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解体心象

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四国遍路の偉大さを感じた 胎蔵峯寺

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胎蔵峯寺。みすぼらしいお寺に見... 胎蔵峯寺。みすぼらしいお寺に見えますが、弘法大師はも托鉢僧の姿で全国を修行と衆生救済のため廻られたと言います。その為弘法大師と知らずに邪険にされたとか、いろんな逸話が残っています。昔は命がけの修行場である四国遍路満願の大窪寺の奥の院が胎蔵峯寺であると言う事は見事な仕掛けですね。 階段がずっと続きますが、国土交... 階段がずっと続きますが、国土交通省が整備した「四国の道」です。最後は別れて山道になって奥の院に辿り着けます。四国遍路は1400kmととても長いですが、奥の院迄の道のりはミニ八十八箇所とも言える道程です。 約30度近い急坂で段差の大きい... 約30度近い急坂で段差の大きい階段が延々続きます。四国遍路は4つの道場が有ります。徳島は「発心の道場」高知は「修行の道場」愛媛は「菩薩の道場」香川は「涅槃の道場」です。奥の院迄の880mはおよそ220m毎に4つの修行道程の様になってます。 息が切れ切れで およそ半分位で... 息が切れ切れで
およそ半分位で靴下を脱いで「アースイング」しました。
「アーシング」して息を整えて更... 「アーシング」して息を整えて更にひと登りすると展望台広場に出ます。正に「菩薩の道場」です。大窪寺境内が少しだけで覗き込めます。 更に100m程登ると女体山との... 更に100m程登ると女体山との別れ道になります。いよいよ最後の登りです。 道は四国の道では無くて細い登山... 道は四国の道では無くて細い登山道となります。登り?のはずがすぐにゆっくり下り坂になったりして少しのアップダウンになります。ここが「涅槃の道場」の道程ですね。 初老のお遍路さんはこの日が遍路... 初老のお遍路さんはこの日が遍路の初日です。一方若者はこの日が満願の奥の院でした。「同行二人」(どうぎょうににん)と言いましてお遍路さんと何時も一緒に弘法大師は巡礼すると言われます。両界曼荼羅図の様に宇宙は同時多様な世界なのかも知れません。 胎蔵峯寺お堂内 胎蔵峯寺お堂内 納経するお遍路さん。 納経するお遍路さん。 胎蔵峯寺に到着して直ぐにアーシ... 胎蔵峯寺に到着して直ぐにアーシングを始め、40分程裸足で歩きました。足の裏が痛いです。怪我には注意です。 弘法大師の修行中杖で湧き出た「... 弘法大師の修行中杖で湧き出た「加持水(かじみず)」が有ります。湧き出ると言うより井戸の様です。かろうじて湧いている感じがして霊水ですね。 加持水のアップ 加持水のアップ 四国遍路の偉大さを感じた 胎蔵... 高野山奥の院と善通寺を直線で引... 高野山奥の院と善通寺を直線で引いてみました。 四国遍路の偉大さを感じた 胎蔵... 高野山「金剛峯寺」と「胎蔵峯寺... 高野山「金剛峯寺」と「胎蔵峯寺」(下の短いライン)及び「高野山奥の院」と「善通寺」(上のライン)を結んだラインです。 奥の院の方向に大師堂は向いてい... 奥の院の方向に大師堂は向いていておよそ500mの距離です。 大窪寺 大師堂 大窪寺 大師堂 グーグルアースで奥の院「胎蔵峯... グーグルアースで奥の院「胎蔵峯寺」と大師堂の位置関係を見てみました。
大窪寺の境内脇から奥の院・胎蔵峯寺までの距離は880mと八十八箇所巡りと語呂合わせの様な距離です。実際登って行くと急坂で段差の大きい階段がずっと続く難所でした。普段運動もしていないのでかなり苦しい登りです。どこまでも階段が続くので途中何度も休憩してしまいました。その都度、もう諦めようかと思った位です。何度か目の休憩では「アースイング」をして見ました。やり方はいたって簡単!「素足で大地に立つ」だけです。今靴底はゴムやプラステックなので静電気が溜まってきます。この静電気を逃すと共に足ツボから自由電子を取り込んで人体の電気的ストレスを取り除き、健康になると言う考え方ですね。ただ継続時間は30分以上と長めなんです。とにかく息が整うまで「アースイング」をする事にしました。その間上から若い女のお遍路さんが下って来たので残りの登山道の様子を聞きました。「まだまだ階段が続きますね」という返答でした。少しして今度は初老のお遍路さんが降りてきたのでまた聞いてみました。「登りも下りも同じ様な急坂ですよ」と答えてくれました。