“写真・写真機”《襍囈 ・/・叛逆のろれつ2015/4》


桜前線は、北上し今頃は東北・・盛岡・八戸・角館辺りが開花してるか??
今年は、身辺の桜めぐりをしなかった。5箇所ほどある桜並木。。。
その中の「千本桜」と呼ばれている並木を眺められなかった事は一寸心残り。
あの並木、、、治水工事・樹の寿命もあるか?今年を最後に伐採されてしまう。
最後の桜並木散歩、と思いながら・・・機を逃してしまった。
同様に鎌倉鶴ヶ岡八幡宮参道の段葛もリニューアル中。
愈々以って、人混みを嫌う傾向にある者の行き場が限られてきた??
縁あって訪れる所々でも人混みをさけてる。花を愛でるだけで良いのだが。

桜、樹々・草花・・植物全体で野生種(自生種)に出会いたいと強く思う。
自ずと目的地は限られ、そして訪れるには、時間をも要する。
而して人気の地は、カメラマンが多くじっくりと觀察できない。
そんなこんなで、焦り始めた昨今である。
先週、自室に監禁??されてしまった^^)。
それを良いことに、古き悪友が押し寄せてきた。

日本製カメラの技術性能水準・高さは、世界を圧巻している。
悪友達も“デジイチ・コンデジ”が主流になった。
以前のフィルムカメラを使う面々は極めて少ない。
モノクロームしか使わなかった偏重人もフィルムは使わなくなった。
デジカメ & ソフト、かつての煩雑かつ熟練を要した現像技術。
暗室にこもった時代が懐かしく感じられる。
カラー写真・・・僕の子供の頃は「天然色写真!?!」と言っていた。
そんな昔を知る、仲間諸氏、それぞれが曲者だ。
忌憚のない意見で喧々囂々だが、長いことお付き合い願っている。
来訪、最長老のT氏は、クラシック音楽家のプロフィール写真を撮り続けて。
写真家と言えるが、主職は、音楽プロモーターであった。
仲間の中で唯一現役だったS君も3月で引退した。
彼は、我々にデジカメ進化を示しに来たと言えるかもしれない。
体調不良の見舞いに来たのではなかったのか??
否、カメラを見せて元気づけようと連れ立ってくれたか、感謝せねばなるまい。
持参したユニークなカメラ、その性能に一同感嘆のため息。
試写に出かけたいが、生憎の雨。写真機^^)談義に花が咲いた(^O^)/!!
目の前のデジカメ・・・酔狂なカメラだ。単焦点レンズであるのに??
一連のシリーズは、「スゴイね、でも扱いづらい」って印象だったのだが!?!
AF性能・JPEG画質でも精緻な描写、JPEG撮って出しの安定感は!!!溜息ものだ。
操作性も改善され何とも“凄い”としか言いようがない。
デジタル臭くないソフトなイメージに撮れる。
超高精細と立体感を生み出す3層センサー搭載。
そのセンサーの為に専用設計された50mm F2.8のレンズを搭載している。
1画素単位で色表現が出来る、サビとか影の微妙な色合いを見事に表現してた。
立体感、淡い中間色の表現、シャドウのトーン階調も豊かで、滑らか。
更には、コンバージョンレンズの性能、立体感・シャドウ部の階調も豊か。
最短撮影距離と最大撮影倍率が(22.6cm/1:3 → 29.4cm/1:3.6)へ変わるが!!
マクロ倍率は下がるが、深いボケ味がこれまたいい。
日頃うるさい事を曰わる面々の感想だから驚きであった。
しかし、よくよく考え見れば撮りての技量でもあろうに。
古きレンズも面白い効果を出すことは、分かる。
画質表現の素晴らしさ、デジカメの進化だろう。じっくりと被写体と向き合えばよい。
色や解像力だけでないその場の空気・雰囲気を誠実に魅せる。
昨今、愛好家が好んで使う古き良き「玉」もよろしかろうが、それを超越している。
何より面倒を排除できる。感動の機材の出現だ。
改めて思うは、撮り手の技量。
世に溢れる写真の見苦しさ、よくもまぁ・・・掲載するものだと!?!
コンペとか写真サイト。。しかし・・・日本経済の底力を担っていようか。
大砲が並ぶ姿は圧巻だが異様だ。好きになれない鳥撮影軍団(単に僕のこのみだが)。
機材を駆使することもさることながら、表現力に神経をとがらせない短絡思考。
ある種のデジカメ成熟期に入ったのを実感する機材の出現。
元気に被写体と対峙せねば・・・、
s君、ありがとう・・・・紫陽花めぐりが更に楽しくなった、と脳裏をかすめた。


『SIGMA dp3 Quattro』

#ブログ

People Who Wowed This Post

×
  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account

作例の写真トーンの表現といい構成が見事です。やはり3層構造の光素子は違いますか。
光と影を表現するカメラdp3、作品が楽しみです。
Posted at 2015-04-21 14:10

People Who Wowed This Post


こんにちは、ペガサスさん。

dp3は、臨場感・・・解像力で超個性的、鮮明さ・精悍さは、他に追従を許さないでしょう。
四隅の結像・歪曲も無しですが、全体的に硬いイメージがあります。
モノクロームでの高感度描写(仲間の持参された電子アルバムを見ると)、
高感度には弱い。ASA(ISO^^)800が限界!?!1600ではノイズが増える。
ピント合わせ・色再現・質感(階調性)等々中々の味わいがありました。
色飽和しがちな赤、白飛びも少なくて精緻な描写。これにはドッキリしました。

小生の花撮影には欠かせない機材になりそうです。
dp3を記録保存用、花観賞的にフジノンレンズの風合いも良い、そしてPCレンズを使ってと・・・^^)。
大伸ばしを必要としませんことから6X6、4X5はお蔵入りですね。

今回実際に手にして試し撮りを試みましたが概ね満足できます。
dp1,2で言われていた問題点、
リードアウト時の彗星ノイズ、明暗境界がマゼンタかぶりする、色のS/N比が悪い。
詳細な分析データを拝したが何とも複雑でした。
これ等、諸々、改善されているのは、凄いことと思えます。
フォビオンセンサーの欠点が改良されより画質が向上している。
デジカメ現像ソフトを使っていて、
デジカメ撮影で習った^^)、アンダーに撮ってトーンカーブ持ち上げる(現像)。
少々疑問に思っていました。それ故、適正露出を狙って撮る、良質の信号を得ることが最良。

キヤノンが、有機色素を使用した多層センサーの特許を出願しているのをご存じですか??
フォビオン唯一??の原理的欠点、色分離の悪さが、解決可能らしい。
キヤノンは、CMOSノイズを減らすのがうまいですよね(わかっていてもN社に傾倒している^^)。
フォビオンは、長時間露光とか高感度撮影が不得手。
キヤノンは、自社開発の多層センサーを実用化する方向にあるのでは!?!
NHK技研と埼玉大が有機膜を使った撮像素子(ビデオ用)を開発したとか。。。
4Kからも目が話せませんし。。。
東京オリンピック前までにデジカメ界も飛躍的にレベルアップするでしょう(^O^)/!!

40年来使っているハスキーの三脚のみが長い付き合いをしてくれ未だ現役です。
dp3は、じっくり構えて最適条件が来た時に撮るカメラでしょう。
またまた、老人ボケ防止の策がやって来そうです。老いて益々あそんでおります。

コメント有難う存じました。
Posted at 2015-04-23 01:34

People Who Wowed This Post