オニシモツケ(鬼下野) バラ科(Rosaceae)
学名:Filipendula kamtschatica
茎先に散房花序(柄のある花が沢山つき、下部の花ほど柄が長く花序の上部がほぼ平らになる)を出し、
白い小さな花を沢山つける。花色は日本海側には稀にピンクを帯びるものもある。
花弁は5枚、萼片も5枚。 たくさんある雄しべが花弁よりも長い。
和名の由来は、シモツケソウに似ていて大きいことから。
種小名“kamtschatica” は「カムチャツカの」という意味。
本州(中部地方)以北から北海道、千島、サハリン、カムチッカ半島に分布。
山地帯・高山帯の日当たりのよい湿った草地や渓流沿いに生え、高さは1~2メートル。
葉はふつう掌状に5裂して、縁には重鋸歯がある。名前は、大きな「しもつけそう」の意。