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two o one two

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ドーナツ物語

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02/24/2022







わたしはドーナツに目がない。
制限がなければいくらでも食べられるくらい、大好き(もちろん、そんなことはしないが)。

この国にはドーナツ屋さんが多い。
町に必ず1軒はある。と、思う。

今のところへ引っ越す前の小さな町にもドーナツ屋さんがあった。そこは、早朝(多分6時とか)から開いていた。午前9時を過ぎると、町の老人たちがそのドーナツ屋に集まり、1時間〜1時間半、そこでお喋りする。買うドーナツは1個、それにおかわり自由の珈琲を飲みながら。珈琲は昔ながらのアメリカンコーヒーで、今でこそスターバックスとか他にも沢山のカフェが出来、珈琲1杯にもそこそこの値段がついているが、老人たちが好むのは1杯(何杯飲んでも)1ドルもしないコーヒーだった。そういう時代。

わたしは一度だけ、そこで老人たちに混じって珈琲とドーナツをいただいた。今は亡き、夫のグランマが連れてってくれたのだ。その頃わたしたちは日本で暮らしていて、まだ幼かった娘(4歳になったばかり)とこの国に遊びに来たとき。夫は仕事のため同伴できず、母娘だけでやって来た。今思えばえらい大胆なことをしたモンだと感心する。

彼女は9時半にわたしたちを迎えに来て、「mはドーナツは好き?」と訊き、大好きだと答えると、にっこり笑って、「じゃぁドーナツを食べに行きましょう」と言った。(余談だが、彼女の運転がおぼつかなくて、恐怖だった。笑)

そこは町の中央広場(up townと呼ばれていた)に面したドーナツ屋さんで、ショウウィンドウにそのお店のロゴが描かれているだけの、普通の、おしゃれでもなんでもないお店だった。
中に入ると、既に何人か年寄りたちが屯していて、「ヤァ、T!」「あら、F!」とか声をかけ合っていた。

わたしが好きなのは、ごくごく普通の、glazed donutで、それを頼むと、彼女は「他には?もっと綺麗な色の、あれとか、どう?」とニコニコしながら勧めて来たが、この国独特の、フードカラー満載の色とりどりは今も尚、慣れずにいる。確かあのとき、彼女は中にラズベリーソースがめっちゃ詰まっているドーナツを選んだ。ひとくち頬張ったときにソースが垂れるほどの。うぎゃー。娘はチョコレートリングのようなドーナツを選んだが、甘過ぎたようで食べきれなかった。彼女は今でもこの国のドーナツは好まない(でもミスタードーナツは大好き)。

そのお店は、わたしたちがその町を去った数年後に、オーナーが事故のために身体が不自由になり、店を売ったと聞いた。新しいオーナーはお店のネームも、ドーナツのレシピも譲り受けたらしい。その後、ドーナツの味はどう?変わってない?と、前に義母に訊いてみたが、義母はオーナーが変わってから行ったことはないと言っていた。


わたしたちが今、住んでいる街にもドーナツ屋さんがある。日本にも昔あったDUNKIN'に、Hurts Donut,そしてうちの近所にあったDaylight Donutsの3店。この、Daylight Donutsはうちから3ブロックほど離れたガス・ステーションの一角にあったが、そこから撤退、一時閉店し、うちからは少し離れた新たなロケーションにオープンした。そして、これまでのeat inできるスタイルからテイク・アウトオンリーのスタイルに変更された。ドライブ・スルーも作られ、折しもパンデミックの時期と重なり、利便性が良くなった。わたしはいつもねじりドーナツを買った。ねじりドーナツを食べると、それだけでしあわせな気持ちになれる。


でも、このお店は2月27日にクローズする。同僚から教えてもらった。「m、あそこのドーナツ好きだったでしょう?」
慌ててInstagramを見てみたら(フォローしているのだ)、長文のアナウンスが載っていた。がびーーーーーーーーん。
かなりショック。そのポストをスクリーンショットして夫に送った。夫もまた、そのニュースを知らなかった。I'm so sorry to hear that.夫からの返信を見て、あれ?あなたはそんなにショックじゃなかったの?と、ちょっと驚いた。

