ハナグルマの花姿は、白または極淡桃地に紅の縦絞りが入る八重、二段咲き。
産地:江戸、花の大きさ:中~大輪、花期:12~4月。
葉形:楕円、中形。樹形:立性、強い。[来歴:「本草花蒔絵」(1739)に載る。
以上、誠文堂新光社・発行、日本ツバキ協会・編「日本ツバキ・サザンカ名鑑」より。
常緑なのに一部の葉が紅葉することもある。落葉もせず、暖かくなると緑色に戻る!!
茶せんのような形をした雄蕊。散るときは、咲いた状態と同じ姿で落ち散る。
何故か??中にある一本の雌蕊だけが残る。これ又、自然界の妙だ。
赤と白の絞り模様の「花車」、ツバキの園芸種は日本で500種以上とか!!
酷似のサザンカは花びらが一枚一枚散るが、ツバキは、がくの部分から丸ごと落ちる。
日本原産種は、ユキツバキとヤブツバキ。カンツバキは、サザンカの改良品種。
よく云われる椿油(つばきあぶら)は、ヤブツバキやユチャの実を絞ったもの。
※紛らわしい植物に春山茶花がある※
ハルサザンカ(春山茶花) ツバキ科、学名:Camellia vernalis
花の形は山茶花似だが、椿同様に花びらがくっついたまま落下する。
雄蕊も椿同様に筒状。子房には毛が密生する。
サザンカとヤブツバキの雑種で両方の性質を持ち、春に咲くことで名前が付いた由。
「藤沢市長久保公園 2016/2/21」
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