一時、神奈川県内では絶滅と思われていた植物が、1998年に丹沢で採集され、
43年振りの県内再発見となった。丹沢の成熟株の総個体数は50株未満とある。
山地ブナ帯の湿気の多い疎林内や林縁に生えていた。
発見生育地は、イワナンテン―リョウブ群集の急傾斜の低木林内。
北海道から本州の中部地方以北、紀伊半島、四国で自生が確認され、
山地帯から亜高山帯のしっとりと湿った林床や林縁に生え、茎高10cm前後。
6月から7月ごろ、花茎を伸ばして淡い紅色の花を咲かせ、
唇弁には紫色の斑点が入る。まれに白花もあるとか。花の大きさは1cm前後。
通常は2つの花をペアでつけ、仲良く並んでダンスをしているようだ。
細く、まっすぐ後ろに伸びた距は、印象的。条件が良いと栄養繁殖で群生する。
葉は地表付近に1個出し、倒卵形で葉柄があり、葉柄を含めて長さ約7cm位。
葉の付け根から花茎を伸ばし、先端に1~3個の花をつける。
「我が家の資料にある植物。昔、丹沢山地で観た。」
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「続きの続き、又々のひとりごと。」
ラン科の植物は、特徴あるものが多いが、
このカモメランの命名も個性的だ!?!
そして、地表近くに1枚べったりした葉をだした姿、
観ていると笑えてくる。
若いころ登攀練習に、三つ峠によくいったものだ。
疲れを癒やしに沢筋を降りて行くと、カモメランの群落があった。
今は、どうなっているのだろうか??ちょっと気にかかる。
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