試験成績証明書は、一本のLANケーブルに付き、一葉の証明書が作成される。
この場合のLANケーブルとは、両端がプラグ等で成端処理されていることが
条件となり、未加工ケーブルは検査対象にはならない。
また、LANケーブルの上限長である100m超や0.5m以下のケーブルは、試験が
出来ず対象外となる。
試験内容は多数あり、導通(抵抗値)・配置・近端漏話・挿入損失・ケーブル長
等が詳細に検査される。
※機器のアダプターは複数用意されており、試験内容に適合した物を選択し、
設定も適合させないと正確な値は得られない。
この試験データは規定のフォーマットに収納され、この値で性能の優劣が判定
可能となる。
ここで重要なのは、この測定日時が記録されることにある。LANケーブルは経年
変化があり、施工後に外的要因で性能劣化の場合もある。
後日、性能不良は判明した場合、再度測定する事によって最初の値と比較する
ことが可能となり、障害原因等を比較的容易に見つけ出すことが出来る。
証明書は「合格」「不合格」だけが注目されるが、その値次第で「臨界」
の場合もあり注意が必要である。
値が判読出来るようになれば、ケーブル製造時の問題か、施工時の問題かも
判定が出来るようになる、100Base時代よりLANケーブルは高性能化しているが
それに伴い、製造や施工には以前より注意が求められている。
検査は現在は」米国FLUKE社の機器で測定し、専用のアプリで出力する、印刷
またはFLW形式のデータで提供する。
※FLWデータは専用アプリでしか見ることは出来ない。
前述したが、測定には試験項目に適合してアダプターが必要、さらに設定も行わねば
ならず、信号伝送の知見と当該機器の取扱の研修を受けねば満足する値は得られない。
わかお かずまさ
VegaSystems
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