ここ数年、一台のカメラを引っさげて散策している。
交換レンズスタイルではなく、固定レンズの一体デジカメ。
それも14mmレンズ(35mm換算焦点距離、約21mm相当)。
撮像素子(APS-CサイズのFoveon X3ダイレクトセンサー)、
画素数は有効2,900万画素、画像処理エンジンにTRUE IIIを搭載。
こんな魅力ある機能だが、撮り手が悪く良く使いこなしていない。
広角レンズなのに4隅「ディストーション・ゼロ」、歪曲収差を感じない。
直線、垂直線や水平線が歪まずに写る。超広角で撮ったとは思えない。
植物を主に撮っている者には、記録画として重宝している。
のみならず、広角画角での切り取りでも鮮明に魅せてくれる。
Foveon センサーのフルサイズ(35mm)の登場が遅れている。
待ち遠しいが、時間が立つに連れて年も取る。困ったことだ。
シグマの尖ったカメラ造りに魅了され傾倒しきっているのだが!!
尖っていると云えば凝り固まったデジカメにフジフィルムのX-proがある。
日本のデジカメ界にあって、唯一無二のスタイル(機能内容)。
更にフジフィルムには、ラージフォーマットの中判デジタル機が、充実している。
先ごろ登場した『FUJIFILM GFX 50S II』は、植物撮影に最適と思える。
ボディ内手振れ補正機構を採用、最大6.5段の補正効果は、植物撮影に適している。
高解像度ゆえに手振れにシビアな中判デジタル機での撮影にとって大きなメリット。
フジフィルムは、色へのこだわりが、いい。中判というより大きなフォーマットが魅力。
描写力、ボディの解像性能と色表現、それらが生み出す立体感はなんとも言えない。
ラージフォーマットでの植物撮影・記録を残したいが、夢的希望だ。
「令和参年(皇紀2681年)12月13日、記」