ラウンドミッドナイト
Jan
17
今年は大雪で各地が大変ですが、私の住む横浜では、これで雪を見るのは2度目です。
1回目はクリスマスイブに数十秒、いまも数十秒です。先週末に”ラウンドミッドナイト”というDVDが手に入ったので見ました。以前にもビデオで見ましたが、デキスター・ゴードン自身が出演している自伝映画です。
アメリカからパリに移り住むストーリーはともかく、ゴードンのテナーが素晴らしい!酒におぼれてよれよれの演奏に聞こえますが、あの味はゴードンです。
心に訴えるようなテナーは最高ですね。私はテナーを長年吹いていたので、テナーの図太い音が好きですし、ゴードンは大好きなプレーヤーです。映画の中でもNow''s The Timeが流れていたりして、もともとハードバッププレーヤーのゴードンですから当たり前ですね。久しぶりに見て気がついたのは、マウスピースはメタルの古いオットーリンクですが、オットーリンクのリガチャを目一杯下の方に付けて吹いていたことです。昨日高橋管楽器に行った時に、私の選定したオットーリンク7番で同じようにして吹きましたが、音が甘くなるような気がしました。
今度気が向いたら、自分のオールドリンクで試してみようと思います。ジャズマンの映画は、他のミュージシャンも一流の方が競演しているし、サックスの吹き方やセッティングを見ることもできるので面白いですね。
ただし、本人が吹いている場合だけですが・・・ちなみにチャーリーパーカーの”バード”という映画は、もちろん本人は主演していないので、俳優が指をメチャクチャに動かしています。
これはこれで面白いですよ。寒い冬の夜は、ミュージシャン映画でもいかがですか?