鉄道事故。

今般のJR事故でお亡くなりになられた方々には、言葉を失います。わが身を思い起こせば、自ずからが挑んで遭難、天界に散った多くの仲間を思うと、ご遺族の思いは言語に絶するものと拝察いたします。どうか、残されたご遺族が、強く生き、進んで頂きたく思います。

この様な時に、不謹慎かも知れませんが、現代社会の裏腹を思うて止みません。
事故が人的な原因と報道されていますが、要因の一端は、社会的要求が引き金ではないだろうか。「より速く、安全に」と言う相反した事が根底にありましょう。過密ダイヤとは申せ、普段、乗客は利便性に対して危惧・疑問を言わない。特にマスコミ関係者が危険を、危惧を、世に問うていたであろうか?
こぞって、結果的事故現場等を報道しているだけではないか。更には、同情的に、悲しみを助長させているだけのように見える。JRと言う企業内部での現場・最前線にいる担当者(今回は、運転手)の非を言っている。然し、危険・暴挙に走らざるを得なかったかもしれない運転者の心理状態をも想像するのである。営利・利便性、事故が起こったとき、しばらく間は、自重するだろう。あらゆる観点において、過密ダイヤを軽減する、例えば、10分間隔を15分間隔にする、となったら、利用者側は、何と言うのだろうか。
事故が起こるたびに思う事である。社会全体が、其々少しの我慢をもつ、余裕を持って対処すべきであろう。世の中全体が、走りすぎている。
自然界の摂理を、思うのだ。

#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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おっしゃるとおりだと思います。
工期だけを重視し 安全面は二の次・・・なんていう工事も多々ありましたね。
雨が長引けば工事が遅れるのも当然のこと。それを無理に間に合わせようとすればどこかにひずみが現れるのも当然のことと言えるでしょう。
世の中が すべてそんな風に流れているように思います。流れを緩やかにすることは・・・できないのでしょうかね。。。
Posted at 2005-04-27 04:52

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コメント、ありがとうございます、浬さん。
今回の事故を聞いて、阪神大震災を思い出したんですよ。あれは、天災でしたが、色々なところで、教訓を持ったはずです。

人間は、考える葦である!!以下の言葉は、環境問題での表現ですが、日本の指導者も、このくらいの事いってよぉ・・・と思います。現実ではなくても、理念として。

「“我々の環境に加えられた損害は、行われた選択よりもむしろ疎かにされた選択の結果として生じる。悪意のある意図からではなく、我々の行動のあらゆる結果を考慮に入れない事の結果として生じる”         
1970年2月10日発表の“米国環境汚染防止に関する教書;
  -the President Nixon annual State of the Union message to Congress-,より


Posted at 2005-04-27 14:27

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