その場でバク君の毛をとかしたので毛がついていますが、新品でした。
私と老犬バク君の散歩はまるでスローモーションです。何しろヒヨコぐらいの速度で歩くものですから、30分で済む道が1時間以上かかります。
一昨日、明るい時間に出発したのにもう真っ暗になってしまった夜道でバテたバク君を励ましていると、遠くからワンピース姿の年配女性が近付いて来ました。
「〇×△□〇×△□〇×△□〇×!」。
多分、スペイン語かと?優しい笑顔で私とバク君にたくさん話してくれましたが…(汗)。
するとしばらく話した後、手に持っていた黒いハンドバッグから、バク君への贈り物だと言って、写真の犬用ブラシを取り出して渡してくれました。
うちの周囲は会社や店もバス停もない砂漠の一丁目。ウォーキングしている人はいても、あの通りをハンドバッグを持って歩いている人は見たことがないのですが、あの女性はどこから来て、なぜ私たちに素敵な贈り物をくれたのでしょう。
「ミ・ノンブレ、るー(私の名前、るー)。トゥ・ノンブレ?(あなたの名前?)」などと怪しいスペイン語単語を駆使してみたら、意外に伝わって、彼女が「ローラ」という名前があることが分かりました。
ローラ、グラシアス!
ラティーノの人たちはいつも私に有形無形の贈り物をしてくれます。友情であったり家族で囲む食卓であったり、そしてまた犬用ブラシをもらってしまいました。
「手を差し伸べてくれたイザベル」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/363263/2019-12-17
「また夜道でローラに会った」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/404950/2021-05-19
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1回目は腕がジンジンぐらいでそれも翌々日にケロッと何事もなかったように消えたのですが、2回目はちょっときちゃいました。
CDC(米国疾病予防管理センター)のサイトにも「2回目は副反応が出やすい」と書かれていたのと、周囲の人のほとんどが2回目に多少重めの副反応が出ていたので特段心配はしていませんでした。何より心配したのは締め切り!
ウォ~ッ、こんなことしとる暇ないんじゃああ!(←お下品ね)と車の中で駆け足したいような気持ちでウォルマートの薬局へ。ぶすっと打ってもらって、ダッシュでデスクに戻り、夕方の日本のクライアントさんとのzoom会議もバリバリこなした…のですが、徐々にへなってきました。いやーん、やめてと言っている間に熱が一気に104度(39.4℃)まで上昇。私は平熱が35.5℃なので、37℃でもへたるのに。
翌日も高熱は続き、締切に焦りつつ、諦めて丸一日ベッドの中。ところがその翌日にはまた、別人のごとくケロっと良くなり、締切戦士として第一線に復活したのでした。
もうすぐ2週間経つので、私は今度はワクチン効果全開戦士になっているのでしょうか。
3/15「ラスベガス:ワクチンが驚異的速度で」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/398992/2021-03-15
4/2「枠外なのにワクチン接種&副反応」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/400670/2021-04-02
5/8「ワクチン:わかりやすく復活したラスベガス」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/403886/2021-05-08
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ハワイなどもそうですけど、観光都市のコロナによる打撃はすさまじいものです。なにせ去年4月のラスベガスの失業者は33%! 日本の2021年3月の失業率は2.6%で、これでも自殺率の急増などが懸念されていますよね。
ところが、です。
今、ラスベガスのホテルは雇用の争奪戦を始めています。予約はどんどん入って来るのに、解雇してしまって人手が足りない。解雇した人たちもまた、失業保険や給付金をもらい終わるまでは…となかなか戻ってこない。それで某大手チェーンでは、働き手を紹介してくれた社員に謝礼金を払うというお達しまで出しています。
その分かりやすい復活を実現したのは、やはりワクチンです。ワクチンの優先枠を迅速にカジノやレストラン関係者に広げたクラーク郡のリーダーに感謝。5/6日の段階で154万回もの接種が完了し(ちなみにクラーク郡の人口は赤ちゃんや子どもも含んで234万人)、かつ各施設が安全対策に配慮した運営を行っているおかげで街には活気が戻って来ました(タガが外れ過ぎで大丈夫か…でも我慢が苦手なアメリカ人にはもう限界)。