閉店した後、新たにDonutlandというお店に変わります。というお知らせもされていた。しかも、3月1日オープンとな。
気になって色々と見てみたら、なかなか美味しそうだし、レビューも高い。だんだん、楽しみになって来た。夫曰く、彼の同僚はこのお店のドーナツの大ファンなのだそう。チェリーとブルーベリードーナツが有名らしい。わたしはケーキタイプのドーナツより、イーストタイプが好きなのだけれど、一度は試してみようかと思う。

これまでDaylight Donuts信望者だったのに(DUNKIN'もHurts Donutも好きだけど)、もう既に心は新しいお店に期待しまくっているこの薄情さ。😂
ねじりドーナツもあると良いなぁ。。。










#日記

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エンピツ日記

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02/22/2022








02222022 にんにんにゃくにゃく。


雪が降っている。ちらちら粉雪。
1時間くらい前はみぞれのような雪だった。窓から見えるever greenの葉先に無数の水滴が凍ってくっ付いている。
葉の中でcardinalがじっとしているのが見える。隠れているのだろうけれど、赤いからよく見える。

風がものすごく冷たい。




エンピツ日記でとっても懐かしい人に再会した。





#エンピツ #日記

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selective hearing

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02/21/2022









最近、びぃ坊は呼んでも来ないことがある。
特に、早朝。
びぃ坊は全身こげ茶色。まだ暗いので、まったく見えない。
わたしたち夫婦は、彼のことをinvisble dog→Ninja dog、さらにはShinobiと呼ぶようになった。
辺りが暗いと庭の何処にいるのか全然話からないし、家の中でも薄暗いところで寝てるのに不意に気付いてギョッとすることがある。
Where is Bevo? と探すことも多い。
呼んでも知らんふりをするからだ。


以前はそんなことはなくて、呼べばすぐにやって来た。ない尻尾=お尻をふってやって来た。
あらーびぃ坊、そんなところにいたのー!!よしよし!!と言って、撫でたものだ。

それがどうよ。
このところ(と言っても1年くらい)、呼んでも帰って来ないことが多い。
夜の明けない暗がりで、何やら小動物を見つけたのか匂いがあったのか、吠えるときは非常に困る。まだ5時とかなのだ。いくら犬は吠えるもの、と言ってもねぇ。

階下にはトリーツの入ったボトルがあって、そんなときわたしはそのボトルを振りながら音を立て、びぃ坊を呼ぶ。
この作戦は、最初の最初、3回目くらいまでは効果絶大だったが、もう効かなくなった。
なんたるちーや。

耳が遠くなったのか、と心配したこともあった。
Deweyはじくじく耳垢で、良く中耳炎を起こした。デューちゃんみたいなことになってないかと耳の中を調べたが、めちゃくちゃクリーン。臭いもない。

Obedience classに連れて行ったのは1年半以上前のことだ。
呼び戻しはその前から既に出来ていたし、コロナがいよいよ拡大してクラスは途中で休止、その後、中止となった。(classは卒業したものと認定します、という連絡だった。笑)
とても残念だったけれど、びぃ坊はフリーで前庭に出せるようになったし、突発的、衝動的なことがあっても呼び戻しは完全に出来るようになった。

なのに、どうしたっていうのさ。
やっぱり耳に何か問題があるのかもしれない。今度、獣医さんに調べてもらおう。

と、思っていたのだが。


びぃちゃん。
たまーに、こっそりとパス公にトリーツをあげようとトリーツ缶を開けると、何処からともなくやって来て、わたしの目の前にピシッと座って見上げる。「ぼくにも!」

ダディが仕事から帰って来て、ガレージの開けられる音がすると、真っ先にドアの前を陣取って、待つ。「ダディ、ダディ、ダディ、お帰りなさい、ダディ!」

いや、ダディだけじゃなかった。
わたしが帰ってくるときにも、ドアを開けると必ずそこにいる。「お帰り、お帰り、マミィお帰り!」


こいつまだ若いのにもうBruceみたいになったね。

と、夫が言った。

ああああああ、そうか。そういうことか。

ブルースもそうだった。聞こえてるくせに聞こえてないふり。聞きたいことはちゃんと聞こえます。ってやつ。
ブルースはレタスが大好きで、わたしがサラダの袋を開けると、その音を聞きつけてすぐにやって来た。
ぶるーしぃー、庭に行こう、外に出よう、と言っても知らん顔してたのに。
散歩のときには、行きたいところがあると、必ずそこへ向かう。そっちは行かないよ、と言っても、「いや、こっちに行きたいから」と言って動かなかった。ブルースは大きいオゥシーだったので、一苦労だった。ブルースと行く散歩はいつも時間がかかった。poopもなかなかしてくれなかった。夫曰く、先にpoopしちゃうと散歩を切り上げられるって思ってるんだよ。


