“八手”《襍木 ・/・古往今来263》


ヤツデ(八手) ウコギ科(Araliaceae)
学名:Fatsia japonica (Thunb. ex Murray) Decne. & Planch.
別名: テングノハウチワ

ヤツデの花は秋から冬に次々と花を咲かせる。遠目には密集した花のように見える。
所が、近づき一つ一つ花を見ると、花弁が5枚の小さな花の集合とわかる。
この植物、野生自生種、日陰でもよく育ち、真冬に花を持つので我が家にもある。
ヤツデの実、熟すと黒くなり、野鳥が摘まみにくるが小鳥としかわからない(-_-;)
大形の仲間にカミヤツデがある。

* * * 

きつぱりと冬が來た
八ツ手の白い花も消え
公孫樹(いてふ)の木も箒になつた

きりきりともみ込むやうな冬が來た ・・・
高村光太郎「冬が来た」(『道程』1914)より

厳冬にあってどこかあたたかみがある花。
 

12月20日誌「大和市・泉の森」


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