2022/12/09 朝の随想
Dec
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鴨長明『方丈記』を読んでいると「三業」の言葉が出てきました。以前、歴史で遊楽地に「三業地」があり、多くの人はこの意味を知らいないと思います。
この「三業」と「三業地」は全く意味合いが違います。
鴨長明『方丈記』の「三業」は仏教用語。(身・口・意)を表します。因みに「口業」は(妄語)(綺語)(悪口)(両舌)を。口は災いの元の例えの如くです。
では、現在も使われる「三業地」とは一体、どう言った意味を表現しているか?Wikipediaで調べてみてください。以前は東京・大崎に、歓楽街へ入る小路に「三業地」とありました。「検番・料理屋・待合」の三業種が存在しました。その昔は(江戸時代)、この三業が一か所に纏まり、街道筋などで営業をしていました。
朝から歴談義を。明るく楽しく元気にスタートしましょう。