なにも書かれていない画面 詩を書こうとする不思議があり 自分を見つめる自由の中で 集中している世界が広がって 作品が出来あがってみれば たいした作品にはなっていないが 表現された充実に幸せを感じる 気持ちを言葉で遊び繋げ 自由はいつも保障されている 不自由があるとすれば 表現する技術の不足くらいで そこには上達しよう楽しみがある 鏡には映らない自分を見つめて 自分らしさで描いてゆく 正直な気持ちを具現化すれば 幸せはいつも詩の中から滲み出て
君は瞳の力を弱めながら 僕と再び逢える場所について 手を握りながら話したね 悲しみの向こうには 希望がきっとあるからと 目の前に襲ってくる 僕のどうしようもない気持ちの 景色に光をあてようとして 君は彷徨い苦しいはずなのに 空への準備をさり気なく優しい顔をして 人生の到達点に立ってしまった 僕を知り尽くした 君が言った最後の言葉 またね 孤独を希望に変えて 今でも消えることのない声となった 僕はこの世界で浮き沈みながら 今でも生きている 想い出を詰め込み君とまた話すために
ブログを始めて355日、もう少しで一年になろうとしています。 アクセス数が11万(一万ごとの報告となります)となり、 ご訪問される方もずいぶんと増えてきました。 ありがとうございます! 先月は腰の手術をして仕事復帰、 疲れ気味で詩を書けない日もありましたが、 少しづつ調子も上向きになってきています。 みなさんが楽しめる詩が書きたいですね。 今後とも『詩は元気です☆』を宜しくお願いします! それと埼玉詩人会で理事をすることになり、 詩に携わることでお役に立てたのならと思っています。 一月に詩人会に入会し、半年と僅かで理事となり わからぬことばかりですが、頑張ります!
落ちてゆく紙くずを眺め 僕は何処でなにを しがみつきこともなく 風に揺られ ゆらㅤゆらㅤゆらㅤゆらら ひとりぼっちの苦笑い 抜け出した希望は不自由に 僕の寂しさは身勝手を 知っている悲しみ それがどうした、と 雑踏の足音が響いて だからどうしたいのさ、と クラクションが迫って ひとりぼっちの僕が揺れている 自由への覚悟もなく ひとりぼっちの僕が揺れている
アルペジオの音色 夏の夜はすこし涼しげを弾ませ iPadを両手にソファで寛ぎ 詩を書くつもりが 目を閉じて旋律を追いかけ 流される時間の渦に回り どこへ連れて行くのだろう 知らない街が輝いて その先にはきっと海があって 風が吹いて僕の髪は揺れ ハイビスカスが空を眺め 僕は両手をひろげて 鮮やかに光は輪郭を描き 青くどこまでも青く おやすみの入り口は夢のように 僕に麦わら帽子をかぶせ その先の物語りへ潜り込む
少し早く家を出て ホームのベンチに座わり 一編の詩を書いている 風が軽く吹き 蝉が遠くで鳴いて 昨日読んだ誰かの 教科書にあるような 詩を思い出しては考える 言葉を磨きすぎると 僕の好きな詩ではなくなる 未熟なところで止める そんな勇気も必要だろう ピカピカに光った詩を 書けないから負け惜しみで 言っている訳ではない ひとそれぞれ 好きな詩があって 僕の場合はズッコケた そんな詩を愛してしまう 自分らしくを具現する楽しみ やはりひとそれぞれ 突然に特急電車が通過する 偏った思考に刺さっては 抜けて行った 詩は自由だと思うと 自由という言葉に縛られ 自由でないといけない そんな枠に嵌ってしまう 読んでみよう再び 僕という枠を外して 教科書にあるような詩が 生きているかどうか