以前取材させていただいたアロマテラピスト・Yoriko Walker先生のレシピで、アロマオイルの抗菌スプレーを作ってみました。
先生直伝のこのレシピはとてもシンプルで、誰にでも手軽に作れるのが特徴。さらにアメリカでの材料購入法も詳しく教えてくださったので、アメリカ在住でも挫折することなく作れます。
→→詳しくは日系情報誌『ライトハウス』のアロマ特集をご覧ください。
http://magazine.us-lighthouse.com/publication/?m=12396&i=559369&p=68&ver=html5
作ったのは上の写真のレシピです。
材料は既に持っていたので、制作は5分で完了。
やっぱり自然のものっていいですね!優しい香りがたまりません。
うちは洗濯物を部屋干しするので、早速、洗濯物のまわりにもシュッシュしました。
実は夫の職場用に作ったのですが、夫からは「そんな(女子っぽい香りシュッシュとか)、やだよ」と断られてしまったので、ちょっとがっくり(笑)。たくさん作ったのにどうしましょ。どなたか近所にご希望の方がいらっしゃったら差し上げます…。
Yoriko先生のハーブ・アロマ・アカデミー・オブ・シアトル jaromalab-usa.com
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結構大はしゃぎ…
新型コロナウィルスに関しては、早いうちから敏感になっていた私。今年ばかりは各カジノホテルの華やかな旧正月デコレーションも決して見に行かないと心に決め、さらにはお気に入りの中国系スーパー、ついで密閉空間のカジノにもしばらく行かないことにしていました。
そんな中、約1カ月前。カジノのVIP客である義姉さんが、ホテルでの着席フルコースのディナーチケット(ショー付き♥)を譲ってくれると言うのです。「Really!?」。“フードコートでの食事”が唯一の贅沢である私と夫は、大喜びで飛びつきました。
チケットをディナー会場の入り口で渡してくれるというので、2人でワクワクして訪れたら、なんとなく会場の周りの装飾が真っ赤。赤いランタンが大量にぶら下がっています。嫌な予感…。会場に入ってみると、思いっ切り、「Happy Chinese New Year!」の会場でした!
う…思わずひるんだ私ですが、優しい義姉さんの手前、「あ、ありがとう!!」と言って覚悟を決めるしかありません。「ショー」とは、おめでたい獅子舞ショーのことだったのです。
興味深かったのは、ホテルの中国人客への熱烈歓迎ぶりです。「あけましておめでとうございます!」という中国語での挨拶が終わると、ビデオメッセージが始まり、支配人や各部署の代表者が「中国の旧正月を私たちは祝います」「中国の皆様、ようこそおいでくださいました」と、並々ならぬ歓迎の意を表します。中国人客は、ラスベガスのカジノにとってもやはり重要な存在なんですね。
同じことはフィリピン人客にも言えます。このホテルでは年に何度も、フィリピン人有名歌手によるコンサートが開催されています。アメリカ人は誰も知らない歌手ですが、フィリピンの人々がどどーっと押し寄せます。そしてコンサートの後はどどーっとカジノへ。
さて日本人客に対しての歓待は?日本人接待的なイベントは、私はまだ見たことがありません。日本人はお金は持っていると思いますが、やはりカジノで散財という率は中国人やフィリピン人よりも少ない、つまりカジノのメインターゲットではないのでしょう。
贅沢な中華料理のフルコース、飲み放題のお酒、獅子舞や歌などのステージを期せずして(かつ恐る恐る)堪能した私は、この日、ようやく2020年が明けたような気分にもなりました。しかし、正直な友人たちからは「2週間は近寄るな」と言われてしまいました(その気持ちは分かります…^^!)。
そしてどうにか1カ月過ぎ、感染していないことが分かり、ほっとしてこのブログを書いてみました。が、カジノの街はいかにも感染が広がりそうな環境ですからね、来週はどうなるか分かりません。
皆様もどうぞお気をつけて!
