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猫の揺りかご Blog

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言葉はまるで

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初恋の悪魔は、
言葉を並べ立てるくせに、肝心な事は語らず、

比喩的に表現することで、
想いを表現していた気がするけど。

Silentは、言葉を極限までそぎ落とすことで、
純度を高めている気がする。

それこそまさに、雪の結晶みたいに。

初恋の悪魔が「語り」で余韻を残したドラマだとしたら、
Silentは「沈黙」で何かを訴えかけるドラマな気がする。

あえて語り尽くすことで、そのくせ語らないことで、
大きな余韻を残した初恋の悪魔と、

ある意味、言葉を封じ、その限界を突きつけることで、
何かを訴えかけるSilent。

酷似しているようでいて、
実はものすごく対照的だなぁと。

あえて言葉を並べ立てることで、
倍速視聴や飛ばし見をさせない初恋の悪魔と、

倍速視聴や飛ばし見では、
沈黙を感じることができないSilent。

あえてタイトルを捻ることで、
あれこれ考えさせる初恋の悪魔と、

あえて直球で攻めることで、
深く染み渡るSilent。

ダイヤモンドやプリズムのような初恋の悪魔と、
雪の結晶のようなSilent。

比類なき宝石と比類なき結晶。

夏と秋、どちらも良作に巡り会えました。


【silent主題歌】Subtitle 歌詞付き動画




#ドラマ #レビュー #動画探索

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初恋の悪魔~真相は掴めない光か影か~

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ドラマ「初恋の悪魔」について、
「この作品は事件の当事者に真相を直接語らせない」と
考察をしている方がいて、ものすごく腑に落ちた。

当事者には直接光を当てず、背景の光でもって
当事者の影を映し出しているようにも思えてきた。

まるで、舞台のホリゾント幕だけ照らして
役者の影を浮かび上がらせるように……。

下記サイトの「シルエット」のようなイメージ。

舞台照明用語集
https://wickedchild.nobody.jp/term/lighting.html

もしかしたら、「エフェクトマシンで投写された影」の方が
近いかもしれない。

周囲が光を当てないと、途端に掻き消えてしまう影。

照明大辞典 エフェクト・マシン
https://weblio.jp/content/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%EF%BD%A5%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3

この作品はたぶん、刑事が犯人や被害者、
事件そのものに迫る物語ではなく、

一般人に近い変わり者たちが、犯人や被害者の人物像、
事件の全体像に迫ろうとする物語なのかなと。

捜査権を持たないし、
持っても深入りできない彼らが追うのは、

あくまでも「像」なので、
光を当てないと消えてしまうのかなと。

本来は、本人に直接確認しないと
わからないことが多いけど、

あえてそれを封じることで、
周囲の証言や当時の状況から
推測せざるを得ない状況を作っているのかなと。

そうすることで、他人の状況や心情を類推する
必要性や重要性を描くと同時に、

危険性や愚かしさも描いているのかなと。

相手がどんな人物なのか。
どんな気持ちで何をしたのか、されたのか。

それを考えることはすごく重要だけど、
時として見方を誤り、像が歪んでしまう。

けれど、考えることを辞めてしまったら、

思い描いていたはずの人物像や全体像が
全て消えてしまう。

まるで、あることないこと騒がれた挙句に
忘れ去られた事件のように、

消え去ってしまう。

そしたらまた、どこかで似たような悲劇が
起きるかもしれない。

ボタンの掛け違えのように、連鎖のように。

だから、考えることを放棄してはいけない。
そういうことなのかなと。


#ドラマ #レビュー

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枝分さんと標さん~素敵な選TAXI~

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今の部署に来たばかりの頃。
この作品が再放送されていて。

設定や世界観が大好きだった。

戻れるのは時間単位で、

戻ってやり直しても、
また別の問題が出てきたりして、

必ずしもうまく行くとは限らない。

ファンタジーとリアリティの
バランスが絶妙で、

コミカルでシニカルで
ほっこりする展開が絶妙で。

私も選TAXIに乗ってみたいと、
選TAXIが本当にあればいいのにと、そう思った。

一方で、「必ずしもうまく行くとは限らない」っていう展開にも
好感が持てた。

夢を見せてくれる一方で、
夢を見すぎない仕掛けが絶妙だった。

話数を重ねるにつれて、
徐々に「戻らない」という選択も出始めて、

「戻れるのに戻らないなんて、つまんない」って
思ったりもしたけど。

今にして思えば、これまたラストに向けた、
絶妙な「仕掛け」だったんだなと。

「戻らない」。

戻ることができる世界観において、
あえてそれを選択すること。

戻ろうと思えば戻れる。

けれど、それをする必要性やリスクを、
いたって自然に考えさせてくれる。

「戻らない」という選択肢を
自然と醸成した上での、

あの最終回。

あの選択は、
彼の本来の望みではなかったと思うけれど。

あの選択をするにあたっては、

一種の「諦め」のような気持ちも
含まれていたと思うけど。

でも、あれが、あの時の彼にとって、
未来にとって、

ベストな選択だったと思います。


#ドラマ #レビュー #動画探索 #雑記

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Silent 第5話

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なんで別れるんだよ!って何度も思った。
まだやり直しできるよ!って。