びぃ坊はブルースを知らない。
会ったことがない。
でも、本当だ。まるでブルースだ。ブルースはBlackTriで一見真っ黒なオゥシーだった。
びぃ坊にはその面影がある。不思議なものだ。

もしかしたら、ぶるーしぃがびぃ坊のところにやって来て、わたしたちと一緒にいるのかもしれない。呼んでも来ない時とか、特に。
そう思うと、すごく嬉しくなって、びぃ坊を呼びながら、心の中でブルースも呼ぶ。
そしてびぃちゃんが戻ってくると、とてもとても、愛しく思う。









#日記 #犬日記

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パッチワーク

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02/19/2022










待ち合わせに遅れてしまうかもしれない。
時間を気にしながら乗り込んだ。目的地まで直行の乗り物。のっぺりとした外観の特急列車(だと思う)だ。音もなくやって来て、ドアが開き、時間きっかりに音もなく出発した。
外の風景は何も見えない。というか、窓がないのかもしれない。
車内は空いていて、わたしは適当なところに座った。とりあえず時間には間に合いそうだ。


指定されたお店は小洒落な居酒屋風。お店の中央付近に厨房があり、席から見えるようになっている。
中に入ると、友人が手を上げて知らせてくれた。
ごめーん、遅れるかと思ったーと言うと、
だいじょぶ!まだ、わたしたちだけ〜。と、彼女が言った。

先に始めちゃいましょう、と、わたしたちは飲み物とアペタイザーをオーダーした。
そのうち、みんな来るでしょう。
わたしはシャドネー、彼女はサングリアを。それから、fried cheese curdなどの入った、アペタイザープレート。

彼女と話し込んでいたら、元同僚のマンディー(仮名)がやって来た。Heyyyyyyy!わたしたちを見てそう言った後、彼女はイキキキキー!!と、猿のようないつもの笑い声を立てた。

わたしたちの席にやって来たマンディーは、オレンジや赤、黄色がベースの明るいパッチワークのフレアースカートを履いていて、それは思いがけず彼女らしくて、とっても素敵だったので、I LOVE YOUR OUTFIT!!!!と、称賛した。
彼女は、Shut up!!!と言って、ウキキキキーと、笑った。

わたしは、そうそう、わたしも似たような感じのsweaterを持って来たのよ、見てみて!!と、ショルダーバッグの中を探る。
のに、あれ?入ってない。。。
寒くなったときのためにって、入れて来たはずなんだけど・・・と、思う。

すると、友人が申し訳なさそうに言った。
ーm....少し前に脱いじゃったからね、、、、

は???脱いだって???どーゆーこと???

I was puzzled.

すると、レストランの給仕さん(とても品のある人だった)が、
ーお客さんの衣服はこちらにございます。
と言って、茶色い袋を持って来た。その中には、わたしの長袖のセーターが丁寧に畳まれた形で入っていた。それだけではない。なんと、肌着と、ブラジャーまでが。OMG!


その後に聞いた友人たちの話によると、わたしは非常に高揚した感じで、ニコニコと笑いながら、
I DON'T NEED THIS!!!
などと言いながら、脱いだのだそう。全てを。つまり、トップレスになったのだと。
そして、誰にどう促されてかわからないのだが(聞けなかった)、ジャケットを着たのだ、と。


えええええええええええええええええええええええええ

言葉を失う。
そんなワケがない。だって、ついさっき、友人とこのお店で会って、それから白ワインをオーダーして。
そうだ。白ワイン。わたし、まだグラス2杯しか飲んでない。
そうでしょ?

と口にするつもりだったが、周囲の友人たちの様子を見て、わたしの記憶が飛んでいることを知る。
いやいやいやいやいやいやーーーあり得ない。
酔っ払うことはある。あるけど、酔っ払ったからって、公衆の目前で、裸になるなんて、、、ないないないないない!!!!

