現実に
呼び戻される瞬間のようでした。
田舎に行くときもこのスタンプ帳は有効で
どこでもちゃんとスタンプがもらえたことも
記憶しています。しかも、どこに行っても
一番乗りでその不思議な光景を楽しみに
していたのです。
そんな自分にとって特別なラジオ体操の
朝でした。
ラッコ横山
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【ラジオ体操】
1928年(昭和3年)11月1日の朝7時、
東京中央放送局から、ラジオ体操の初めての
放送が行われました。
当時、日本放送協会とラジオの聴取契約を
していた人は56万人、まだまだラジオ
普及率の低い時代、ラジオを持っていない
人はラジオのある家庭に行き、放送を聞いた
そうです。
先日、友人の家を訪ねたときのことです。まだお昼前から、“リーン、リーン”と上手に鳴くスズムシの声が聞こえてきます。どこから聞こえてくるのかたずねると、声の主は玄関に置かれた虫かごの中のスズムシでした。卵からふ化させ、少し育てた幼虫をもらってきて育てているそうです。丸々と太ったスズムシは、澄んだ大きな声で、“リーン、リーン”と休みなく鳴き続けていました。
私の近所にもスズムシはたくさん住んでいます。そして“リッリッリーン、リッリッリーン”と鳴いています。やはりあまり丈夫に育っていないのか、人に飼われているものほど澄んだ声にはなりません。スズムシにとって、このような人間の存在は“鬼に金棒”といったものになっているのでしょうか。
そんなことを考えながらも、来年は絶対に自分もスズムシを育て、家のベランダで鳴かせてやろうと決めました。そう決心させるほど、澄んだ魅力的な鳴き声でした。
カーネル笠井
お盆休みも終わり、夏期講習も後半戦に入りました。
あと二週間、残暑にも負けないでみんなと頑張っていきます。
この頃、気を配ることがあります。
それは、8月31日に何らかの達成感・やり終えた充実感を
持ってもらえるように計画のすすみ具合をチェックすることです。
*夏期テキストを一冊全てやり終えた。
*苦手分野を克服した。
*漢字をたくさん覚えた。
それぞれ別のことで構いません。
全て中途半端になっていたのでは
9月からの頑張りに響きます。
こんなに頑張ったと自信をもてるものを
つくっておきましょう。
福井
正確には秋の初めに熟すのでしょうが、今年の暑い夏を思うと真っ赤に実った“丸グミ”の実を思い出してしまいます。田舎で育った私ですが、丸グミの実に出会ったのは過去にたぶん3度しかありません。1度目はおぼろな記憶の幼少の頃に、隣のお兄ちゃんに連れられて行った山で見つけて食べたときのもの、2度目は小学校5年生のころのもので今でもはっきりと覚えているのです。少し渋味のある長グミは大きな木になり、友人の家にも長グミの木があり、何度かその木に登って食べたことがあります。しかし、丸グミにはなかなかお目にかかれなかったのです。
そんなある日、クラスメートが丸グミに関する情報を持ってきたのです。その友人の親せきの家の生垣に丸グミが実っているというのです。さっそく、学校の帰りに3〜4人の仲間と一緒に出かけました。家の裏側の生垣で、下には小川が流れています。その生垣の中にまん丸くて真っ赤に実った丸グミの実があったのです。サクランボの砂糖錦よりも深い赤い色をしていたと思います。まん丸にふくらんだ宝石のルビーのようで、子供にとっても魅力的なものでした。1人10粒ほどいただき、それを持ち帰りました。そして、私の家の庭でさっそく試食です。甘い香りがし、甘酸っぱい味が口の中に広がりました。
恐らく、現在の子供達の99.9%はこの丸グミの実を見たことも食べたこともないのではないでしょうか。お菓子のグミはいろいろ食べたことがあるでしょうが、その見本となる本物の実のおいしさを知らないのは可愛そうに思います。でも、そのお菓子のグミの実を作っている会社の多くの担当者でさえ、本物を知らないのかも知れません。
そんな丸グミに最後に出会ったのは、友人と丸グミを食べた1〜2年後の私の家の庭でした。みんなで食べてはき出した種が芽生えて、何と真っ赤なまん丸い実を実らせたのです。果物の育ちやすい環境とはいえ、子供心にもビックリしたものです。
その丸グミの小さな木の横には、毎年黄緑色のすっぱい実をつける私の好きな“スグリ”の小さな木も生えていたのでした。暑い夏になると何故かあの赤い丸グミと、一緒にその横に生えていたスグリの実を思い出してしまいます。
カーネル笠井
朝晩の風が軽く感じるようになってきました。
蜩(ひぐらし)の鳴く声が去り行く夏を
感じさせるように聞こえます。
今年も例年以上に浴衣姿を見かけます。
日本の伝統や季節を楽しもうとする
傾向なのでしょうか。
中学入試でも国語に季節感や日本の伝統を
テーマにした出題が増えつつあります。
残り少ない夏、そして迎える秋をたっぷりと
楽しみたいと思います。
ラッコ横山
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