黄色の「小菊」を使用した<懸崖造り>で、長さ1メートルほどの作品です。 前年秋の差し芽したものを、摘心を繰り返しながら、かまぼこ上に隙間なく花を咲かせるにはかなりの技術が求められます。 写真のように、滝のように崖から垂れ下がった形に仕立てるのが「前垂れ型」と、静岡県から始まった主幹を左右に曲げながら垂れ下がった形をつくる「静岡型」があります。 盆栽から発達した形だと思いますが、こまやかな世話が必要で作り手の苦労を感じながら眺めておりました。