頭の中ではぐるぐるぐるぐるそう叫んでいたが、無意識に胸元をばんばんと叩くと、確かにジャケットの下はノーブラ、、、なんてこと、、、、!そして、茶色い袋の中の衣服(&ランジェリー)を見ると、もう何も言えなくなった、、、、、


なのに友人たちも、お店の人も、わたし気持ちなど、まったく意に介せず、という感じ。
マンディーは、わたしのセーターを見て、Yeah, Kinda same!! と言って、ウキキーと笑い、good!と、親指を立てた。いやいや、それどころじゃないんですけど、、、。


シャドネー2杯と思っていた。なのに、どこかで記憶が飛んだ。
2杯じゃなかったのか。それとも、アルコールにすごーく弱くなっちゃったのか。
そう言えば、友人たちに混じって、何人か男性もいたような気がする。それは知り合いの男性と、初対面の人と。
誰だ?
思い出せない、、、えー???自分、大丈夫か????????

ぐるぐる考える。が、とにかく何も思い出せない。
ヤバイ、と焦る。
とにかく、もう何も飲まずにおとなしくしていよう、と思う。後でゆっくり考えよう。


そんな時、給仕さんがやって来て、お会計はどのようになさいますか、と恭しく言った。
友人たちは一斉にカードを出したが(6人はいたと思う)、それよりも少し先にわたしはカードを出して、言った。Altogether.


友人たちは、後で精算しようねーと言っていた。
わたしは、そんなことより早く家に帰って、今日のこのことを詳しく検証しなければならない、と思う。

ロケットみたいなのっぺりとした列車を待ちながら、急行とか特急とか、どうやって調べるんだっけか、、、、と、悩んでいる。




・・・


信じがたい、怖ろしい夢。

自慢にもならないが、わたしは酔って裸になったことはない。
夢だから心配ない、と言い聞かせながら、でも、これって何?何かの願望???と、かなり困惑したし、出来ることなら忘れよう、こんな夢。とも思った。



でも、こうして書いたのは、こんな夢を見たのは、青豆の行動のせいだと思い出したから。
それなら合点がいく。

夢で良かった。
夢だけど、夢じゃない。
と、ならなくて良かった(たぶん!)。


















#ユメモ #日記

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英会話きちんと

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02/18/2022








今日は姉1の誕生日。

昨日、日本時間で朝の7時半頃に、「おめでとう」とLINEで送った。
ほどなくして、姉から、

いつも
忘れずに(LINE)
ありがとう〜❣️❣️
お陰で朝から
happy happy

幸せな気持ちになりました❣️

と、返信が来て、思わずホロリとしてしまった。
ありがとう、は、こっちです。

姉1には、何度お礼を言っても足りないくらい、色々と助けられた。うちの娘は今でも姉1のことをa mommyと呼んでいる。彼女にとってはいつもいつまでも第二の母。


先週、姉に誕生日のプレゼントをオーダーした。
amazon、仕事が早過ぎて、誕生日の5日前に届いたらしい。笑

贈ったのは、これと、これ。
前から、英語を習いたい、と言っていたので。

姉さん、4姉妹ヨーロッパ旅行では、サポート期待していますよ。うっきっき〜!










#日記

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日本語ちがい

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アンさんからのクリスマスカード... アンさんからのクリスマスカード
とっても嬉しくてInstagramにアップしていた
アンさんはきっと今も絵を描いて... アンさんはきっと今も絵を描いていると思う。
02/17/2022








Johnny(仮名。大好きなJohnny Weirとどこか似ているので)から初めて声をかけられたのは、11月末頃だったと思う。
ランチの時間だ。
生徒は、バーコードの付いたIDををスキャンすることで、ランチの費用を支払う。
(ちなみに、うちの州はパンデミック以来BreakfastもLunchも無料となっている。有料になるのは追加分のアイテム。2皿目のメインディッシュとか、ドリンク、スナック類など。)

ランチはA, B, Cの3グループに分けられていて、時間になるとカフェテリアのシャッターが上げられるのだが、大勢の生徒が我れ先にと入ってくる。まさに大波が押し寄せてくるような、凄まじい光景だ。

