カッパーリバーサーモン
May
23
アラスカにあるCopper Riverは全長が500キロ近くある川で、この長い川を産卵のために遡るのに必要な栄養をたっぷり体にためこんだソックアイサーモン(ベニザケ)漁が解禁になると、獲れたサーモンはシアトルに航空便で送られてくる。
滅多にお目にかかることの出来ない1000キロもあるアラスカユーコンリバーを遡るキングサーモン(ますのすけ)もきわめて美味なサーモンであるが、入手はきわめて困難である。それに較べてカッパーリバーサーモンは毎年入手出来るので、ここ数年、この時期に1年分わがやで消費するサーモンとしてカッパーリバーサーモンを数匹購入する。
魚の専門家の話では、シアトルの店頭に出回っているサケは漁獲後冷凍されていたものを解凍して並べているが、流通の過程で冷解凍が数回繰り返されていることも珍しくなく、旬の野菜が収穫後冷凍されてそのまま流通しているのとは違うそうである。その点カッパーリバーサーモンは獲れてからすぐにシアトルに空輸、販売されているので、それを自宅で冷凍保存しても大丈夫とのことである。
サーモンを購入すると洋子さんは適当な大きさに切ってから真空パックして冷凍保存する。食べるときには必要量を解凍して料理する。カッパーリバーサーモンは塩焼き、アルミホイルにえのきだけと一緒に包む蒸し焼き、鍋料理、冷凍されているので安全な刺身など、どれもとても美味しい。わがやで食べるカッパーリバーサーモンがうまいので、魚料理のレストランに行ってもよほどのことがない限りサーモンは注文しない。
今はどうか知らないが、10年位前に日本で食べたおにぎりやサケ弁当のサーモンにはがっかりした。ぱさぱさでサーモンのうまみが全く感じられなかった。日本に行ってもそれ以来、おにぎりは日高昆布や明太子を選んでもサケは買わない。
シアトルではカッパーリバーサーモンは頭を落とした形で販売されている。われわれには頭やかまもご馳走だが、アメリカ人には無用なようで、これらが入手出来ないのは残念だ。
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Posted at 2010-05-24 10:41
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Posted at 2010-05-24 21:04
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