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母と父 2章

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今度は、父の番。 
父は昔から心臓の狭心症・不整脈の持病を持っています。
何時ものように電話をかける。母との会話の中で父の様子を伺う一週間、毎回 「寝てるよと母の頼りなさそうな声。また何か変な予感がする。長年の会話で感が鋭くなっている。
また急いで飛行機で帰る。幼なじみが空港で待っていてくれて、その足で家まで直行してくれるのです。
スーツケースを玄関の置いたまま父さんの顔を見に行く。
父は青白い顔をして、「お父ちゃんは大丈夫どこも痛くない」と・・・ 父の顔は腫れて、足もとを見ると、ゾウのように晴れ上がって、指も甲も骨が見えてない。
また私のドタバタ劇が始まるのです。叔父の車で病院へ直行―\r
取り合えず検査入院という事で、部屋が決り入院の準備のため売店に行って帰ったところ、さっき新しいベッドを作っていてくれたのに、看護婦さん達がシーツを直している。
父の失禁でした。初めての父の失敗、もう訳が分からない。
ここ一年位、父の物忘れが激しい。うすうす感じていても、それは無かった事にしようとか、まだ大丈夫とか心の中で言いきかせていた母と私。病院の中で現実を見た私達でした。
主治医が、ここ2.3日様子をみて、夜中に心拍数が20以下になったら手術をしなければいけないと言う。父は相変わらず、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれるのです。それならばこんな仕事が忙しい時にもうNGは出せない。2.3日あるなら明日、東京に帰って撮影に出て、またすぐ帰ってきたらいいと、少し安心して東京にその日戻ってしまいました。
翌朝、現場に出てさほど時間が経ってはいない、主治医から直接電話がかかってくる。
マナーモードにしていた電話を取って、トイレに向って走っていく。
やな予感・・・
「昨日の夜中、心拍数20以下になりました。今、手術しないと3日後になります。3日後では体力がなくなっているので手術は不可能になります」の返事でした。お願いします以外の言葉はない。私の決断や時間はない。20年前も父が手術をする時も、私は広告の仕事で海岸にいました。何でこんな時の青い海にいるんだろう、まぶしい太陽はちっとも明るくしてはくれく、むしろ腹立たしい。今でもその時の事は忘れません。
乗り越えてくれた父に電話をする。父の声を聞いたとたんに泣いてしまう。「お前が決めた人生だから自分で切り開け」と言った父。それからの私、男の人生かも・・・
そんなこんなで手術も無事成功。父は左の鎖骨あたりから、ペースメーカーを入れている。顔色も良くなり足の腫れも徐々にひいたらしい。結局、私は術後の父を迎えに行ってあげなかった。これで二回も父を見捨てたようだ。大丈夫の一言が私の甘んじさになってしまったかも。私は父より母に比重をおいてるようだ。
その後、退院の直後に脳神経科で診察をしてもらうことになり、結果はアルツハイマーの初期だと言われました。やはりと今後のことが交差する。
父は左の肩に何が入っているか分からない。「何か硬いものが入っている」と言っている。

この後は明日にしたいと思います。
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ペガサス
Commented by ペガサス
Posted at 2007-11-28 09:46

離れて暮らしているご両親への心痛お察しします。参考になるかどうか...


最近マックを始める人が増えて来て ichatというテレビ電話・会議機能を初めて使ってみました。そして、とても便利なことが解りました。

ichat

ヘッドセットや電話するという感覚ではなく画面に映る相手の顔を見ながら話するので まるで目の前で相手と向かい合って話をしているようです。料金もかからないので「ながらテレビチャット」も出来ます。

私の妹もichatを始めてその便利さとリアル感に気付いて 母親の所にマックを設置する様 私に提案しています。

写真や動画なども光ケーブルならichatしながら瞬時に送れますからご両親にブログに書かれる内容を直接説明できます。電話とは親近感が全く違います。

ウィンドウズ系では同様機能でスカイプがあります。


Mac OS X Leopardのichat新機能

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yumirou
Commented by yumirou
Posted at 2007-11-29 16:46

心遣いありがとうございます。

とっても嬉しいです。何か見ていてくれてるような感じで安心感がわいてきます。

倉敷に行ったんですねー
私の家、近いですよ。

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