わたしは大抵、Post 2と呼ばれるレジを担当していて、それぞれの生徒のIDをスキャンし、残金を確認しながら追加アイテムを渡す。全員がIDを持っていればスムーズなのだが、持って来ない(忘れたではなく、持って来ない、、)生徒も多く、その度に名前をタイプしなければならない。生徒たちの食事時間は30分程度で、ベルが鳴ると次のクラスに向かわなくてはならないので、みんないつも急いでいる。そんなに急ぐのであればIDを持って来れば良いのに、と思うけれど、若い人たちにはそれが分からないらしい。

そういうわけで、レジはいつも長蛇の列になる。IDを持っていない子の名前を間違えてタイプすると、余計に時間がかかり、並んで待っている生徒たちはもちろんのことだが、当の本人が、Not D, I said E!!とか言ってきて、はぁ?とか思う。こともある。
たま〜に、その態度はどうよ?という感じで、黙ってじーっと見つめると、I'm sorry..と返す生徒もいるが、ふてぶてしい態度のままの生徒もいる。やれやれ。

前置きが長くなった。
そんな長蛇の列の中にJohnnyはいて、いきなり、xxxx xxx xxxxxxxxと、マスク越しでも真っ赤な顔をしてるのがわかるほど、はにかみながら言った。
一瞬、ん?と、思う。良く聞き取れなかった。英語じゃなかったような、、、?

すると、彼は意を決したように身をただし、

アナタ ハ ニホンジン デスカ?

と言う。おおおおおおおおお、と思いながら、Yes, と口にしたあと、慌てて、はい、そうです。と、答えた。すると今度は、

アン ヲ シッテ イマスカ?ワタシ ノ トモダチ デス。

あらーそうなの。知ってる、知ってる。日本語、上手ね。

そう言うと、彼は頭をぶんぶん振って、でも嬉しそうにこう訊いてきた。

アナタノ オナマエヲ オシエテ クダサイ。

そこで名前を告げると、何度もわたしの名前を繰り返した後、

アノー、チップス ガ ホシイ。

と言って、買った。それが一番最初の会話で、たった二言三言ではあったのだが、後方に並んでいる生徒たちはなんだなんだ、と見ているし、彼自身もそれを感じたのだろう、その後、ジャ、サヨナラ!と言って、去っていった。


それ以来、Johnnyは毎日、わたしのレジに来る。
ほとんどの生徒は、トレイに載せたLunch mealを持って並んでいるのだが、彼は何も持たずに列の中にいる。そして、自分の番になると、

mサン、コンニチハー。

と言って、日本式に頭を下げて挨拶をする。わたしも、つられて、こんにちは。と頭を下げる。
彼はずっと同じチップスを買い、わたしと日本語で話すことを至福の時間と思ってくれているらしい。ものの20秒ほどの時間。

何度もわたしのレジに通ってくれるので、彼が日本語を学んでいるということ、日本が大好きだということ、さらには来年の夏から1年間、日本の高校に留学する、ということを知った。
彼はそれらを英語ではなく、拙い日本語でわたしに教えてくれた。(今では、後ろに並んでいる生徒たちは、「またかよ」という感じになっている。)そして、毎日、何か新しいフレーズを使おうと努力していることが伺える。

そんなある日。というか、昨日のこと。

いつものようにやって来た彼は、mサン、コンニチハ〜。と頭を下げながら挨拶したあとに、

ツマラナイ コトデ イジヲ ハッテ チャ アカンデー!

と言った。

は???わたしは目が点になる。でも彼はわたしが良く聞き取れなかったのだと思ったのだろう、さらに明瞭な声で繰り返した。

ツマラナイ コト デ イジ ヲ ハッテ チャ アカン デナー!!!

なんじゃそら!!と思ったが、張ってない、張ってない、と言うと、彼はパァッと明るい顔になって、

ワカリマシタ カ? カンサイ ベン デス!

と、誇らしげに言った。
あちゃー、、、と思ったが、何せ時間がない。その日本語の意味をわかっているのかどうか、英語で訊いてみようかとも思ったが、それもかわいそうだと思う。なぜって、こんなに嬉しそうな顔をしているではないか、、、。

そこでわたし、昨夜は、彼の言った日本語を英語でメモに書いた。今日、会ったときにそっと渡そうと思ったのだ。きっと、アニメか何かのセリフだろう。一生懸命、覚えたのだろう。それを笑い飛ばすことは出来ない。こういう意味なんだよ、ということだけ伝えよう。そう思った。

なのに、その小さなメモを紛失してしまったバカなわたし。せっかく良い作戦だと思ったのに。ランチサーブの直前に気付いたので、新たに書く時間もなかった。まぁいい。明日でもいっか。

と思っていたら。
なんと、今日Johnnyはわたしのところに来るなり(ちゃんといつも通りの挨拶の後だけど)、

ニホンゴ ヲ マチガエ マシタ。チガウ ニホンゴ デシタ。
コンナ トコロ デ ガンバッテ イマス ネー!