でも、「終わり」はそういうものかもしれないとも思えて、
心が痛かった。

端から見たら好き同士だし、
やり直しも可能なのに、

当人たちにとっては、
何かが決定的にずれてしまって、

溝は埋められないんだろうな、と。

溝を作ってるのは当人同士で、
ちょっと歩み寄れば修復できるのに、

あえてそれをしない、できない、
それがすごく歯がゆくて切なくて痛かった。



#ドラマ #レビュー

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辿り着く場所が、光でも闇でも

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止まない雨はないとか、必ず朝は来るとか、
頑張れば、夢は必ず叶うとか。

そんな言葉はもう、信じられなくなって。

ずっと、そうやって頑張って来たけど、
努力が報われたと思ったのも束の間で。

光が見えなくて、希望が見えなくて。
ただひたすら悲しくて、虚しくて。

ナイトドクター、
結局、本編は一話も見れなかったけど、

ダイジェストは一通り見ました。

群像劇というドラマ構成に合わせてか、

期待の新星アーティスト5人が
異なる主題歌を交代で歌うという試みもおもしろい。

そして何やら、
初回や最終回といった重要な局面で、

琴音ちゃんの歌が流れたというではありませんか。

音楽チャンプからのファンには、
感無量ですよ。

音楽チャンプでは
審査員の1人だった田中隼人さん。

「次は仕事で会いましょう」って約束が叶って、
こんなに素敵な曲を作ってくれて。

なんかもう、
いろんな種類の感動が綯い交ぜになって、

感情が大変なことになってます(笑)

「売れる、キャッチーな声」という意味では、

他のオリジナルメンバーである、
yamaさんやeillさんの方が上かもしれないけれど。

実際、5人のオリジナルメンバーの中でも、
eillさんが歌う「hikari」の再生回数はトップだし、

yamaさんはナイトドクターの主題歌歌う前から、
Mステへの出演を果たしてるし。

ちなみに、音楽チャンプの1回戦で
琴音ちゃんが負かした相手が、
YOASOBIのいくらさんとか、

マジで豊作すぎないか、最近の音楽界。

それだけ、出入りも激しい世界だと思うけれど。
そは致し方ないことだけど。

でも、琴音ちゃんには、
ずっと歌い続けていてほしい。

売れてほしいのはもちろんだけど、
でも、それと同時に、

そういう世界線とは
異なる場所にいてほしいとも思う。

「あなたの歌は祈りなんだ」って菅井先生の言葉が、
胸に残っている。

この曲のカバー動画をいくつか見たけど、

しっとりしたバラードと、
明るい応援歌に完全に二極化されてて驚いた。

私にとってこの曲は、

真夜中でもあり、夜明けでもあり。
真っ暗な闇夜でもあり、星づく夜でもあり。

雨が降っているような気もするし、
虹が出ているような気もするし、
どちらも気のせいかもしれないし。

だけど、生きようと思える。

必ず朝が待っているなんて、
この曲は歌わない。

辿り着く先はきっと光だなんて、
この曲は歌わない。

だけど、それでも、
生きようと思える。

そんな曲だから。

本当に、出会えてよかったと、
そう思う。





#ドラマ #動画探索

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かろうじて生きてます。

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誰もがやりたがらない、外れくじ。
誰もがやりたがらない仕事。

