《襍草・/・古往今来158》石見川

面白い葉と総状花序だが、小さくて見過ごしてしまう。それに地味な色合いなので尚更気づかないかもしれない。
色は、地味だけれどしっかりと花の形を見せてくれる。
綺麗な色。

イシミカワ(石見川、石膠、石実皮) タデ科(Polygonaceae)
学名:Persicaria perfoliata

淡緑白色の花は、蕾なのか種なのか、地味で目立たないほどに小さい。
茎は長さ1~2mにのび下向きの鋭い刺で他の草や木にからみつく。
葉は互生、長さ2~4cmの三角形、葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。
托葉鞘は鞘状の部分は短く、上部は葉状に広がって円形になる。
茎の先や葉腋に短い総状花序を出し淡緑色の花が10~20個かたまってつく。
花序の基部に丸い葉状の苞があってこれはよくよく目立つ。
花被は長さ3~4mmで5中裂。
花のあと花被は多肉質になってそう果を包み、直径約3mmの球形になる。
花被の色は緑白色から紅紫色、青紫色へと変化する。
そう果は黒色で光沢がある。
ダテ科の植物、変わった護身用の棘を持っているが特徴的。
眺めていると、花を守っている盾のような葉も微笑ましい。

毎度ながら、花名の付け方って???


9月6日誌「大和市・泉の森」

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ホント、花に詳しいのには頭が下がります。 
 
そちらは年中、何かしら咲いてるんでしょうね~ 
うらやましい・・・ 
こんな写真を撮れるのもうらやましいーーー
Posted at 2014-09-06 06:04

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おはよう御座います、姫子さん。

詳しくなんてありません。両親が残した資料を見ながら・・・野の花に関心を持っているだけ。
父親が植物好きで子供の頃からあちこちと採取に連れて行かされておりました。今では知る人も少ないと思いますが、胴乱(採集した植物を入れて持ち歩く円筒状の容器)を持って歩くのが子供の役目。母親は、標本整理で・・・。お陰で門前の小僧状態です。
その当時から植物撮影には、6X6版カメラで。今も構図的には、真四角が好みです。
今でも懐かしく思うのは、「天然色」と云う言葉。七五三のカラー写真、現像プリントは、ハワイに送っていたとか聞いておりました。
Posted at 2014-09-06 17:25

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