Jul
22,
2022
管理職のための「タイムマネジメント」(Day4)「タイムマネジメントで得られるベネフィットとは」
このタイトルでお送りしております。
「管理職のための『タイムマネジメント』」
会社員を卒業して早4年。最近はあまり意識しなくなりましたが、サラリーマン時代は正直言って、タイムマネジメントは苦手でした。
そんな私ですが、振り返って今だからお伝え出来ることもあるかと思います。
さて、このブログは下記のような章立てで書き進めようと考えています。
しかし途中で、気が変わることや路線変更をする可能性は大いにあります。そこで寛容な気持ちでお付き合い頂けると有難いです。
【章立て】
第一章:「タイムマネジメント」とは何か(完了)
第二章:なぜ管理職に「タイムマネジメント」が必要なのか(完了)
第三章:タイムマネジメントが出来ると得られるベネフィット(本日)
第四章:私の苦い経験・エピソード
第五章:タイムマネジメントに関する私の心掛け
そして今日は,
【第三章:タイムマネジメントが出来ると得られるベネフィット】
1.「成果」や自部署の「提供価値」を考えるきっかけになる
(1)日常業務に追われてばかりだと、仕事を右から左へ流す、という思考に陥り勝ち。そこで限られた時間とリソースで、いかに「成果」を上げるのか?という発想は非常に大切である。
(2)その際、成果と同時に管理職は、自分が率いる部署やチームならではの「提供価値」について改めて考えたい。
「自分たちだから提供できるもの」は何か?
これは会社内で働くサラリーマンであっても、非常に重要な問いかけだと感じる。
なぜなら、いつ自部署がそのまま外部へアウトソースされるか分からない。もしくは、自部署の提供サービスが付加価値の高いものであれば「スピンアウト」させて、事業化させるかもしれない。そうしたらあなたはその会社の社長である!
(3)仕事を右から左へ流す時でさえ、管理職が自ら「やるべき」業務なのか、それとも「やるべきでない」、もしくは「部下に任せる」業務なのかを、冷静に検討する癖がつくことに繋がる。
2.「不足リソース」は何か?
(1)成果や提供価値という発想を持つと自ずと、足りないリソースに気付く。
自分たちがあるリソースを持っていないことを嘆く必要は全くない。無ければ借りるか、習得するかである。この機会を使って、足りない知識や経験などのリソースを習得することを検討したい。
(2)その際に気を付けたいのは、管理職自らが修得するのか、それとも部下に託すのか?
忙しい部下にこれ以上のタスクを与えるのは忍びない。これは人間として、優しい上司として、心情は理解できる。しかし、ここはぜひ
部下に習得させて、それを部署内・チーム内で共有するようにしたい。
部下にとっては負荷がかかるが、学ぶことで得られる知識や体験は一生もの。そしてそれを仲間に教えることで「学びが深まる」はず。
上司・管理職は、長期的な視点で部下を育てる責任がある。ここはぐっとこらえて部下に託す勇気を持ちたい。
3.変化する要求に対応することが可能となる
(1)成果とリソースとの関係に敏感になることは、成果を上げていくためには重要な視点である。
この成果を上げるためにはこういうリソースが必要。一方、こういうリソースがあれば、こんなことが出来るかも知れない。「成果」と「リソース」を両輪として管理職として何を成し遂げられるかを考えることに繋がる。
(2)この発想は、管理職が日々遭遇する「業務の優先順位付け」に多いに貢献すると考えられる。
なぜなら、上位組織から短期間で何らか一定の成果や結果を出すように指示があった時、活用できるリソースを文字通り「搔き集める」際に、日頃の「成果」と「リソース」の視点が生かされるからである。
無論、長期的な成果を求められているのであれば、部下をじっくり育成しつつ、それを部署内・チーム内で共有することで全体の底上げを実現していく。
このように状況や外部環境に柔軟に対応しながら、成果を上げて行くことが可能になると考えられる。
ではまた次回!
「働くあなたを元気にするプロコーチ」砂村よしお
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