Sep
1,
2012
夏のトレッキングに綿製品が不向きな理由
綿製品は吸湿性が良いのですが、その水分を保持するのが仇で
冬場には風で気化熱を奪われ、身体が冷えてしまいます。
ならば夏場は良かろう!
と、思いがちですが、これはこれで問題があります。
それは綿製品の特徴である吸湿時の体積膨張です。
この体積膨張の特質を生かしたのが「バーバリコート」です。
その昔はトレンチコートと呼ばれ、雨で濡れると膨張して防水、防風効果を
出しています。
化学繊維の進化は、綿製品や天然素材を少なくも機能面ではしのいでいます。
本題です。
コットンは汗を多量に吸い込むと、体積膨張を起こし、目詰りをします。
つまり通気性が激減します。
これは夏の低山トレッキングには不向きです。
多量の発汗は気化熱を利用できる限界を越してしまい、通気性を悪く
します、このため夏のコットン着用は不向きなんです。
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