全然、違うフレーズ。笑
しかも、ちょっと変。でも、言いたいことはわかりました。
「頑張って」は、英語にしにくい。うちの夫も時々、使う。ガンバッテ、クダ サイ〜!
Keep up the good job! という感じかな。


しかしJohnny、どうやって昨日の日本語の間違い(?)を認識したのだろう?それが知りたいけど、そういう(日本語の)質問は彼には難し過ぎるだろうと思って、聞きにくい。せっかく一生懸命、日本語で話してくれているのだから、日本語で返してあげたい。


ちなみに、アン(仮名)は、以前わたしが補習校で受け持った生徒。彼女はいつもお弁当を持ってくるので、ランチを買うことはない。でも、たま〜に「m先生、元気〜?」と、顔見せに来てくれる。とても優しい子だ。小さなアーティストも素敵なお嬢さんになりました。









#日記

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リサイタル

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02/16/2022








幼馴染のmはピアノを教えている。
mの亡くなったお母さんは教会のオルガン奏者で、mは小さな頃からピアノを習っていた。
わたしが一時期だけピアノを習っていたとき、我が家にはピアノなんて(オルガンすら)なかったので、時々mの家に行って、ピアノの練習をさせてもらった。
でも子供心に、なんとも場違いな感じがして、だんだん足が遠のいた。
先生からは毎日鍵盤に触れなさい、指を動かしなさい、どうしてもピアノに触れられないなら紙の鍵盤(バイエルの付録)で練習しなさい、と言われた。
mのお母さんからは「いつでも良いから来て練習しなさい」と言われたらしいが(母がそう言っていた)、これがどうして、なかなか行きづらかったのだ。大体に、mのお母さん(わたしの母の姪にあたる)はすごく厳しい感じがしたし、mの祖父(わたしたちは「ちゃん」と呼んでいた)は「金ハブ」と言われていたくらいで、わたしにとってはものすごく怖い存在だった。mの祖母(わたしの母の姉。わたしたちは「おっかん」と呼んでいた)は「ちゃん」よりは優しかったけど、やはりちょっと近寄り難かった。なので、彼らの家でピアノの練習なんて、とんでもなかった。

mは姉3と同じ歳で、ふたりは小さい頃から特に親しかった。mと姉3とが、大きなビーチボールを抱えて座っているまだ赤ん坊だった頃の写真もある。双子かと思うくらい、ふたりは良く似ていた。

わたしはある時ピアノ教室を辞め、同じような時期にmは本土の学校に行くために島を出た。後から聞いた話では、九州のどこかの進学高校から音大に入り、卒業したとのことだった。
そして、気づいた時にmは島に戻っていて、いつの間にか島の人と結婚していた。その間、あの、わたしが密かにおそれて(畏れて)いたmのお母さんは亡くなり、ちゃんもおっかんも他界した。


mが結婚して、子供たちが出来て、わたしにも娘が出来(mの最初の子と娘は同じ歳だった)島に連れ帰ることが多くなり、また付き合うようになった。もちろん、わたしよりも姉3のほうが親交が深かったと思う。しばらく疎遠だったのに、そんなことは気にもならないくらい自然に繋がっていった。
いつだったか、島に帰省した時に我が家に遊びに来たmは、わたしの顔を見るなり、歳とったね〜、と言うので、はぁ〜〜〜〜???と言いながら、大きく笑った。さすが、親戚だわ、と思う。そこにお世辞とかはまったく存在しないのだ。笑


ある時、mに某音楽会に招待された。
彼女は合唱団に入っていて、何かの合唱コンサートが開かれるとのことだった。mは「面白くもなんともないかもだけど」と言いながら、それでも出来ることなら大勢の人に来てもらいたいから、と言って誘ってくれた。
わたしたちは、喜んで出かけて行った。わたしと、姉2、姉3と。娘も一緒だったかもしれないが、よく覚えていない(娘よ、ごめん!)。