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レスキューのイベント会場で私を見て立ち上がったスノークレーク君(左)
テンテコダンスを踊っていますよ、連日…。
ここラスベガスにはいくつもの犬猫のレスキュー団体があり、皆さん、献身的に恵まれない犬猫を世話しています。先々週から私も、みなしご君を1匹預かってきました。スノークレーク君。夫いわく、「なんだ、なよなよした女みたいな名前。スノーフレーク(雪片)じゃなくて、スノーストーム(雪嵐)に変えちゃえ」――そんな、勝手に一時預かりのワンコの名前を変えられません。
スノーフレーク君は生まれながらにして右足が動きません。だから歩くときは飛び跳ねるように歩きます。かわいそうなスノーフレーク君。皆から同情され、大切に育てられてきたのでしょう…甘やかされた結果、捨てられてしまった…。
自宅に到着すると、早速、その暴れん坊ぶりがさく裂しました。まず、家中におしっこ!シャワーに入れたら大暴れで私の方がずぶ濡れ。丹念にドライヤーで乾かして庭に出したら、下痢をして真っ白な毛が下痢だらけ。はい、シャワーやり直し!とにかく1日中泣く、鳴く、叫ぶ、私たちの耳がどうにかなりそう。うちのワンコ、バクスターと大喧嘩して流血の騒ぎ(障害があっても負けずに戦う!)、散歩に連れて行ったら右へ左へ駆け回って私の足に紐が絡みつく…。
わー、犬のあらゆる問題を詰め込んだような、スノークレーク君。
しかしこのままでは、この子は誰にもらわれても嫌われて戻されます。だから決めました。この問題をどうにか解決します!――私なんかに何ができる?――分からない――誰か助けて――いいや、どうにかします!
まずトイレはどうにかなってきました。家の中を歩く時はご褒美を手に持って、おしっこをさせないように庭まで誘導。しそうになったら「No!」。庭でおしっこをしたら、すかさず「Good job!」と褒めちぎって、ご褒美をあげる。先週は寒かったので、凍えながら庭中、スノーフレーク君のお尻を追いかけまわしていました。室内には常にスノーフレーク君の叫び声が響き渡り、バクスターとの喧嘩の仲裁をしては足を噛まれ、なんだか私の具合が悪くなってきました。
そんなタイミングで、バクスターの左目が超充血。動物病院に連れて行って目薬をもらって今度はバクスターを追いかけまわし、1日2回目薬をさしては吠えられ…それを見ていた夫が手伝いもせずに大爆笑。あそっか、私は犬を3匹飼っているのね!(←せめてもの!)
でも、自分以外の生き物のために時間や労力を割くって、きっと素晴らしい体験ですよね。今まで自分のみのために時間を使ってきた人生を顧みると、全然&全然足りないぐらいでしょう。
次の課題克服も割とうまくいっているので、また後日報告させてください。
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私の好きなNetflixのドラマに『Crazy Ex-Girlfriend』というのがあります。内容はお気楽な恋愛ものでツッコミどころも満載なのですが、生まれて初めてミュージカルって楽しいなあ~と感じさせてくれたドラマです。
当たり前ですけど感動的なのは、出演者が全員、歌が上手だということ!主役のレベッカはもちろん、ちょい役のライバル女性弁護士から、結婚式に参加した親戚のおばさん、通りすがりの端役の人まで、歌が始まると、朗々と、かつ感動的な美声で歌い上げます。
そしてやっぱりミュージカルの歌というのは、物語を歌っているので、普通の歌と違って、具体的な詳細を語っていることが多く、おもしろいというか、変というか、美声とともにその内容も楽しめます。そしてこのドラマの場合は、特に、「そうそう!」と共感できる内容が多くて唸らされます。
私が好きなのは、主役のレベッカが自らの母親について歌った歌です。その歌詞は「自分の母親は世界で一番最悪。…でも、そうじゃかったのかしら…」のようなものです。もしかしたら、これって多くの人が思っていることなのかも?なんて思ったりしているところに偶然、心理学者・加藤諦三先生の番組で母親についての分析を聞く機会に恵まれました――加藤先生いわく「母親は必ず子どものトラウマになります」。
思わず笑ってしまいました。実際、そうかもしれません。自分の幼少時代を思い出すと、確かに「もう少しどうにかならなかったの、お母さん…あれ私は本当に傷ついたの」と思うところもくさんあります。
加藤先生はさらに続けました。「でも、それでいいのです」――「子どもは母親のトラウマを乗り越えて、大人になるのです」。