ワクチンをたくさんの人が打ったら、きっと経済も復活するだろうと、何となく頭ではわかっていましたが、ここまでわかりやすく復活するとは。当たり前なのに改めて驚いている私です。
3/15「ラスベガス:ワクチンが驚異的速度で」 https://jp.bloguru.com/RuCommunications/398992/2021-03-15
4/2「枠外なのにワクチン接種&副反応」https://jp.bloguru.com/RuCommunications/400670/2021-04-02
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ウォルマート内薬局の片隅に設けられた簡易コーナー内で接種
ラスベガスではいよいよ4/5から、16歳以上の成人なら誰でもワクチンを打てるようになります。私もこの日をもってようやく接種できるようになるのですが、昨日4/1に、ひょんなことから1回目を打ち終わってしまいました。
昨日の午後3時頃、「今、ウォルマートで誰でも打ってるよ!私も打った。おいでよ!」と連絡をくれたのは、近所のYちゃんです。
どうやらウォルマートの薬局に限らず、どの薬局でも、有効期限が近付いたワクチンは、バナナの叩き売りのように?打ってくれるのだそうです。
急いで駆け付けると、前に待っているのは1人だけというガラガラ状態(夫の付き添いで行った公式接種会場は、何百メートルもの長い列でしたが)。それでバシっと打ってもらいました。
私の番が来て机に置かれた長~い針の注射器を見ると怖くなりましたが、実際は「ぶす~っと刺す」のではなく、針先が皮膚に触れた程度の軽さ。「今日、何人打ちましたか」とお兄さんに聞くと、「あなたが91人目」。手慣れたものです。
ちなみにモデルナのワクチンでした。熱も気怠さもないし、やった~と思っていたら、夜寝る頃になって腕がジンジン。打ち身のような痛みが朝まで続いて、何度も目を覚ましてしまいました。翌朝の今は痛みはかなり減っています。
でもこれで、肺の弱い夫を心配するストレスが半減したと思うと、まるで背中に小さな羽が生えたような気分です。
ラスベガスでは既に、人口のほぼ2人1人が接種を完了しています。カジノや飲食店のスタッフが優先接種を終え、マスク着用義務や店舗のキャパ制限も厳しい、安全なラスベガスにどうぞ遊びに来てください。
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日本語の書籍が思うように手に入らないアメリカ暮らしで、時間を見つけては青空文庫の電子本を読んでいます。
青空文庫の電子本は著作権が消滅したものなので、言葉が古くて読みにくいのが玉に瑕ですが(書き起こしボランティアさんに感謝)、辞書を引きながら楽しく読めるものもあります。
中でもかなり読みやすい長編が、林芙美子の『放浪記』です。今まで読んでいなかったのが不思議なほどですが、昔確か読もうとして、途中で放り出した記憶があります。あの時は、この本に漂う、独身女性の不安な心境に波長を合わせる気持ちがなかったのかと。
すっかり年を取った今読んでみると、貧しさからその日の暮らしにも困りながら、根無し草のように体も心も落ち着く所を知らず、男性に頼りたいと願ってみては、すがった恋の消滅に絶望する独身女性の悲哀がひしひしと伝わってきます。私にも、これに一言一句違わぬ時代がありました。自由を謳歌していても、その土台は不安と孤独だった時代が。
『放浪記』は1928(昭和3)年から文芸誌『女人藝術』で連載され、好評を博して単行本化されます。‟あなたのような天才も100年前、私と同じように不安で孤独だったのですか”――そんな驚きに不思議と慰められる一冊。約100年前にベストセラーになった理由も、当時の人々が現代人の私たちと同じように不安と孤独を抱えて生きていたからでしょう。
青空文庫の『放浪記』:https://www.aozora.gr.jp/cards/000291/card1813.html
青空文庫『ある遊郭での出来事』https://jp.bloguru.com/RuCommunications/343364/2019-02-22
太宰治との山崎富栄の遺書 https://jp.bloguru.com/RuCommunications/362382/2019-12-04
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昨日までラスベガス在住の写真家、Ken Kanazawaさんのウェブサイトを制作させていただいていました。
Kenさんはアメリカを横断する旧国道‟ルート66”の専門家で、神秘的な大自然の写真を数多く撮影されています。