何曲かの合唱があり、そして、ある曲を、mがピアノ奏者として演奏した。
mは舞台中央にあるピアノに進み出て一礼し、座って、ひとつ深呼吸をして、指揮者を見上げ、コクっと頷いた。指揮者は対応するかのように指揮棒を上げ、振り下ろされると同時に、mのピアノが鳴った。

わたしも姉2も姉3も、うーわーーーーm!!!!と、心の中で拍手喝采しながら、見て(聴いて)いた。演奏しているmは、いつものmじゃなくて、でもやっぱりいつものmでもあって、魔法のように動く指や、揺れる体、指揮者を見上げる目、何もかもが素晴らしくて、曲が終わってから、わたしたちは手が痛くなるほどに拍手した。すごい、すごい、すごいーーー!m、かっこいいいいいいい!!!


帰り道、姉3が「発表会というのは良いね」と言った。「人前に出て、発表する、ということは、やっぱり、良いことだと思う。」と、言った。わたしたちは皆、気持ちが高揚していて、mがちょっとだけとちったような箇所があったことも、その時にmが、ちょっとだけ笑ったような気がしたことも、全てが最高のものだと言い合った。


あの時のことを、時々、思い出す。
どうして、人前で発表することが良いことなのか、ということを考える。
わたしはそういうのがとても苦手だ。試験とかも大嫌い。出来ることならそういったことから離れていたい。誰かに批評されるのは避けたい。その他多勢に埋もれて、人知れず、ひそかに、ひっそりと。

でも、時々、思い出す。
演奏を終えた時の、mの晴れやかな表情。何よりも、演奏している時の、mの、自由な動き、何者でもなかった、あの感じ。
そして、それを見た時の、そのときを共有したわたしたちの、あのしあわせなひととき。


発表会、というのは、そういうことのためにあるのかもしれない。
よくわからないけれど、わたしたちも、mも、そして多分そこに居合わせた全ての人たちが、何かを受け取り、味わった。


わたしは、島に帰って、mに会う度に、「リサイタルをしよう〜」と言っている。mは、そんなこと出来ん〜と、笑っているが、本気でそう思っていて、どんな風に行うかのも考えているし、mに演奏してもらいたい曲も考えている。(mは練習する期間が必要だから、と言っていたので、まんざらでもないのだと思う。笑)
計画としては、6〜8曲。休憩を入れて、その休憩時間には、手作りのケーキと美味しい珈琲または紅茶をお出しする。招待したい人もある程度、決まっている。少人数の予定。
そして、無事にリサイタルを終えた夜には、我が家に移動してお疲れさん会。姉3の手作りピザと美味しいワイン。そして、姉2のギターで歌おう。


と、ここまで具体的だと、実現しないわけがない。と、確信しているわけです。











#日記

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自画像

thread
自画像
02/15/2022









Costco で買った水。
職場にいつも持っていく。
皆それぞれ水を持って来る。サーモボトルに入れて来る人もいる。
持参した飲み物は専用の場所に置く。なのでみんなそれぞれ名前を記入している。


随分前、誤って同僚の持って来た水を飲んでしまった。
ふた口くらい飲んだ後に気づいた。
L?Lって何?と、じーっと見ながら、やけにヒョロヒョロと細いレターだなぁ、なんて思うおバカさん。😰

そこにはmというわたしの名前ではなくLという同僚の名が書かれていた。
うぎゃーーーーー😱😱😱
I KISSED L!!!!
LもCostcoで同じ水を買ってたのねーーーー。


Lはその時ちょうどいなくて、彼女が戻って来てから平謝りに謝った。🙇🏻
みんな大笑いだった。
Lも笑って、いいよいいよ、と言ってくれたけれど、その後、新しくお水を買って返した。



それ以来、マイお水には名前だけでなく、目立つように絵を描いている。毎回、同じ顔にはならないし、髪型も変えている。

で、今日のわたしは最高に自分自身じゃないか?と思って、記念に撮影した。



だいぶ髪が伸びてきた。








#日記

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愛を祝う

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02/15/2022









Valentine's Dayの少し前に、娘から
Hey can I get your chocolate chip cookie recipe 🥰
というLINEが届いた。

