仕事をしっかり断る勇気 Vol.128
Jun
27
先日、先生方のキャリアに関する講座に参加しました。
参加されている先生方、断れない方が私を含め多かったです。
ある方は、
学級崩壊しているクラスを連続して持たされる。
断ろうとしても、管理職がもう決まっているからと
全く聞き入れてもらえない。
断っていても、管理職などの押しに負けてしまう。
私も、新採用(2年間他県の私立学校講師をしてはいましたが)の時
高校2年の担任になりました。
(これは赴任直後の職員会議で発表され、質問する勇気さえありませんでした。)
他にも、頼まれたことを断れずに、「これって誰の仕事? 僕じゃないよなぁ」
ということもたくさんありました。
それに引き換え、
「私にはできません。やれません。」と声高らかに断り切る方を見て、
若いときは、
「なんだ、嫌や嫌やって言えばしなくて良いのか。仕事だけどなぁ。」
と思っていました。
年齢を重ねてくると、
「ああやってきっぱりと断れるのは、羨ましいなぁ」と思うようになりました。
教員になった人は、採用試験という難関を突破しているので、
(最近は難関ではないですが・・)
能力はお持ちです。
ですから、どの先生も時間をかければ出来ない筈はないのです。
学校では、大きな声で言う人の意見が通ることが多いです。
(私の在籍した学校だけ?)
学校を運営する管理職にとっては、
何とか無難に運営したいから、断れない人に持って行く場合が多いです。
しっかり断る勇気を発揮出来ない人に仕事がいったら、
その後のフォローをしっかりして欲しいなぁと思います。
しかし、職員全員が「仕事をしっかり断る勇気」を発揮すると
仕事は回らなくなります。
管理職の人が、個々の仕事量を、冷静に平等にみて
割り振ることも必要です。
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吉田 正人
GCS認定コーチ
2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格キャリアコンサルタント
JCDA認定CDA
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