そんなKenさんのウエディングサイト制作用にシェアしていただいた、何百枚もの新郎新婦の写真はどれも幸せづくめ♥
不思議ですね、幸せな写真を2~3週間見続けた後、私の細胞にも幸せオーラが沁み込んだのがはっきりと感じられたのです。
とっても幸せそうなカップルの写真をぜひ、こちらからこれでもかというぐらい見てみてください!https://www.lasvegasweddingstyle.com/
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先週、バク君とセドナ&グランドキャニオンに行って来ました。
足腰が弱りかけのバク君も、往復約2時間のトレッキングに挑戦。時々転がり落ちていましたが、無事に頂上から雄大な景色を眺めることができました。
獣医さんのサイトによると、新しい体験や知識は脳の良い刺激になるそうで。半分眠ったようなバク君の脳に、ピカッ光る刺激が届いていたら良いのですが。
バク君と私の毎日の散歩道:https://jp.bloguru.com/RuCommunications/399182/2021-03-17
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バクと私の散歩道。桜の横にヤシの木というのが、ベガスらしいでしょう
老犬バク君のおかげで、毎日の散歩は立ち止まりながらです。
若い頃はグイグイ前を走って、紐を持つ手が痛いほどだったけど。
今はのんびり、通りの花を観賞しながら歩いています。
バク君の写真: https://jp.bloguru.com/RuCommunications/posts/2021/3/1
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$350という、私としては大奮発だったのに涙
来月、風光明媚な場所に旅に出ることになりまして。それで張り切ってドローンを買ったのは良いですが、こやつが全く制御不能!
とにかく宙に浮いた瞬間から、操作もしていないのに異常な高さに舞い上り、我が勝手に好きな彼方へ飛んで行った挙句に、壁や地面に激突×30回。
なぜここまで傍若無人? 30センチほど上げて着陸…という練習を繰り返したいのに、30センチ上がったらもう、脱獄でもはかろうかという勢いで勝手に暴れ出します。
到着から3日目。もう見捨てたい気分です。好きな場所に飛んでお行き(涙)。
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ラスベガスを有するクラーク郡は先週、医療従事者と高齢者向けのワクチン1日4000回分が3000回しか使用されていないことを確認するや否や、優先枠を大胆に拡大しました。ラスベガス復興の鍵となるカジノ、レストランはもちろん、スーパー、工場勤務者まで、ありとあらゆる‟人と接する業種”に対象を広げたのです。
よって8日前には人口の6人に1人が接種済みだったのが、3/18日の段階で既に3人に1人が接種完了。子ども人口も含んで3人に1人なので、大人の接種が驚異的に進んでいます。
写真は夫の付き添いで行った土曜日のもので、接種の順番を待つ様子です。巨大な会場は朝8時開場ですが念のため早朝6:30に着いたのに、もう200メートルほどの行列がありびっくり。その後も列はどんどん伸びて、スターのコンサート会場のような人出になってきました。
アメリカらしいと思ったのは、接種の予約は午後3:30だったのにもかかわらず、おかまいなしに到着順にわんこそば状態で打ちまくってくれること。カジノ関係者ではあるものの完全な事務職の夫も、上層部から「よかよか、皆打ってまえ!」とのお達しが出たのも、日本では考えられないどんぶり勘定ぶりです(だからアメリカは何でも速い)。
テキサス州など数州では既にマスク着用義務廃止など自由な状態に戻っていますが、ラスベガスは逆に慎重で、‟安全に遊べる街”を目指しているのも注目すべき点です。この街で遊ぶにはマスク着用は義務で、カジノやレストランもまだ50%キャパでのみ営業可能(昨日までは25%)。加えて働くほとんどの人がワクチン接種済みとなれば、ラスベガスの安全度は格段に高まります。
さらに偶然にもラスベガスでは過去20年にわたり、‟屋外で楽しむ街”プロジェクト”が推進されていました。市は数百万ドルを投じて空中連絡路を建設。街の中心部を安全に歩いて巡れるようになった他、屋外型娯楽施設や屋外型モール、パティオ付きレストラン(ついでに言えば、安全対策の徹底を謳ったベガス名物ビュッフェ)も、たくさんオープンしています。これを読まれた皆さんも、ぜひ安心して遊びに来てください。
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