“庭の花暦2015・5_1”《襍観 ・/・拈華微笑11》

春紫苑と紫蘭

ハルジオン(春紫苑) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Erigeron philadelphicus
ヒメジョオンと良く似るが、ハルジオンが先に咲く!?!
ハルジオンとの違いは、ハルジオンは、蕾の頃は下を向いているのに対し、
ヒメジョオンは上向きのまま(これも色いろあって??)
よくよく見るとハルジオンの花弁は、千切りの様に細かい。
ヒメジョオンは、細いが花弁の体をなしている!?!
やはり鮮明に違いを見分けられるのは「葉」や「茎」だ。
茎は、折って見ないと分からない、折るのも忍びない。葉は、外見で分かる。
ハルジオンの茎葉基部は、耳状にはりだして茎を抱いている、茎は中空である。
ヒメジョオンは、葉の基部が茎を抱かない、つぼみがうなだれない、舌状花の冠毛が短い。
そして茎は、中実である。こんな事を思って見ると、おもしろおかしい。

シラン(紫蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Bletilla striata (Thunb. ex Murray) Rchb. f. f. striata
花びらは、ラン形。
鮮やかな赤紫色の花、、、西洋から持ち込まれた園芸種と思ってしまう。
が、本州中部以西に自生する国産の野生ラン。
栽培の歴史も長く、万葉集にも「蕙」という名で登場する。
いわき市の海岸沿いの丘陵地帯にシランが自生しており、そこが自生地の北限か。
現地は、湿った斜面一面にシランが咲き乱れ、そのすがたは、瀟洒。
アカマツの低木がまばらに生え林床に光がよく差し込む。
シランの生育環境としては、最良の条件が備わっているようだ。
此処にしても乱獲が激しいと聞いた。
シランは繁殖力旺盛な自生ランだが、乱獲のスピードに勝てず著しく減ってしまった由。


 
「自宅2015・5」




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