2023/05/13 朝の随想
May
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今朝も2時過ぎに目覚め、30分程読書後再就寝。後ほどこの読書で感じたことをアップします。外の明るさで時間を確認すると4時。起床は5時過ぎ。5時31分、昭和大橋。外気温度は13℃。やすらぎ提左岸で萬代橋。G7 外相会議で警備の警察官が橋上で警備をしています。帰宅は6時16分。ダンベル体操と蹲踞運動、前後屈運動を済ませ部屋へ。
真夜中に読んでいる『森銑三著作集第四巻 「最上徳内」』の記載に、現在の山形県最上郡舘岡の谷地で貧乏な農家の生まれで、幼いころは「多葉粉」の仕事に従事。子守をさせられ、寺子屋の外から勉強を見ていて、教わっていた子供よりこの「最上徳内」が優れていたとの記述が。その後、江戸へ出て「本田利明」に和数学を学び、他の儒者などにも師事したと。徳川幕府に出仕して、蝦夷地へ8回も渡海した人物です。著作も多く、当時の北方警備に多くの足跡を残しています。
当時の「士農工商」のシステムは有能な人間を徳川幕府は全国から集め、教育を施し起用していました。神田の「昌平黌」には各地からの俊英が勉学に励んでいた記録が残されています。この教育機関から出た人物の数人は、各地の卒業生を訪ねて修行したこともあったそうです。寛政の三博士(古賀精里・尾藤二州・柴野栗山)と言われる人物もこの「昌平黌」で教授についていました。この「昌平黌」の後身が現在の「東京大学」となっています。
勉学を希求する人物は、環境さえ与えられれば素晴らしい結果を産み出します。中国地方の「頼春水(頼山陽の父)」「菅茶山」などが農村出身者で活躍しています。喉が渇けば、水を飲む。強制しても渇きのない馬は水を飲みません。
少子化で子供に対する支援を国をあげて手当を厚くしていますが、果たして優秀な人材が輩出するでしょうか?
朝から手厳しい意見を。明るく楽しく元気にスタートしましょう。