私の母も完璧ではありませんでした。そして私が母親になったら、やはり完璧ではなく、子どものトラウマになるのでしょう。そしてそれで良いんだと。あらためて、「誰も完璧ではない」と心のメモに残した今日でした。
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右端がイザベル。真ん中は、こちらも本当に親切にしてくれたクラスメートのイシドロ(彼のおごりで飲む笑)
渡米直後、元夫と住んだ家は、1階のベランダが水辺につながっていて、カヌーなどで出かけられる美しいヴィラでした。色とりどりの花が咲き乱れる庭園内にはアヒルが歩き、ちょっとした楽園のような雰囲気です。日本のビジネスを閉め、先に渡米していた夫だけを頼りにやって来た私は、そこで新生活の一歩を踏み出したのでした。
屋外に出ると、時折、よく日に焼けた、麦わら帽子と汚れたシャツ姿のメキシコ人風の人々が庭園の手入れや工事作業をしている姿を見かけました。右も左も分からない私にとって、彼らはなんだかとても遠い存在のような気がして、「Hi」と声をかけることができなかったのを覚えています。
結局、そのわずか1年後には、この楽園生活は終わりを告げます。離婚することになったのです。
アメリカでの生活の仕方も分からない、家もなければ収入もない、家族もいない私でしたが、ルームメイト募集の告知を見付けてどうにか住まいを確保。しかし生きるためにはとにかく働かなければなりません。ネックは英語です。仕事探しをするかたわら、連日通ったのは、アメリカ政府が移民のために提供している無料の語学学校でした。
そこで私は思い切り「外国人」でした!なにせ60人以上はぎっしり詰まった教室の生徒はほぼメキシコ人だったのです。
夕方6時から始まるクラスはとても賑やか。昼間、近隣のイチゴ畑などで働いたメキシコ人の男女が、真っ黒に日焼けした顔で眠気と戦いながら、かつ大笑いしながら、元気いっぱいに英語を学んでいます。ページをめくる、土の詰まった真っ黒な爪を見ると、皆、えらいなあと心から思ったものです――「私もまだまだがんばれるぞ」。
異邦人の私は、皆からとてもかわいがられました。でも賑やかなクラスが終わった後の真っ暗な帰り道はいつも際立って孤独でした。クラスにいる時間が好きでした…終わるとまたひとりぼっちになってしまいます。クラス以外でまで私を誘って遊ぼうという人はいませんでしたし、私も自分から誘う勇気はありませんでした。
しかし数カ月ほど通ったある日、隣に座ったメキシコ人女性が唐突に質問してきました。「Do you like dance?」。「Yes, I do!」と答えただけで終わった会話でしたが、授業が終わった後、彼女は出口で私を待っていました。「Follow me(ついて来て)」。
連れて行かれた先はダンスフロアのあるバーでした!以来、そのメキシコ人女性・イザベルと私は、教室を一緒に出て必ず一緒にどこかに行きました。言葉はあまり伝わらない二人でしたが、ある時はお祭り、ある時はイザベルの親戚のパーティー、そしてある時はイザベルの家でゴロゴロ…。
学校がない日も、貧乏な私が「今日は夕食は我慢するか…」と思っていると、イザベルから電話が来ます。「うちにおいで」。行くと、彼女の食卓にはいつも5~6人のメキシコ人がいました。イザベルの娘や、居候している家の大家さんやその子どもです。「1人増えても3人増えても一緒だよ」。大きな食卓について、メキシコ人の皆と一緒にメキシコの家庭料理を食べていると、目にじわりと水分がたまってきます。
とはいえイザベルも決してお金があるわけではありませんでした。夫は長らく刑務所に入ったまま。ベビーシッターのバイトをしながら一人娘を必死に育ててきました。週末も彼女は休みません。知り合いの家を何軒も掃除して、わずか40ドルのお金を得るためにそれぞれ4時間ずつ働きます。
ある日、掃除帰りの彼女が私に20ドルを投げてよこしました。「な、なに?」と聞くと、「今日は40ドルだったから」。私の苦境を知っているイザベルが、自分の4時間の対価の半分を私にくれようというのです。自分の生活も大変なのに、休みの日に働いたお金を私に…。
あれから自らの会社をアメリカで立ち上げ、日本時代の生活レベルを奇跡的に取り戻した私は、あの苦しい時代のイザベルの優しさをいつも忘れてはならないと強く思い、心ばかりの品物を毎年、彼女に贈っています。
