「だに」が我々の生活を豊かにしてくれる!?!

「だに」が我々の生活を豊かにし...
「関東たんぽぽ」その2.

今住まい居る場所の近くで宅地開発が行われている。恐らくは、0.3ヘクタールに満たない開発地であろう。色々画策するものだ。全体では、大規模の開発だが、小さく分けて、異なる企業が開発している。然し、関連業者であることは、明明白白なのです。この0.3ヘクタールには重要な意味を持つ。都市計画法の中に「表土の保全」(法33条1項9号)が義務付けられているからです(大規模開発のみ、仔細は略)。
この表土の保全とは、山等を削るとき、削り取った表土30センチ以上を整地後、元の場所に戻せと言う事。この経費は、おっきい!!かなりの利益低下でしょう。法の盲点(異業者、序々なる開発)で逃げて居る。
昨年までは、今の季節、あたり一面に野草が咲きほこっていたが、殺風景な住宅地になってしまうだろう。庭木を植えても生育が悪い。表土が死んだ土であるからだ。最も重要な地表近くの良質な土では地表下30cm付近までは微生物のかたまりのようなものである。岩石が風化して出来た土壌・植物の落葉や動物の排泄物等が溜まって土を形成している。この地表の土中に、俗に「一踏み一千匹」と言われるダニが生息している。つまり、人の足跡位面積、地下30cmは分解者としてのダニ(血を吸わない・ササラダニ類)が生息できる大切な所である。新しい住宅地造りが引き起こす画一化は、地下数メ−トル・数十メ−トルの地下であった所が表面にでる。微生物がいない死んだ土を表面に出すことを危惧した植生学者の声が15年かかってようやく法制化された。昭和54年の4月に都市計画法に表土の保全規定が盛り込まれた。新しく開発される所では、元の表土を戻す事が義務づけられたのである。但し大規模開発に限って。自然の中にあって人間・動物・植物・微生物の最低限度のバランス、そして、自然の多様性が保たれなくてはよい環境にならないだろう。開発規模の問題ではなく、個々の家庭レベルでの問題だと思う。環境に留まらず、自分自身の小さな環境保全、心したい。

関東たんぽぽは、環境指数のバロメーターですね。

興味深い研究結果がある。関心あれば、見てください。
http://nh.kanagawa-museum.jp/tobira/7-3/katou.html

#自然

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はじめまして、ここにもまた美しい花の写真が.。o○
しかもバッタ?つきで。
自然環境も生活環境も気づかぬうちに悪くなっていくようですね←他人事のように言っていてはいけませんでした(^_^.)
Posted at 2005-04-28 06:29

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コメント、ありがとうございます、kosutabi21さん。
小さな事です、微弱な事です「我々の力」。でも、広がりを持てれば、束ねれば大きな力になると信じてます。気づいたことを語ってください。
Posted at 2005-04-29 06:03

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宅地開発の目に余る行為もさることながら、山林の状況も聞きしに勝るものがあります。
近年、花粉症なる言葉が日常茶飯。花粉情報もながされる状況です。

里山が放置され、杉の価値が下がり、間伐、枝下しがおろそかにされています。

これらの山は、以前混合植生の山を杉山にしたものが殆どです。

ご存知のように杉山の根元には植物が育ちません。それどころか根元に表土すらなくなります。
それ故に動植物もいなくなります。
山菜取りの者にとって、杉木立は素通りの場所です。

林野庁は広葉樹の林や森を切り拓き、日本全国を「杉林」に切り替えました。
その結果、大雨による倒木やがけ崩れが頻発し花粉症も多くなったのではないでしょうか?

極論ですが、日本の山は広葉樹と針葉樹の混合植生が望ましく、棚田の保全が難しい場合は自然植生を行い、もとの山に戻す事が環境の保全になると思っています。

住宅開発も人口減を見据えて行かなければならない時期かもしれませんね。

鎌倉近辺の丘陵は是非、後世のために開発が避けられれば良いのですが。
Posted at 2005-04-28 17:46

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コメント、ありがとうございます、snailwalkerさん。

お説のとおりです。
1970’年代に入って、環境保護が叫ばれ始めて一つのきっかけが、鎌倉の宅地開発でした。先輩達の尽力で、古都保存法が出来ました。おかげで保全は、少しは、出来ていますが、手付かずが災いしてる部分があります。杉ですね。30年余り放置されたことで
杉山の上部の尾根が痩せてきています。法改正を要望してますが遺憾とも・・・。この先も要望しつづけたく思っています。
Posted at 2005-04-29 06:22

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