高速道路植木インターを下りてすぐ、最初の交差点の横に「味取観世音 瑞泉禅寺」が有ります。最初地点登録していたにも関わらず見落としました。引き返して見て、入り口に種田山頭火の石像と句碑を見つける事が出来ました。種田山頭火はそれまで奔放な生活をしていて大正13年出家して禅僧になり、大正14年ここ味取観世音の堂守となり、読経と句を詠む生活を送るようになった所です。
「松はみな枝垂れて南無観世音」と詠んだ句碑と石像が門前に在ります。
句碑を撮るのが目的でしたが、このお寺、本堂は木立に覆われた小山の上にあって、旧びた長い階段が続いています。折角なので登って見ることにしました。幾つもの石像がそれぞれに違うポーズで建っています。頂上の本堂の両側には16羅漢蔵も祀られています。ちょっと変わったお寺ですが、高みにある為か、街並みが望まれ静寂に包まれたお寺でした。
山頭火は此処で1年と少し居て、再び放浪の生活を送る事となります。
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Posted at 2014-11-14 16:26
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