ハンゲショウ(半夏生、半化粧);
水辺や湿地に生えるの野生植物で、群生も見られる。1ヶ月もすると白い部分は緑に戻る。同じように葉が白くなる植物に マタタビ や ミヤママタタビ がある。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
上部の葉の脇から長さ15cm位の穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、
白い小さな花を沢山つけるが、花弁も萼片もない。 雌蕊が4つに分かれ、周りに6本の雄蕊。
花序は初め垂れてるが、開花につれ立ち上がり、花期に上部の葉の表面が白く変色する。
それ故「半化粧」の文字を充てたり、片白草(カタシログサ)と呼ばれたりもする。
花期に葉が白くなるのは、虫媒花なので虫を誘うためである由。
花期が終わると葉の色は緑色になる。
そもそも「半夏生」とは雑節の一つで、夏至から11日目のことを言う。
「令和参年(皇紀2681年)7月24日、記」