《襍樹・/・古往今来19》山吹

散策路を行き交う人に魅せつける様に咲くヤマブキの花。
シロヤマブキなのか否か?? こちらも主張してるように映った。

ヤマブキ(山吹) バラ科(Rosaceae)
学名:Kerria japonica (L.) DC.
別名: オモカゲグサ(面影草)

桜の開花とほぼ同時期に咲くヤマブキだが今年は少し桜の開花が早かった。
落葉低木、高さ1-1.5m。日当たりのよい林縁に育つ。
地面からたくさんの茎がのび、先のほうが垂れ下がり気味に花をつける。
葉は長さ3-10cm、幅2-4cmで先は尖り縁にはっきりとしたギザギザ(鋸歯)がある。
花は、直径3-5cmで鮮やかな黄色花。果実は熟すと茶色になり、小さく卵形である。
挿し木や株分けで容易に増やせる。
自然分布;北海道・本州・四国・九州/朝鮮・中国
太田道灌の「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」。
実はできないと思われがちだが、実ができないのは、ヤエヤマブキだけ。
シロヤマブキやヤマブキには実ができる。
道灌の「七重八重」とはいっているの花が重なり合うことではないだろうか??
八重の自生は少ない。未だ出会ったことはない。
木の幹にはスポンジのような柔らかい芯があり昔、玩具の空気鉄砲の弾として売られてた。
現在、庭や公園でよくみられる。山吹色は本種の花色を基としている。
中国では、花や葉を煎じて消化不良の薬とする。
昔、山の斜面、一面に生えたヤマブキが風でゆれるようすを「山ぶり」といった由。
それが途中で変わって「山吹」になったという。

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4月19日誌「泉の森4/13」
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