2023/08/02 朝の随想
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昨日のTV放送、直腸ガンの摘出手術を見ました。腹腔と肛門の二方向から「内視鏡」で摘出する画像。6人の医師と数人の看護師が手術。以前は6時間くらいかかっていたのが、現在は3時間ほどで終えるそうです。手術費用は保険適用で30万円ほどだそうです。諸外国では数百万円がかかるでしょう。
同じ日に「日本経済新聞Web版」に『日本独走「内視鏡AI」』の記事が載っていました。
「内視鏡検査の課題「がん病変の見落とし」を防ぎ、早期発見にも役立つ「内視鏡AI(人工知能)」の開発競争が激しくなっている。AI開発が遅れているといわれる日本だが、実は内視鏡AI分野では日本の独走状態だ。日本勢は先行して実用化が進む大腸分野から、判別の難易度が高いとされる胃の分野へと足場を広げている。
「現時点で、内視鏡専門医と同程度のレベルでがんが疑われる領域を発見できる」
富士フイルムとAIメディカルサービス(東京・豊島)の担当者は、それぞれ開発を進める「内視鏡AI」について、異口同音に語る。
内視鏡AIとは、内視鏡を使って胃や大腸などの器官を検査する際、AIを使った画像認識機能によって、高い精度でがんの疑いがある領域を検出するシステムのことだ。
内視鏡による胃や大腸などの消化管の検査は、がんの早期発見には欠かせない。厚生労働省の2021年の調べによると日本人の死因トップは、悪性新生物(がん)だ。がんの部位別死亡数を見ると1位が肺がん、2位が大腸がん、3位が胃がんとなっている。
内視鏡検査は誰が診ても同じ結果を得られるとは限らない。医師が病変を見落とすケースがあるからだ。内視鏡AIは、検査における医師のレベルのばらつきを解消する。内視鏡で撮影した静止画や動画を、病変の特徴量を学習したAIが解析することで、病変の見落としを防ぐ。」~云云
これらに関連する企業は、内視鏡の機器とソフトを抱き合わせて、諸外国の医療機関へのアプローチが大切です。機械が有鬚でもそれを扱う、スタッフやソフトが伴わないと高度な施術は出来ません。高速鉄道の輸出がそれを物語っています。これら「内視鏡AI(人工知能)」に関連する会社の株式は有望と踏んでいます。
朝から先端技術のお話。明るく楽しく元気にスタートしましょう。