へぇ。。。と、ちょっと驚く。
家を出てから料理をするようにはなったが、Bakingは聞いたことがない。
さてはオーブンを新調したか?と、思いながら、レシピを送った。
最近、お気に入りの彼のやつ。→Double Chocolate Chip Cookies

It was the BEST
Thank youuuuuuuuuuuu!!!❤️


ついでに、ダブルチョコチップじゃなくて普通のチョコチップもあるからね、と伝えておいた。


そんなことがあったので、日曜日にチョコチップクッキーを焼いた。前にダブルチョコチップのほうを焼いて最高に美味しかったので、こちらも試してみるかと思った次第。


個人的にはダブルチョコのほうが美味しい。というか、どちらかと言うと、好き。
でも、夫はIt's really good!と言って喜んで食べていたから、結果おーらいかな。

ちなみにValentine's Day用には、Lemon Icebox Cakeを作った(チョコチップクッキーはオマケです)。美味しいMeyer Lemon Cookieを買ったので、生クリームをホイップしてレモンも入れて、クッキーに挟んで挟んで一晩寝かして、と言う簡単なやつ。
これは美味かった。自画自賛。


で、昨夜、娘からHappy Valentine's Day! Are you making anything special?と来た。
が、父は仕事でいないこと、Lemon Icebox cakeとChocolate Chip Cookieを作ったことを伝え、そっちはチョコチップクッキーを焼いたのか?と訊いてみたら、ブースターショットを受けて体調崩して寝込んでた、とのことだった。
なんだ、残念。


そのうち焼くのかもしれないし、機会を逸してしまってもうその気にはならないかもしれない。どうかな。

てか、日本ではやっぱりまだ女性から男性へ、という流れなのかな。
こちらはどちらかというと男性から女性、という感じかも。

我が家の場合、お互いに。
なんつったって、愛を祝う日、ですから。










#日記

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変える

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変える
02/14/2022









Happy Valentine's Day 💖


2月はいろいろ!
6日、9日、14日、その次は18日、姉1の誕生日が控えているー。


明日の朝になったら、Google classroomの画像を変える。
1月は雪遊びをしている子供たち、夜のかまくらに入ってお餅を食べる子供たちなど、いくつかをちょこちょこ変えて、1月最終週から節分の絵、2種、節分が終わってからすぐにバレンタインの絵に変更。生徒たちは気にもしていないと思うけど、classroomを開く度に同じ画像じゃつまらないので。
明日の朝には、少し早いけどひな祭りの画像にする予定。その後は、春の卒業の画像。


補習校の授業、残すところ後4回となった。2/19, 2/26, 3/5, そして3/12が最後の授業、午後から対面で卒業式が計画されている。このクラスを担当して2年だけど、実際に生徒たちに会うのは初めて&最後。不思議な気分だ。


補習校の講師は今年度限りで退職することにした。
新年度の4月からは対面授業再開ということだったが、遅過ぎた感。もう完全燃焼、燃え尽きました。
生徒たちはかわいいし、情もわく。だから後ろ髪を引かれる想いでもある。
けど、また4月から1年、、、、は、もう良いかな。

退職希望を出してから2度、なんとか継続していただけないか、との連絡をいただいた。
講師不足は毎年のことだ。昨年度も退職希望したのだけれど、何度か頼み込まれて翻意。結果的に受けたのだから、断れなかったとは言えない。自分で決めたのだ、続けます、と。

今回も、色々と考えた。
頑張ってもう1年、、、とも思った。が、最終的に退職希望を通した。
ただ、どうしてもどうしてもどうしても新しい講師が見つからない場合には連絡が来ることになっている。


わたしは娘を補習校に入れなかった。
現地校に通ってるのだから、せっかくの土曜日を潰すのはかわいそうだと思ったのと、わたし自身、そういう情熱がなかった。
だから、あっさり諦めた。

補習校の講師になってからは、あぁこんな感じだったら、娘を入れてみるのも良かったかもしれない、と思った。
短時間であれ、他の日本人らと日本語環境にどっぷりと身を置けるというのは、彼女にとって何かしらの力になっただろう。アイデンティティの面でも。


今は、補習校という環境を知って、良いこともそうでないことも色々経験して、そろそろ新しいことを始めても良いのではないかなと思っている。
補習校に費やした時間を、何か新たなことに。
それはきっと、良い変化だと思う。










#日記

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