純白の花が、夜の闇に浮かんで咲いていますと、優雅な感じがするとともに、妖艶な雰囲気が漂います。
ヒルガオ科の【ヨルガオ(夜顔)】ですが、きれいな花だけにサツマイモ属とのイメージがわきません。
熱帯アメリカ原産のつる性植物で、現地では多年草ですが、寒い日本では越冬出来ず1年草扱いで4~5月頃が種まきの時期です。
ロート状の花姿で、夕方から咲き始め、翌朝にはしぼんでしまう<一日花>です。
この【ヨルガオ】のことを、夕方から咲き出しますので「ユウガオ(夕顔)」と呼ばれる人が多いのですが、標準和名の「ユウガオ」はウリ科の干瓢を作る野菜で、まったくの別種です。
紫式部は『源氏物語』の中で、「ユウガオ(夕顔)」の<一日花>にたとえて、薄命のヒロインを「夕顔」と名付けています。
夜の時間帯にこの【ヨルガオ】の受粉を助けるのが「エビガラスズメガ」で、長い口吻で花の奥の蜜を吸い取りに飛んできます。
庭に「アサガオ」と 「ヒルガオ」 と「ユウガオ」を植えていますと、一日中花が楽しめ時計代わりにもなります。 そんな粋で風流なお庭、ないかな。
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Posted at 2012-07-25 18:40
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Posted at 2012-07-26 03:44
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Posted at 2012-07-26 00:07
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Posted at 2012-07-26 09:58
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Posted at 2012-07-27 00:49
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