孫文の蓮。

孫文の蓮。
かまくら鶴岡八幡宮三の鳥居を越すと左右に、池がある。
 向かって左が平家池、右が源氏池。
 平家池には四つの島があり、源氏池には三つの島がある。
 故事によれば、三は栄えて四は、死滅する、を意味してい
 るとか語り継がれてきた。二つの池を結ぶ所に橋があるが、
 真ん中に(参道に対して)太鼓橋がある。今はその両側が
 道になっているが、かつては、左側の平家池の方にしか橋
 はなかった。これも平家を踏みつけにするという意味がある
 らしい。凄い感覚。

 この源氏池に、「孫文蓮」と呼ばれている蓮が、この時期に
 瀟洒な姿をみせる。この孫文蓮は、鎌倉の近代、歴史に
 残る移植植物なのだが、、、!?!
 蓮自体は、立派に増え続けているだろうに。。。
 其の由来を知る者も少なくなった。

 かの高名な孫文が、日本に留学していた時、孫文に多くの
 援助をしてみえた日本人がいた。
 帰国に際して、恩ある日本人に「私にはお礼を差し上げる
 物がなにもないが」と、4粒の蓮の種をお礼にと置いて行か
 れた由。古来中国では、二と言う数字を大切にしており、
 感謝の品々は、 二個が丁重なお礼のしかただ。 孫文は、
 世話になった日本人に、最高の敬意 を表して、中国より
 持参した四粒のハスの種を送ったのだった。ハス(ロゼット)
 は、エジプトの第一王朝より幸せの象徴として表されている。
 中国・日本に於ても同様であった。これは偶然ではない。
 シルクロ−ドの歴史をかたれる程の逸話がある。
 この四粒のハスの種は、大切に日本人家族の家に保管され
 ていた。古代ハスを発芽させた、高名な大賀博士に、鑑定を
 依頼したのが、現在の当主である。大賀博士は、4粒が紛れ
 もない古代ハスの種(2000年の太古)であり、一粒は、生き
 ていると、発芽をなし遂げられた。それを孫文縁の地でもある
 また、この田中家縁の八幡宮(仔細は不明)に、分植して下さった。
 今の季節、7月半ばから8月に掛けて、 早朝に淡いピンクの花を
 開花させる。単にハス花としか見ていない一般観光客や地元
 の人々。八幡宮も意識して古代ハスを宣伝しない???
 知る人ぞ知る。ロマンあるハスである。
 いつか訪ねられた折りにはおもいだしてくだされば......
 と思い、書かせて頂いた。

 歴史、中世人の凄さ、中国人の凄さ、表に現れない史実。
 せめて、我が友、家族には、頭の隅に置いておいて欲しく思う。

 小なる欲をむさぼりて身をそこのふは、軽重をしらず。
                                「養生訓」
土潤溽暑  辛卯
                        襍崋房人.

〔お詫びしておきます。現代漢字を用いず生意気な漢字を使う事、
 お許し願いたい。生意気にも、我が小部屋に名前を付けおり、
 時折、もちいるは、漢字にも表情があり、日本語の大切さを、
 漢字の字訓を考えるも、よしとしている故。
 襍は、雑の旧字体、崋は、山の花の意。雑花とは天台仏教教義
 にある、雑な花と言うなかれ、真摯に生きるものとしれ。たれも、
 おごりたかぶることなかれ。〕
#園芸 #花

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含蓄のある逸話
漢字の奥深い意味を込めた「襍崋」

画像に頭を垂れ、逸話に礼を尽くし、名の由来に敬服しました。

Posted at 2005-07-11 00:00

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蓮を撮影している方達の間でまことしやかに蓮の由来が広まっていました。6年前の事。
それはそれでよいと思っていますが、史実を語りついでほしいと、子供達に伝えています。
Posted at 2005-07-11 20:51

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いつかは訪ねてみたい鎌倉。
覚えておく自信がないので(^ ^;)  このページまるごとお借りいたします。
Posted at 2005-07-11 01:22

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お子様がたに、そして、学校の先生がたに、
是非に語ってください。母の知識は偉大!!だと^^。
Posted at 2005-07-11 20:58

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もう満開になりましたか!
もごとな蓮の花。
赤いあの橋。パンプスではとても歩けませんね。

昨夜の義経すんばら〜〜〜〜〜〜しいくかっこよかったです。御覧になられてますでしょうか?
Posted at 2005-07-11 02:17

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今年は、蓮の開花が遅いようです。

鶴岡八幡宮は、江戸期までは、鶴岡八幡宮寺で、神仏混交でありました。八幡宮、裏には25坊跡が知られています。これは坊さんの僧舎跡です。この地が、戦後の自然保護発祥の地です。色々と因縁あると、感慨があります。
Posted at 2005-07-11 21:40

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こんばんは。
今年は紫陽花がまだ見られます。
だからというわけではないでしょうが、
蓮の花は遅いようですね。
7月9日神奈川の蓮池です。
Posted at 2005-07-13 17:35

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初めまして。

この項目を見て大賀博士の咲かせた古代蓮の一つが源氏池にあることを知りました。

折しも都合よく、鎌倉大仏の見学がコースに入ったバスツアーに参加したので蓮の花の写真だけでも撮れるかなと思いましたが残念ながら日曜日で車が多いこととなど時間的に難しいため前を通るだけになりました。(残念)

まあ、これも何かの因縁、ここまで接近出来たのですからまたのチャンスを待つこととします。

(写真 バス車窓から源氏池を望む)
Posted at 2007-07-09 09:45

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こんにちは、而してはじめまして、ペガサスさん。

ペガサスさんのスレッドを拝見させていただきました。四国の方ですか!?!

久しぶりに、過去のスレッドを見ましたら、文字化けしており失礼しました。

お写真の右奥が源氏池、池に向かって右側に小島があります。そこから池の右よりを見ると、ピンクの蓮が見えます。
それが孫文蓮(古代蓮)です。
再訪されるときあらば是非に観賞してください。
次回、来鎌されるときには、ご一報を。
隠れた、鎌倉!?!をご紹介いたします。

コメントありがとう存じました。
Posted at 2007-07-10 07:16

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改めまして zakkaさん birdyさん繋がりでzakkaさんのスレッド拝見した次第です。

研修旅行の記録ビデオ(一応仕事で^^;)で、今回は、伊豆箱根と鎌倉大仏2泊3日の旅でした。行程の組み方に問題が有って最終日7/8日曜日に鎌倉でしたので飛行機の時間とにらめっこ状態。大型バスからの撮影だけということになりました。本当に残念でした。

古代蓮(大賀ハス)もこちらの孫文蓮、birdyさん達の見た古代蓮、中尊寺に咲く中尊寺蓮と古代蓮と大賀博士は何らかの繋がりがあることを知り大変勉強になりました。

そしてzakkaさんお住まいの鎌倉を始め伊豆箱根は大変素晴しい場所で、沢山ブログの素材も集めることが出来ました。幾つかアップしようかと思いますが、なにせ、聞きかじりでのアップになりますので、間違いがありましたら、ご指摘いただきますようお願いします。
Posted at 2007-07-10 09:00

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