“雑木林の秋(3)”《襍草・/・拈華微笑42》

ノハラアザミ(野原薊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Cirsium oligophyllum (C. tanakae)
;Cirsium tanakae (Franch. & Sav.) Matsum.


身辺の雑木林の中で見られる菊の1種類。菊の種類も色々とある。
ノアザミ(夏期に咲き)とかノハラアザミ(秋に咲く)とか紛らわしい。。
花色以外での区別は、総包に粘りがあるのがノアザミ、粘りがないのがノハラアザミ。
秋花といえども、ノハラアザミは、7月頃から咲くこともあッたり区別が???
かつて C.tanakaeと学名されたが、学名の基準標本がトネアザミである事で改められた。
本州の中北部以北に自生している、日本固有種。
花の特徴;頭花は紅紫色で、枝の先に直立してつく。 頭花は小さな筒状花の集合体。
筒状花は両性花で雄しべと雌しべを持ち、 花先にある針のような棒が雄しべ。
先が枝分かれしているのが雌しべの花柱、総包片は短い針状になり、やや反り返る。
葉の特徴は、根際から生える葉は花期にも残り、羽状に深く裂ける。
茎につく葉は上部ほど小さく、つけ根では茎を抱く。
実の特徴は、花の後にできる実はそう果
(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)。
全草を生薬で小薊(しょうけい)といい、強壮、利尿、止血、消腫の薬効がある由。

キク科の植物は、何とも複雑だ。

「緑の森2015・10・17」



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