Mar
19,
2014
八甲田雪中行軍遭難
その資料館に立ち寄りました。
山やとしては以前から強い関心があり、機会があればと思っていました・・・
映画「八甲田」、この原作小説「八甲田山死の彷徨」で有名ですが、史実は少し異なる点もあり「低体温症」の勉学のために訪問しました。
遭難は山ではなく、標高500m程度の高地平原。
悪天候・指揮系統の乱れ等が指摘されていますが、やはり装備に一番の問題があったと感じました、残念ながらこの史実は実質隠蔽されたため、その後の日本軍の運営には生かされず、多くの不幸を招いたと感じています。
今回の資料館で感じた事を追加します。
1:雪中行軍訓練の重要性を将校が把握していたか疑わしい。
理由としては、携行品に清酒等、訓練に不要なものが多い(重い)
2:冬季の過重な運動は体温維持には良いが、発汗した水分を乾燥させる手段をとっていない、これは普段からの訓練が出来ていないと思われる。
3:携行品に燃料が無い、炭はあるが着火は困難、個々が野外調理の道具がない。
4:食料に冬季の工夫が無い、これも訓練不足。
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