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日本では危険なあおり運転の問題が取りざたされていますが、アメリカでももちろんあおり運転はあります。
★あおり運転:road rage
※直訳すると「路上の憤怒」、あおること+それ以上の過激な行動を指す
★前の車のすぐ後ろに付けて走ること:tailgating
私もアメリカでroad rageに遭遇したことがあります。ある時、大きな道に入ろうとした時、ちょうどその車線にすごい勢いで、かつウィンカーなしで車線変更してきた車と接近してしまい、クラクションを激しく鳴らされた後、追いかけまわされました(私も気を付けます!)。乗っていたのは、イタリアンマフィア風の年配のおじさん。横にぴったりくっつけてきて、さらにクラクションをさらにバンバン鳴らしながら、怒鳴ってきます。「すみません!」と叫んでも、もう憤怒が収まらない、許さない!という形相で、なかなか去ってくれず、手足がガタガタ震えるほど怖かったです。
本来、道路の車線数がとにかく多いアメリカでは、あおり運転が発生しにくい状況ではあると思うんですがね(NYなどの大都会を除く)。大抵その車線以外に選択肢があと2~5本ぐらいありますから、怒るする前にさっさと違う車線に行けば良いのです。しかもアメリカは銃社会です。アブナイ人をあおってしまったら、命を落としかねません。
しかし恐ろしいのは、むしろそういう「銃を携えたアブナイ人」に「あおられて」しまうことです。『The New York Times』※によると、2014~2016年の3年間に発生した「銃器類の絡んだあおり運転事件」数は、少なくとも1,319件。そのうち、354人が負傷し、136人が殺害されたと報告しています。
※ https://www.nytimes.com/2017/04/25/us/road-rage-guns.html
この『The New York Times』の記事で興味深かったのは、文中に引用されている、ハーバード・インジュアリー・コントロール・リサーチ・センターのデヴィッド・ヘメンウェイ博士が発表した2002年論文の一文です――「車内に銃を載せているアリゾナ州のドライバーは、傲慢で攻撃的になりやすい」。そもそも人は車に乗っている時は心理的に強くなったような感覚を持つそうですが、そこに銃が加わることで、さらに俺様度が加速するのでしょうか。
アメリカでは、アブナイ人に絡まれた時は、文句を言ったり戦ったりせずに逃げるのが一番賢い策です。路上で逃げるのは本当に難しいことですけどね…。
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さすがラスベガス、ご近所にカジノのディーラーさんが3人も住んでいます。そのうちの一人、台湾人のKさん(女性)が先週、うちにランチに来てくれました。
カジノのディーラーさんと話す機会なんてこれまでの人生で全くなかったので、私は興味津々。あまりにも質問し過ぎて「本でも書きたいのか?」と言われてしまいましたが、快く答えてくれました。
以下、私の質問とその答えです。
-ディーラーになるのは難しいでしょう?
簡単、誰にでもなれるわ(何度聞いてもこの回答、謙遜ですね)。
-ディーラーになって良かったことは?
何もない。退屈。同僚も誰も楽しんでいる人はいないと思う。他にやれることがないからしぶしぶやっているだけ(そ、そんな身も蓋もない…)。
-でもカッコいい男子が来たらやっぱり上がる?
上がらない。誰でも一緒(ちなみ彼女は既婚で、旦那さんもディーラー)。退屈で仕方がない。
-ディーラーさんに話しかけてもいいの?
別に構わないわ。話しかけてきたら私もフレンドリーに話すし、話しかけなくてもいい。
-お客さんと仲良くなることは?
あるわよ。毎日のように来ている人も多いしね、顔見知りになるの。勤務が終わって翌日出勤したら、昨日いた人がまだギャンブルしていることもよくある。だから「まだやってるの?そろそろお金を稼ぎに帰りなさい」って言うの。
-ディーラーの仕事の嫌なところは?
セカンドハンドスモーク。顔に煙を吹きかけてくる人もいて本当に嫌。他のディーラーはナイスだから、顔に吹きかけられても我慢しているけど、私はあからさまに手であおぐの。
あと、叫ぶ人。叫んでいいけど、私の耳元で叫ぶのやめて。鼓膜が破れそうになる。
-確かに大金が当たったら叫ぶよね
そうとも言えないわ。大金を当てた人は静かに集中している場合もある。逆に叫ぶ人は5ドル当たっても叫びまわる。本当、やめてほしいの。
-これまで担当したお客さんの中で最高、いくら当たった人がいる?
