イチヤクソウ(一薬草) ツツジ科(Ericaceae)
学名:Pyrola japonica Klenze ex Alefeld
(かつてはイチヤクソウ科とされたが、旧イチヤクソウ科は新しいAPG植物分類体系では全てツツジ科)
一薬草を古くは、日本鹿蹄草( ri ben lu ti cao )などとも呼んでいた由。
古い文献、小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)には、
「鹿蹄草イチヤクサウ ノアフヒ若州 アタゴゞケ加州 カゞミサウ淡州 カゞミグサ江州
ヤマサイシン河州 キツコウサウ江戸 スゞラン同上 ベツカウサウ同上 マキオモテ和州」とある。
一つで多くの病気に効く薬草ということで名付けられたとも言われている。
雑木林(クヌギ等)の林床にひっそり・・と言った風情で、健気にも楚々と立っていた。
「大和市・泉の森2015・5・24」