でも、誰かがやらないと、
そこには消えていく命がある。

業種は全く違うけど、
今の部署が、まさにそれ。

だけど、この仕事は、
「人助け」だけでは済まされない。

施すことと、取り締まること。

相反する役割を与えられ、
曖昧で膨大で矛盾した役割を期待され。

その他、様々な業務が
波のように押し寄せる。

期待され、疎まれて、
罵声され、急かされる。

専門知識なんてないままに、
いきなり投げ出されて、

様々な局面に向き合わされる。

「専門家」としての役割を期待される。
「調整役」としての業務を課せられる。

対人業務だけでも辛いのに、
そこに膨大な量の事務作業がのしかかる。

もう、マジでしんどい。

それも、医者やその他の専門職と違って、
自ら希望して進んだ道では全くなくて、

全く希望していない180度畑違いの部署に、
いきなりぶん投げられた状態。

これで耐え抜けっていうんだから、
やるべきことをちゃんとやれっていうんだから、

心身のバランスを崩さずに、
やるべきことはしっかりやって、
時間外も減らせっていうんだから、

ものすごい職場だな、ほんと。

本当に、こんなに辛い業務だなんて、
思わなかった。

こんなに辛い仕事があるだなんて、
ちっとも思っていなかった。

前の配属先もけっこう忙しい部署で、

このまま仕事に忙殺されて、
気づけば結婚適齢期や出産適齢期を逃してしまう、

そんなのは嫌だからと殊の外主張して、
働きやすい部署への異動を強く希望して、

念願叶って前の配属先を転出したのに。
本部から支部へと異動したのに。

前の配属先の上司からは、

「これからはプライベートを
充実させてください」とまで言われて

盛大に送り出されたのに。

実際のところ、
うちの支部全体の8割方は
定時かそこらで帰っているのに。

うちの部署(+うちとは全く畑違いの一部の部署)だけ、
連日残業のブラック状態。

月の残業時間、過去最高って、
どういうことですか。

マジで〇〇〇ライン超えたんですけど。





#ドラマ #動画探索 #雑記

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普通って、何?

thread
作品そのものをしっかり見たわけでは
ないのだけど。

主題歌を歌うメンバーの一人に
琴音ちゃんがいることもあって、

存在は気になっていた、
月9ドラマ「ナイト・ドクター」。

今日、ついに予告と2話のダイジェストを見た。

私は医療関係者ではないものの、
内容的に一部、
日頃の業務とリンクしすぎる部分があって、

ガッツリ見る気にはなれないのだけど。

予告とダイジェストだけ追いかけるのも、
アリかもしれない。

2話で出てきた患者の母親役、
なんか見たことあるなって思ったら、

谷村美月さんだった。

彼女、ドラマ「Woman」では、
医者を演じたんですよね。

それこそ、激務で疲れ果てて、
家事や育児に手が回らず、

役場勤務の夫とすれ違い、
離婚する女医役。

そんな彼女がこの母親を演じたことも、
すごく感じるものがある。

本当に、「普通」って何なんだろう。





『ナイト・ドクター』“朝倉”波瑠「普通って何」 ドラマを超越した問いかけにネット共感
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a456f33371f396e52ac886b3b160860d2f3e2bb

「Night Doctor」第2話レビュー:普通とは、何か?(※ストーリーネタバレあり)
https://www.excite.co.jp/news/article/CinemasPlus_046874/


#ドラマ #レビュー #動画探索 #雑記

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許せないのは、愛がないから。書けないのは、愛が溢れてしまうから?

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レンアイ漫画家第9話。

個人的な経験とも重なって、
めっちゃ泣いた。

可憐さんの「漫画家にとって、作品は子どもみたいなものなのよ」ってセリフ。

私も似たようなセリフをいただいたことがある。

私が初めて、とある広報物の制作を
担当することになった時。

右も左もわからなくて、
先輩に頼りまくりながらも、

ヘロヘロになりながらも、
なんとか完成したその作品。

てんやわんやで、
パイロット版が納品になっても、

すぐには手に取ることができなかった。

そんな時に、先輩からその作品を
手渡されて言われた。

「ほら、あなたの子どもなんだよ」って。
だからちゃんと見てあげてって。
真っ先にあなたが手に取らなきゃって。

その時のことを思い出して泣いた。

さらには、別のもっとページ数の多い冊子を

完成させたときのこと。

評判は上々で、
その割に発行部数が少なくて、

予算の関係上、
増刷もなかなかできなくて、

出し渋りをせざるをえない状況だった時。

不意にとある部署から情報提供を受けた。

あの冊子がネットオークションに
掲載されているよ、と。

無料配布の、いわば「フリーペーパー」なのに、
ネットオークションで売値がついている。

必要な場所に必要な量を供給できない状況なのに、
「溢れたもの」がネットオークションで売り出されている。

関係者に事情を説明し、
「本当に必要な人にしか渡さないでください」とお願いをした。

聞くところによると、
情報提供してくれた部署では、

前々から一人で何部ももらっていく人が
複数いたため、

簡単には手に取れない場所に移動させた他、
一人一部までと制限をかけてくれていたらしい。

大切にしてくれるのであれば、
本当に必要なのであれば、

何部でもお渡ししたい。

けれど、それができずに、
歯がゆい思いをしているところに、

ダフ屋のごとき所業が堂々と行われているのを
目にした時の気持ちといったら……。

やるせなくてたまらないですよ。

それだけじゃない。
その冊子の改訂版を発行した時。

初版とは表紙の写真を変えたんだけど、
変えた表紙も好評で。

とある業者から言われた。

「あの写真を使わせてほしい」と。
無料で融通してほしいと。

こちらが難色を示しても、
「そこをなんとか」と押しが強い。

終いには、「それくらいいいじゃないですか」と、
まるで快諾しないこちらが悪いかのような物言い。

表紙は、まさにその作品の「顔」です。
その「顔」を決めるのに、

どれだけ苦労したと思っているの!?

