May
5,
2012
白馬岳遭難で思うこと(1)
マスコミは例によって中高年登山云々との報道スタイルだが、同じ
年代としての私見を述べる。
近年の登山ブームは以下の理由があると思う
1:健康志向で手軽は山行きが見直された
2:リタイヤ年代が増えている
3:山ガールブームで全体に人口が嵩上げされている
今回の方々は1:2:に該当するケースであろう。
トレッキングの面白さとその裏にある怖さはまさに表裏一体であるが、これに
気がついている人は少ない。
トレッキングは持久力が一番重要で、これは加齢で急激に衰えない。
むしろ、暇に任せての山行きを頻繁に行えば、現役の社会人より
すぐれた心肺機能と脚力が付く。
こうなると、少しでも高い山、未知の山に目が行くようになる。
経済的な余裕があれば、なおさらで、有名な場所に足が向く。
百名山ブームはその典型であろう。
厄介な事に、中年までは日々のスポーツに無縁の方が、トレッキング
を始め、ある期間継続して行えば、心肺機能と脚力は向上し、
俺もまだまだやれる、若いものには負けないと思うようになる。
山は瞬発力はあまり必要としないので、普通の状態であれば
老若男女の差がつきにくい、むしろ時間があるリタイヤ組の方が
一見、強そうにさえ見える、ここに勘違いが生まれてしまう・・・・・
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