《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩIX〟❖ ’24-232 ❖》

タイツリオウギ (鯛釣黄耆) マメ科(Fabaceae /Leguminosae)
学名:Astragalus mongholicus
A.membranaceus var.obtusus, A.shinanensis

高山帯の草地などに生える多年草で、
茎高40~70cm。根は木質で太く長い。
葉は奇数羽状複葉、長さ3-8cm。
小葉は17~21枚、長さ0.6-2.2cm、幅0.3-1cm。
長卵形~狭長楕円形で両面に白い軟毛が密生する。
托葉は狭卵形で先が尖り5~10mm。
上部の葉腋から長さ4-10cmの花柄を伸ばし、
帯黄白色で長さ1.5-2cmの蝶形花を総状に5-10個つける。
旗弁は竜骨弁より長く、萼は大きく長さ1cm。
花柄とともに黒褐色の短毛が多い。萼歯は細く突起状にとがる。
花は葉腋から出た花柄の先に5~10花を密に付ける。
花は、黄白色で長さ2cm位。苞は披針形。
萼は、花柄と共に黒褐色の短毛が密生する。
北海道には、よく似たトカチオウギがある。
小葉が8-10対で萼はほぼ無毛、萼歯がごく低い。
又、北海道と岩手県の一部地域には、キバナオウギがある。
花が小さく、萼歯が低い。
シロウマオウギは5-8対で花の色が白に近い。

《 後立山連峰・白馬岳周辺の花〝青の栂桜〟8月山花ⅩVIII  ❖ 1964/夏 ❖ 》
タイツリオウギ・リシリオウギ・シロウマオウギ等々、しっかりと特定定義されている。
我々が主に語っていた昭和四〇年代では、単にタイツリオウギと思っていた。
若い頃、見た花たちがどれになるかを特定する登山をしてみたい。
似ていて区別が付きにくいが、データを持っての登山。
一寸歳を取りすぎたか。

「令和陸年(皇紀2684年)8月19日、記」


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