久しぶりに、本来の専門分野に関係する本を読んだ。春秋社から出版されている中村明一さんの「倍音」である。中村さんは尺八の演奏者だが、横浜国大の工学部を卒業しているので、音響工学的な内容もたくさん出てくる。尺八独特の音色を作っている非整数次倍音から始まって、日本人の音に対する感覚やコミュニケーション論まで、かなり幅広く述べられている。まあ、少し「そうかな?」と思うところもあるが、私が研究している「うなり」にもつながるところがあり、なかなか面白い。音楽や音に興味がある人には、お勧めです。
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Posted at 2012-02-15 07:16
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Posted at 2012-02-17 13:06
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