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茨城新聞に連載された「魅惑の北欧陶磁器」のその1です。茨城県陶芸美術館の学芸員、花井さんが書いています。その5まであります。ひとつずつアップしていきますので、ご覧ください。
まだ印刷されていませんが、松濤美術館のチラシの表が出来上がりました。美術館からアップの許可を頂きましたので、本日アップします。裏はまだ直しがあるので、後日にまた。両方とも出来上がりましたら、HPにもアップしたいと思います。それぞれ美術館の個性が出てますね。写真をクリックすると少し大きくなります。
今朝、サントリー美術館に大阪市立東洋陶磁美術館コレクション「悠久の光彩 東洋陶磁の美」を見てきた。大阪市立東洋陶磁美術館へは、平成17年に「ロイヤルコペンハーゲン展」を見に行った時以来行っていない。そこの国宝2点、重要文化財13点を含む約140点がサントリー美術館に現在来ている。ほとんどは、中国陶磁器と韓国陶磁器であるが、三彩から辰砂まで、陶磁器の色彩の歴史、技法等を実物を見ながら、確認していくのにとても良い展覧会であった。
実は、3月10日(土)に、茨城県陶芸美術館の学芸員で、現在「ロイヤルコペンハーゲン ビング オー グレンダール展」を担当していただいている花井さんが、「やきものの色をさぐる」という特別講演をここサントリー美術館で行う。この展覧会にとても、ぴったりな講演内容である。
ところで、この展覧会で中国陶磁器の釉裏紅を韓国陶磁器では辰砂と呼んでいる。辰砂という色彩名は日本では紅釉、釉裏紅いずれにも使われる。しかし、もともとは韓国陶磁器の釉裏紅につけられたものだったのだろうか。東洋陶磁器には疎いので、今度、聞いてみよう。
テーブルウェア・フェスティバルで著名人がテーブルセッティングを行っており、写真はコーディネーター加藤タキさんの食空間「新旧共生の間」です。加藤タキさんのお母様は日本の婦人解放運動家、そして日本初の女性国会議員でもあった故加藤シヅエさんであり、旦那様は建築家・プロダクトデザイナーの黒川雅之さんです。ちなみに黒川雅之さんはやはり建築家、故黒川紀章さんの弟です。
じつは、加藤タキさんから今回テーブルセッティングで使っているお母様シヅエさんが大正3年嫁入り時に持ってきた染付のカップ&ソーサが京焼の錦光山宗兵衛作かどうか教えてほしいという問い合わせのメールを頂きました。
その7代錦光山宗兵衛窯の作品が右手前にあるコーヒーと紅茶のカップ&ソーサ3客ずつです。ちなみに手前にあるボール5客はロイヤルコペンハーゲンのテネラです。
驚神社の後、さらに、いつも散歩で前を通っている馬頭観音にもよって、お参りしました。夜は、日本酒を飲みながらお刺身を食べて、茨城の展覧会場風景をHPにアップしました。見てください。お腹が苦しい..
昨日は、朝からワインを飲みながら、おせちとお雑煮を食べ、午後から家族6人で近所の伊勢社へお参り。そして、驚神社へはしご。茨城ほどではなかったですが、なかなか冷えました。
一昨日、「鎌倉彫と眞葛焼」を見てきたが、ひとつ気になることがあった。表示が間違っているのである。どうやら、ここの学芸員は釉下彩の緑色と緑釉の区別ができていないと思われる。まあ、陶芸専門の博物館ではないから、仕方がないとは思うが、まったく異なる技術である。釉下彩の緑色とは、釉薬をかける前に、緑色の絵の具を素地に塗って透明釉をかけている作品である。緑釉は釉薬そのものが緑色に発色している作品である。今回、パンフレットに載っている11と21番の2つじっくりと見たが、いずれも緑釉ではなく釉下彩の緑色であった。実は、田辺さんの本も緑色が背景に使われている作品は緑釉と表示されている。実物を見ていないので、写真だけではよく判らないが、おそらく釉下彩の緑色の作品も緑釉と表示されていると思われる。この本はだいぶ前に出版されたものであるので仕方がないと思うが、もうそろそろ区別してもらいたいものだ。やはり、来年、眞葛についても論文を投稿しようかな..
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