“行李柳”《襍木 ・/・古往今来351》

“行李柳”《襍木 ・/・古往今...

コリヤナギ(行李柳) ヤナギ科(Salicaceae)
学名:Salix koriyanagi

昔、このコリヤナギを編んで作られたのが柳行李(やなぎごうり)。
着物の衣装箱や収納箱、薬箱、弁当箱などに使われていた。
皮を剥ぎ幹で編まれたもの。
軽くて風通しがよい、湿気の吸収性、殺菌性がある。
中々の生活の知恵、
関東地方以西から近畿地方までにしか分布していない。
根元より多数の枝を株立ち上げ、高さ2-3mほどになる。
和名のコリヤナギはコウリヤナギが詰まったものらしい。
樹皮は灰緑色で滑らかでだが縦筋が入る。
3月に葉が展開するよりも早く、細い円柱状の尾状花序を出す。
雄花序は長さ2-3cm、雌花序は1.5-2.7cm。
苞の先が黒色で、初めは花序全体が黒色に見える。
また猫柳に似た花枝は、生花材料、ドライフラワー等に利用される。


3月19日誌「藤沢市・長久保公園」

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