そんなことも知らず、
露ほどもおもんぱかろうとせず、

いとも簡単にかすめ取ろうとする、
その精神が信じられない。

もともと、売り物ではない、
フリーペーパーだし、

委託元の担当者である自分が、
受託業者からの許可さえ取れば、

全く不可能というわけではない事案。

だけど、私にはそれはできなかった。
どうしてもしたくなかった。

それはもはや、
担当者としての意地だったのだと思う。

自分が、自分たちが、
苦労して作り上げた作品に対する誇り。

それを、踏みにじられている気がしたから。
だから、絶対に許せなかった。

もう、そういうあれやこれやが、
「レンアイ漫画家」第9話を見て溢れてきた。

そういう、「仕事観」というか、「作品観」というかを
しっかり凝縮させた上で、

ラブコメ要素も十分堪能できる、
素敵な第9話でした。

ラストでほっこりしたと思ったら、
10話はまたもや波乱の予感。

刈部さんとアイコさんの「キュン」を堪能できるかと思ったら、
またもやアイコさんが「私のせいだ……」になっちゃうのね(ノд-。)

それも、ネット予告見たら、
9話の比じゃないじゃない。

どうなるの、これ~~~~!!??






#ドラマ #レビュー #動画探索 #雑記

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レンアイ漫画家~違和感の正体~

thread
レンアイ漫画家、
ドラマにおける設定改変を批判する声の中で、

「原作のアイコはお金で動く人じゃない」
みたいなのを目にした気がするけど。

一方で、ドラマ化が決まる前に
書かれた原作レビューの中には、

「ヒロインがどうしてそこまでするのかわからない」
という声も多いんだよな……。

他人の子どものために、
偏屈な漫画家のムチャクチャな要求に、

どうしてそこまでして
応えるのかがわからない。

ヒロインに全く感情移入ができない。
そんな声が多い。

ドラマではその理屈付けとして、

アイコに「職無し」、「家無し」という設定を
追加したんだと思うのですよ。

だから、そこの改変に憤っている人って、
原作の違和感には気づかなかったんだろうな、と……。

「女性はたとえ他人の子であろうと、
子どもをほっとけない」っていう、

母性神話の持ち主なのかなぁと。

女性を都合よく捉えがちなのかなぁと。

ぶっちゃけ、
本当に子どものことを考えるなら、

原作のようなクズ男、
苅部清美の元に預けるよりも、

施設に預けた方が
よっぼどマシなんじゃないの???

……って思ってしまう。


#ドラマ #レビュー #漫画

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「答え合わせ」じゃおもしろくない。

thread
録画していた大河ドラマ、
「麒麟がくる」の最終回をようやく見ました。

もう、ね。
「是非もない」のこの重みよ。

帰蝶が信長に嫁ぐ際のセリフが重なって、
重たくて痺れました。

秀吉の「明智さまが天下をぐるりと回してくれる」にも
ぞくぞくした。

これはぜったい中国大返しを描くんだとばかり思ってたら、
淡々としたナレーションで終了。

えええええ~~~!?って思ってるうちに、
舞台は本能寺の変から3年後の世界へ。

ええええ~~~!?ちょっとぉ~~~!!!
って思ったけども。

これはこれで、良い終わり方かもしれないと、
最後まで見て思った。

正直、腹黒い秀吉の活躍を見たかったところだけど、
それじゃあ、主役が変わっちゃうしなぁ。

信長の最期についてもそうだよね。
舞を舞うのか舞わないのか、すごく注目して見てたけど。

この作品には、これが似つかわしいと、
そう思える描き方だった。

歴史上、信長が舞を舞ったのか舞わなかったのか。
どちらが正解かということではなくて。

この作品では、この展開では、
そうだよなと、そう思える描き方だった。

最終回全体を通じて、

主役はあくまでも明智光秀なのだと、
クライマックスはあくまでも本能寺の変なのだと、

そしてそれは、
決して華々しいショーではないのだと、

そんなメッセージがひしひしと伝わってきました。

あえて主役の「最期」を描かないことで、
視聴者に余韻を残す。

物語の味わい方を、残り香を、咀嚼の仕方を、
視聴者に託す。

そんな終わり方もあるのだなぁと。

誰もが知っている「結末」と、多くの「謎」。
その中に秘められた「ドラマ」を丁寧に描いて見せた。

これこそまさに、大河の醍醐味だと思います。

#ドラマ #レビュー

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