カザグルマ(風車) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis patens Morr. et Decne.
テッセン (クレマチス) にそっくりなので西洋の園芸種に見えるが、日本に自生する野草。
シーボルトによって渡欧した風車が、品種改良されテッセン(クレマチス)として里帰り。
国の絶滅危惧種Ⅱ類。葦毛湿原など湿地の近辺などにわずかに自生している。
葉は羽状複葉、小葉は長さ3~7㎝、幅1.5~5㎝の卵形、3~5個つく。
花は直径7~12㎝。花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片。萼片は6〜13枚。
花柄は長さ4.6~10㎝。雄蕊は多数、葯は長さ6~8㎜の線形。日本固有種。
「令和参年(皇紀2681年)6月25日、記」