このお遍路さんは女体山を越えて大窪寺に向かっていたのですね。お疲れ様です。こっちは僅か数百メーター登っただけでバテて休憩している訳ですから、気を取り直して少なくとも奥の院まではたどり着かないと思い、再び登り始めました。まだまだ急勾配の階段は続きやっと2/3辺りと思われる所に展望台が有りました。下には僅かに大窪寺の境内を見下ろせます。この位置が標高560m辺りと言う看板が有ります。更に登りが続き、やがて女体山方面との別れ道にでます。そこからは道が急に細くなって来ますが、勾配はかなり緩やかになって来ました。歩くスピードも速くなって逆に下りになります。わあ楽と思って思っていると右カーブの先に奥の院が突如現れました。
大窪寺奥の院「胎蔵峯寺」は山肌にへばりつく様な粗末な小屋といった外観です。「金剛峯寺」正反対のお寺です。かつて弘法大師はここにこもって修行した場所です。杖を突いて湧き出したと言う小さな泉が草むらに隠れて有り、お地蔵さんが建っています。
胎蔵峯寺の戸を開くと中は薄暗くて奥に何体かの仏様が祀られているのがかろうじて見えます。この奥の岩肌に本尊の「阿弥陀如来」を彫ったと伝えられています。この阿弥陀如来は西方浄土をあまねく照らす仏と言われています。
ここで高野山「金剛峯寺」は東方浄瑠璃世界の教主の「薬師如来」が御本尊です。御本尊も西方と東方と言うコントラストが有ります。更に、高野山と善通寺と中国長安の青龍寺は同じ緯度に有って一直線になると言われますが、この「胎蔵峯寺」と高野山「金剛峯寺」も僅かに胎蔵峯寺が南に位置しますがこれもほぼ同じ緯度と言えます。前回ご紹介した女体山の北側に有る「古大窪(ふろくぼ)」に最初の大窪寺が有ったとすれば、最初の大窪寺と女体山山頂と金剛峯寺はほぼ同位置になる様です。この様に地理的にも「胎蔵峯寺」が両界曼荼羅図の様に金剛峯寺と一対であって、四国遍路と言う修行の地の意味を一層深いものにしています。
もちろん「胎蔵峯寺」では裸足になって「アースイング」をしながら撮影しました。暫くして、初老のお遍路と若者のお遍路が仲良く会話しながら到着しました。背後からで良いので撮影モデルをお願いしました。お二人と暫く会話してみると、さっき大窪寺で一緒になって登って来たそうです。初老のお遍路は自転車で遍路を初めてこの日が第1日目だそうで、一方若者は車で四国遍路をして今日が満願、最後のお寺で、翌日は高野山「金剛峯寺」にお礼参りすると言う事でした。不思議なご縁でした。このお二人も見事なコントラストを持って出逢いました。先程登る途中で「アースイング」してる時にも若い女遍路と初老の男の遍路に出逢った時のコントラストに励まされて登って来た事を思い出します。偶然と言えばそれまでですが、四国遍路は苦しさと共にそうした幾つもの偶然の感動を学べる場、それこそ修行の場なんだと感動した「胎蔵峯寺」でした。
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」合掌!

遍路のすすめ: http://www.maenaem.com/henro/
#自然

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ペガサス
Commented by ペガサス
Posted at 2015-05-30 23:07

歩き遍路の場合、八十八番を周り終えると南に讃岐山地を越えると、10番札所に出られるのですね。10番から1番霊山寺まで辿れますし、もう一巡するのも良しなのですね。胎蔵曼荼羅の様な循環の仕掛けがあるのです。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2015-05-31 04:46

もう足のほうは元に戻られましたでしょうか・・・。(苦笑)
写真を取り入れての力作、楽しく拝見させていただきました。
四国遍路は憧れの世界ですが、なかなか機会に恵まれません。

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ペガサス
Commented by ペガサス
Posted at 2015-05-31 12:32

アーシングをしている時は砂粒が足裏にたって痛かったのですが、その後、普通は筋肉痛になりそうなものですが、一切筋肉痛になりませんでした。不思議なものですね。今後いろんな場所でアーシングを試みたいですね。
四国遍路をするにはタイミングがあると思うのです。いずれ訪れるかも知れませんから その時にチャレンジして下さい。

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