歌舞伎を観て思う
Jun
25
歌舞伎好きに誘われたのをきっかけに、歌舞伎を毎月鑑賞するようにな
った。演目も選んでいただき、事前にレクチャーもしていただけるのを
幸いに、毎回楽しむことができ、すこしずつ知識も増えていく。
何かを語れるほど、全く精通していないのだが、
ふと感じたことがあった。
それは、先入観だ。
私が、先月の歌舞伎鑑賞後にFB投稿をしたのだが、そこでの反応は、
「究極の伝統芸能を観たんだね。内容はわかった?」
「どんな服を着ていくの?」といったものだった。
結構、敷居が高いところだという先入観があるのだなという印象。
行ってみればわかるが、中には着物で鑑賞していらっしゃる方もちらっ
と見かけるが、ジーンズをはいている人もいる。特別な席にはあるのか
もしれないが、ドレスコードは特になさそう。
また、伝統芸能には違いなく、代々“家”に伝わっている演目もあるし、
型もしっかり受け継がれたものであることがわかる。
伝承というものが基盤にあることは事実だ。
歌舞伎というと連想される、見栄や顔の化粧は、今でもしっかり受け継
がれ、それをリアルで感じることができるのは、すばらしいことだ。
とはいえ、こうした”歌舞伎”で連想されるものばかりではない。
伝統を大事に守り続けることと同時に、時代に合わせ、どんどん変化
しているのだなと感じたのも事実。
演目は、勧進帳みたいに馴染みのあるものばかりではなく、踊りもある
し、新劇のようなものもあるし、最近ではアニメを歌舞伎にしたものも
ある。劇は台詞が口語なので、よくわかる。
観に来る人を飽きさせないというか、「へー こんなこともやるんだ」と
いう新鮮さを感じる。
また、最近は、歌舞伎役者さんが積極的にテレビドラマに出演し、演技
のうまさをアピールし、人気を上げているので、ファンづくりが歌舞伎
を盛り上げていくにも一役買っているのだなあと感じる。
テレビで観る役者さんを、リアルで観られる楽しみをより一層かみしめ
ることができるのだ。
そう、伝統をしっかり継承しつつ、同時に、進化をさせるべく、関係者
が一生懸命取り組みをされていることがよくわかり、ファンが絶えない
のだなと感じたのだ。
先日は、玉三郎の舞台だったが、歌舞伎に対する信念、真剣さが、言葉
にできないほど伝わってきた。
あこがれを感じた。
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★日本エグゼクティブコーチ協会(JEA)認定エグゼクティブコーチ
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小川理恵(おがわりえ)
streeeam代表
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Posted at 2022-06-26 00:03
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