100万ドル(約1100万円)、中国人女性だった。でもこの話には続きがあるの。うちのカジノではカードゲームで勝ったら、手数料を5%ホテル側に払わないといけないのね。この時は5000ドル(約55万円)支払う必要があったんだけど、彼女は賞金を準備している間もギャンブルをし続けた。そして100万ドルの準備ができた時には、100万ドルすってしまっていたの。結局彼女の手元に残ったのは、5000ドルの支払いだけだったってわけ(え!!)。
-ディーラーをやっていると、究極の状況を見てしまうことが多そうね
そう。日常ではありえないような悲喜こもごもの場面を見てしまうわ。特にね、とてもロークラスなものを見てしまうのよ。
どの職業も、いろいろあるものです…!
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日米離婚比較
日米といっても、アメリカは州によって法律が違うので、私が知っているカリフォルニア州と日本の離婚の違いについて少し書いてみましょう。
例えばあなたが妻で、夫が若い女性と不倫した挙句に自分を捨てると言い出したとき、日本では「有責配偶者」である夫をある意味懲らしめることができます。
よくある懲らしめ方のひとつが「離婚しないこと」です。今すぐにでも離婚して若い女性との新生活を始めたい夫に、これは効きます。この状況から離婚するには、夫はまず別居する必要があります。5~8年ほどの別居期間を経て、かつ生活費や養育費を滞りなく払っているという「誠意の歴史」を積み立てれば、裁判所はまあ離婚を認めてくれます。
もう一つの懲らしめ方は、もう離婚はOKして、慰謝料を払わせることです。
一方、カリフォルニア州が採用しているのは、無過失離婚(No Fault Divorce)です。カリフォルニア州では夫が若い女性と浮気しようが、ギャンブルやドラッグにはまって婚姻破綻の原因を作ろうが、理由は問わず、どちらかが「離婚したい」と思えば責任追及なしで離婚できます。つまり、離婚しないことによる懲らしめはもちろん、慰謝料の請求すらできません。
※法律改正や状況によって変わる可能性があるので、詳しくは必ず弁護士に確認してください。
初めてカリフォルニア州の法律を聞いたとき、そしてそれに則って浮気夫との離婚を経験したとき(2008年)、「なんて殺生な」と思いました。
でも今ではカリフォルニア州の法律にすっぱりばっさり終わらせてもらって、時間の無駄にならずに良かったなあと思っています。5~8年かけて懲らしめられるとなったら、自分の人生の大切な5~8年間を投じて…という気持ちになっていたかもしれません。そういう選択を本当に自分がしたのかどうかは分かりませんが、この選択肢が目の前にぶら下げられなくて本当に良かったと思います。
理不尽であれなんであれ、すっぱりばっさりサヨウナラ。大切な人生をアホ男のために一秒も無駄にせず、自分の幸せめがけて一直線に進む、というのが、今思えば一番の‟懲らしめ”なんだと心から思います。
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著作権などの事情でリンクは載せられないのですが、最近、「フリーダイビング」に関する記事に携わる機会がありました(M.Tさんとのタッグ。おかげで素敵に仕上がりました)。
フリーダイビングとは、タンクなどの呼吸補助器材をつけずに潜るダイビングですが、顔を水に付けることもできない怖がりの私には、一生無理なスポーツです。しかし、納品が終わってからも、何度も思い返してしまうくだりがこの記事の中にありました。
フリーダイビングには8種類の競技があり、その中でも「コンスタント・ウエイト」という競技は、ガイドロープに沿って海底深く潜行していくものです(上写真参照)。現在の世界記録はダニエル・コーヴァルの102メートル。100メートルというのは実際に陸上を走ってみたりすると分かるのですが、かなーり遠いですよね。フリーダイビングの場合は、行ってまた戻って来るまで息を止めなければなりません(私には無理です!)。
しかしこの記事では「体より先に悲鳴を上げるのは、脳である」と説明しています。
というのも、肺に蓄えられているのは「人間の体が必要とする酸素の1/3だけ」。残り2/3の酸素は血管などその他の器官に蓄えられているため、実は体内には十分な酸素があるのに、呼吸ができない恐怖に「脳」が先にギブアップしてしまうのだそうです。
長く息を止めるため、フリーダイバーは潜る直前に「ブリーズアップ」という呼吸法を何度も行います。これはゆっくりと息を吸い、それ以上時間をかけてゆっくりと吐く、ヨガのような呼吸法です。これにより、体内のいたるところに酸素がいきわたり、蓄えられます。
ヨガでは「ゆっくり吸って~、ゆっくり吐いて~」と言われますが、この呼吸法に実際に科学的な根拠があるとは知りませんでした。これを日常的に行い、いつでも全身パンパンに酸素をいきわたらせることができたら、どれほど体に良いでしょうか。
この仕事に携わってから1カ月以上経つのに、「体より先に脳がギブアップする」くだりをちょくちょく思い出します。これは弱い私に届けられた啓示なのでしょうか。
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私の時代の日本は、体罰は当たり前でした。
家庭でも何かしたら、説明なくほっぺたバシーン!頭ゴツーン!
