日本最高学府の「赤門」に出くわした!(東大本郷キャンパスの思い出?!)

日本最高学府の「赤門」に出くわ...
日本最高学府の「赤門」に出くわ...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日、お客様を訪問するということで、久しぶりに東京・本郷に出かけた。

コロナ下ということもあって最近、めっきり対面でお客様に会う機会が減っていた。外は春爛漫。昨日に引き続いて今日もとっても暖かい。

お客様との打合せが終わって、折角だからこの界隈をぶらぶらしていたら、

「え、この古めかしい建物は何かな?」

と、目に飛び込んできたのが、学生服姿の男子生徒とカメラを持った親御さん。

「おー!これが東大の赤門?」

東京に住んでいながら実は、余り訪れたことがない。前回はいつ頃ここに来たっけ?

ここで大切な記憶が呼び起こされた。

実は高校時代に一度だけ、東京大学を訪れたことがあった。大学受験に関連しているのだが、残念ながら私は東大を志望していた訳ではない。

私は「大学入学共通テスト(私が高校時代は『共通一次試験』と呼ばれていた)」を、ここ東京大学で受験したのだ。これは、私が通っていた私立高校の生徒の受験会場がたまたま東大だっただけであって、深い理由は無かったように記憶している。

しかし今になって思えば、キャンパス内、そして校舎内にそう簡単に入れる訳ではないので、それはそれで光栄なことではあった。

そしてその時、更に記憶を強く焼き付ける事件があった。

何と私は、受験会場を間違えて、この東大のキャンパス内をあちこちと走り回ることになってしまったのだ。

この東大の本郷キャンパスが現在、どういう配置になっているかは分からないが、私がここに足を踏み入れた当時は、キャンパス内にいくつもの「学部」の校舎が同居していた。本郷キャンパスはとてつもなく大きい、広い!

私の受験会場は「農学部」だった。しかし私は何を血迷ったのか、「工学部」の校舎の受験番号の席に座って、試験が始まるのを待っていた。

「うーむ、これが東大か!」

自分が東大を志望しているかのごとく、悦に浸っていると私の肩を叩く男子学生がいる。

「あのー、すみません、この席、僕の席だと思うんですが....」

私は内心で、

「こいつ、なに言ってんだ!東大受験で舞い上がってんだろう!こっちはちゃんと受験番号も確認してから座ってんだ!」

と、座席の上に貼ってある番号と自分の受験票を見比べて、「ほら!」と自信満々でその受験生をにらみ返した。すると、

「あ、それは『農学部』校舎ですよ!ここは『工学部』。」

と自信ありげな声と表情。

え、ここは工学部?私は農学部?

このキャンパスにそんな、いくつもの校舎が混在しているわけ???

慌てた私は、そこからダッシュで「農学部」の校舎へ、一目散。

試験開始の5分前くらいに、何とか滑り込んだ。席に座り込もうとする私を周りの悪友たちが捕まえて、

「お前、何してんだよ!こんなギリギリになって。やる気ないな!今日は試験をエスケープしたのかと思ったよ!」

同じ高校に通う友人たちから、揶揄する声が飛んできた。

そんな苦い青春の1ページを思い出させる「東大赤門」でした。

え、因みにその共通一次試験の結果はどうだったのかって?

それを訊くのは野暮、っていうもの。結果は何とか、それなりではありましたが、受験した国立大学には引っかからず、結局在京の私立大学へ入学することになりました。

ところで、あの時「工学部」で出くわした彼は、今頃どこで何をしているのだろうか?

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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