中学校ではソフトボール部に所属していましたが、バント練習でボールが1メートル以上転がったら、先生からげんこつをいただいていました。帰り道、皆で頭を触り合ったら見事に凸凹で、頭の形が変わってしまっていたのを覚えています。
そんな私ですから、物心つかない幼い子には体罰も良し、体で覚えさせるのことも良いんじゃないか?と思っていました。
でも今年春、うちに泊まりに来た義娘家族を見て、その考えは完全に変わりました。
義娘の2歳の息子(私の義孫)は元気いっぱい。私たちが贈った子ども用トンカチやシャベルをいつも握りしめています。ある日、義娘が「出かけますよ、靴を履きなさい。トンカチを渡してちょうだい」と言うと、孫ちんが「やだやだ!トンカチ持っていたいの!!!」と駄々をこねて泣き始めました。
ここでうちの親だったら、「うるさい!」とトンカチをぶん取った上に、なんならげんこつも落としていたでしょう。
でも義娘は違いました。「今は靴を履いて外に行くのよ。靴を履くには両手がいるでしょう?その間、マミーが持っているだけ。その後、また持ってもいいのよ」と、まるで大人に説明するように説明します。それでも孫ちんは、「ヤダヤダー!!!えーん!」。
ここでうちの親だったら、もう一発頭にゴッツーン!もしくは「じゃあ一人で家にいなさい」――バタン!トラウマ級の「ううぇーーーん!」でしょう。
それでも義娘は、しゃがんで孫ちんの顔を見ながら優しい声で説明し続けました。するとついに孫ちんが納得しました。「おっけ…」。義娘は大いに褒めました。「本当に●●君は偉いわ!さあ出かけましょう」(そして約束通り、車の中でトンカチを渡していました)。
興味深く観察していると、義娘の態度は「いつも」穏やかでした。怒ること、声を荒げること、ましてや叩くこともなく、落ち着いた声で丁寧に説明しています。
その後、今度は義姉たちが義娘の家に泊まったのですが、同じことに驚いていました。「▲▲(義娘の名前)って本当忍耐強い。2歳児だけじゃなく1歳の赤ちゃんにも丁寧に説明してたのよ!私たちなら怒鳴ってるわ!」(もちろん、義姉たちも体罰はしません)。さらには、孫ちんが既に「癇癪を起さない子ども」になっていることにも驚いていました。何かほしいときも、母親に穏やかに理由を説明しています。
この子たちは「怒る」「キレる」「叩く」という行動パターンに触れずに、それを知らずに育っているんですねえ…。私なんかだと「うるさい!」&ゴツーン!説明なし!というキレ教育で育てられたので、三つ子の魂百まで…そういう対応が骨身に染みついています。だから今も言葉で丁寧に説明するなんて、そう簡単にはできません。中高年なのにぷっとむくれたりして、本当、かわいくないどころか情けないです。
駄々をこねる子どもと向き合って穏やかに説明…というのはなかなかできないことだと思います。怒って叩いた方が早いんですから…でも、三つ子の魂百までだからこそ、幼児の頃に体罰ではなく穏やかに接することの方が大切なのかもしれません。私もそんな風に育てられたら、きっと過去の恋人たちにもキレたりむくれたりせずに、穏やかな言葉で話して解決できたんじゃないかな…なんて思います。自分が親だったら、きっと難しいことでしょう。でも、子どもの将来を考えたら、その方向に死に物狂いで努力したいと思うのです。
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